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2024年ジャンプ39号感想(読切『どくどく』掲載号) #WJ39

最近よく見ている動画。
ヴァルファーレって序盤から強化アイテムゲッツできるんですね。壁ぺろプレイがデフォなパトラちゃんが流石すぎる。


鵺の陰陽師

自爆するしかねえ輪入道さんの死体が生々しくてめちゃくちゃグロいっすね…思わずブラウザバックないしPC破壊したくなるようなグロさだし、川江先生はなんでも描けますね。これでも実はまだ意識が僅かにあるというタフさですが。塵状態でも未練タラタラになってそう。

スチームパンク系ジジイの意味深発言「鏖が消えない限り幻妖は篝弥市を巡る」「幻妖は死亡しても数百年後には再誕」。鏖は幻妖をボコボコ生み出す母なる存在ですが、要はまた1から育て直して別個体(記憶は継承されない?)の輪入道さんが復活できるんですかね?

輪入道さんは復活怪人枠になるにしても、終盤だとワンパンの的にされそうな悪寒。どちらかというと鏖が輪入道さん数体分育てて核兵器同然にバンバン自爆させる運用に起用しそうですけど。あのスチームパンク系ジジイならそんな悪知恵を吹き込んでも驚かないよ!

儡脊さんに皇隊長の重撃のグラビティ・ブリットが通用しないのは寧ろここでやられると困るからさておき、ロンズデーライトってなにその横文字!?ググったらツングースカ大爆発によって生み出された鉱物だそうです。要するに宇宙ヤバイ系アメリカンジョークですねHAHAHAHA

隊長たちが良い意味で緊張感無くて余裕で不敵な態度が良かったです!「腕落ちたんじゃねえのか?」と軽口叩く兵一さん洋七くんとか、業務的な態度の皇隊長とか、全く狼狽えてないマイペースな様子がすごくいい。こういうのは既に見慣れているようなベテランの風格を感じられます。

かといって隊長たちは決してナメていません。洋七くんの「~ス」口調はシリーズ累計発行部数1000万部の大人気格闘漫画みたいな挑発的口調スけど、皇隊長がこんなに長く力を使っているのは初めて、儡脊さんの令力消耗/Zeroという明言から期待通り儡脊さんの格は全然落ちないっス。

儡脊連行の案はなかなか思いつかなかったです。初めからムリゲーくさいから選択肢から排除したのもありますが、それでも兵一さんが3日かかると想定したのが地味にびっくり。不眠不休覚悟だろうけどそんな短期間でやれる余地あるんすか!?でも兵一さんならバリクソ信頼できる!!

洋七くんの霊殻纏装。七ノ助って皇隊長の式神のあだ名かと最初勘違いしちゃいましたよ!!だっていきなりエヴァンゲリオン最終号機みたいな姿に変身されると流石に混乱ですよ!『FGO』のブリトマート第一再臨みたいなヤツ?よく見るとイベルタルみたいなY型の鳥人間っぽい。

そもそも霊殻纏装ってなんやねんって話ですが、霊殻は霊衣の最終形態でありながら更にフォルムチェンジできるエンドレスコンテンツなんですかね?だから今回纏装モードでエヴァみたいにでかくなった?そのうちマクロスみたいになる奴も出てきて第n次スーパー陰陽大戦開幕ですね。

洋七くんってイキリボーイっぽいし、チビだから6人乗っても大丈Vなイナバ物置仕様になるほど図体がデカくなるのも納得といいますか。しかもこれまで他隊長のみと会話だった故に敬語だったのが今回鵺さんに「乗りな」とタメ口ですし。学郎くんとは時透くんみたいな関係になりそう。

洋七ではなく七ノ助と呼ばれて本人が不服ですが、これでもあだ名で呼ばれるだけでもマシです。初登場時は小僧呼びでしたからね皇隊長!つーか本作のことだから「実は同期に七ノ助(あるいは「七」が付く名前)がいた」とかやりそうですよ。さりげないギャグが激重案件ってやつ。

洋七くんは後々名前で呼ばれるハズとして、他の隊長たちもどう呼ばれているか気になるのが皇隊長のすごいところです。本筋には関係ない小ネタ要素ですが、思った以上に隊長たちが仲良くやれているから知りたくなるんですね。川江先生はほんとうにキャラメイキングが巧い定期。

意外とノリが良い(おもしろそう)⇒ポニカーに興味(おもしろ!)⇒喋り方が案外フランク(強者の風格!)⇒七ノ助呼び(距離近!)、トントン拍子でシームレスに皇隊長に魅力上昇していく…!本作はあだ名で呼ばれるケース多いですが、孫からの影響もあるんでしょうなあ。

***

「火車30%だ」「こいつ今何つった?」の流れはスッゲエゾクっときました!あの兵一さんが知ってるのか雷電ムーヴは余程の重大案件ですよ!でも火車ってそんな強い幻妖or式神なのか?けどあの兵一さんがだぜ?その実火車とは鏖の一角でしたヒョオオオオオオオオオオオオオオオ!?

「契約したのか、私以外の鏖と…」
解約して60年。大好きだった彼と再会してしまった鵺。
「お前と決闘するのは、私だと思ってた…」
テレレレレー↑
「今夜は、帰したくない(祭祀刀を壊すまで)」
ケータイ恋ゲーム「鵺の陰陽師」バンダイナムコ

とうとう出ちゃいましたね~、鏖。いつ出てくるのか待ち侘びたらここで来たか!!!まあ鵺さん鬼つええとか現状の最高戦力である儡脊さんと隊長たちがバチバチやり合って次に撤退は盛り下がるから想定できなくはないけど!既に儡脊さんが契約していたのは想定外すぎるよ!!

儡脊さんが鏖と契約していたのはぶっちゃけ唐突なんですが、そろそろ鏖が出てきていい頃合いだし、今回演出存在なにもかもすげえ衝撃だったので何故契約できたのかとかは今は保留したいくらいです。いちおうあくまで「契約」で「復活」ではないけど、それでもやはりヤバイ。

そうか、鏖との「契約」か…鵺さんと学郎くんが契約できた前例はあったので、今回の儡脊さんと火車も不可能ではないのは至極納得なのに、念頭に置かなかったですね…やーでも現状レベル4集団は鏖を「復活」させたいと言ってたからなあ。完全に意識をミスディレクションされました。

鏖登場の演出が秀逸で素晴らしかったです!今回ぼくが推したいのはやっぱり「第5封印墓所レベル5「次元泳統 火車」」の異名ですね!もうこれだけで絶対ヤバイマジ感を煽ってくれたわけですよ!川江先生も嗜んでいるだろう『FGO』っぽさが今週すげえ顕著だったわけですよ!

最近『FGO』奏章Ⅱ「不可逆廃棄孔イド」をクリアーしたので演出を意識しちゃうんですね。2部6章のケルヌンノスとかもか。戦闘前演出にクソデカ異名が表記されてて更に「勝てる気がしねえ…」なマジ感を煽られたんです。今回の火車はU-オルガマリーみたいだなって思いました!

というわけで儡脊さんの今カノ・火車さんです。誰よその女!!!!30%なので鵺さん同様人型の分体ですが明らかやべーやつにしか見えねー!!敗北をわからせられる予感も記憶喪失させてポニカープレイヤー化の余地も全然しねー!!UFO盡器も破壊できる気がしねー!おわりやね

火車はやはり『ゲゲゲの鬼太郎』『鬼灯の冷徹』にも登場した妖怪です。輪入道とは似て非なる存在ですが輪入道さんのママ説ありますねえ!化け猫の姿でもあるのでキャシー先輩との関係も微レ存?本作の火車は巨大なUFO型盡器が火を起こす車の役目なのでしょう。

その実、火車とは悪行を積み重ねた末に死んだ者の亡骸を奪うとされる妖怪です。あのそれ、儡脊さんのことじゃね…?鵺さんの大切な人を殺しただけで罪深案件じゃね…??まあ流石に早期でマヌケに殺されないだろうけど、いつ裏切ってもおかしくなさそうなんですがそれは…

火車の異名「次元泳統」ってどういうことなんですかね。泳統は造語。次元を自在に泳ぐように統べる?パルキアみたいなやべーやつ?同じ鏖の鵺さんも鵺空間がなんか色々すげえので、火車も火の海を起こして結界ごと消しててやべーくらいやべーのは分かったくらいやべーですね!

第5封印墓所って行方不明の藤乃隊長と副隊長の洋七くんが管理する第5支部担当ですよね?藤乃隊長マジで今何やってんの?内通者疑惑は時期早だし扉が閉められない件は仕方ないとしても、キナ臭さが半端ない藤乃家のことだからどうしても色眼鏡をかけたくなるんですがそれは…

***

隊長全員霊殻で超必ぶっぱする中、皇隊長の「全智の弓(パラメデス)」はなにひとりだけアーチャークラスの疑似サーヴァントみたいになってんすか!パラメデスはギリシャ神話の登場人物で、最初に数を発見し将棋の駒やサイコロを発明した人です。皇隊長は将棋も嗜みそうですね。

鵺さん以来に横文字ルビ振る人が登場ですが、皇隊長は元々中二ソウル持ちなのか鵺さんに感化されたのか。どちらにせよお茶目ですけどね!こんなおじいちゃんが「全智の弓(パラメデス)」って命名するのすげえジワるんですけど!部下全員ギリシャ属性付与しそうなんですけど!

洋七くんはイベルタルみたいな姿で「我昊砲身」なるエナジーボール発射とか、副隊長クラスになると人間やめるのか!?この子も大概ノリが変ですよ!鏖が登場しちまったのにひっそりトンチキですよ!鵺さんも夜営祭(ブラッドレイ)再演だし、一番マトモなのが兵一さんだよ!

4人がかりでも鏖の猛攻を阻止できない中、ラストにてゼノダークぶっぱの学郎くん!何気に鵺さんとの共闘実現化じゃないすかこれー!!鵺さんはデノダークは既に知ってるのかもしれませんが、今は感慨に浸ってる場合ではないけども共闘含めて成長を喜びたいでしょうねえ。

正直学郎くんが来てもこれムリゲーすぎひん?としか思えないんですが、鵺さんとの師弟共闘というシチュがブッ刺さったのでそれでなんとかなるかなあ、なったらいいなあと前向きに捉えています。次回石破ラブラブゼノブレ拳撃っても驚かないよ!つーか今週ラストもうそれっぽい!

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今後の展開について。儡脊さんって章ボスっぽいけど鵺さんとの因縁あるし終盤まで生き延びそうなんですが、他の鏖の扱いはどうなるんですかね。火車が死んだら他の鏖と再契約?レベル4集団とは異なる第三勢力や藤乃家が鏖と契約し、儡脊さんと一時共闘も有り得るのかな。

「サーヴァント全騎ORTクラスの聖杯戦争」ってイメージですね、鏖同士の戦いは。分体しか出せない(完全復活ではない)=宝具解放不可能なナーフをかけられた感じ。祭祀刀はパワーアップ要素も兼ねた聖杯みたいですね。もうまとめて数体契約して三すくみのバトロワでもいいですよ!

呪術廻戦

野薔薇さん復活は胸熱だし、眼帯装備でかっこいい漢女(おとめ)で嬉しいし、虎杖くんの涙目もグッと来たんですが………宿儺の指にフツーに共鳴り効くのかよ!?しかもノーリスクっぽい(野薔薇さんオッパッピーできる余裕がある)のがぶっ壊れ性能でやばない!?

いちおう野薔薇さんが目覚めてから半刻も経っていないと明言されたので、恐らく五条先生死亡以降と思われますが、決戦開始は復活まで延ばせばいいのにとツッコむのは野暮ですかね。そも意識を取り戻せる余地があるのか作中の皆さんは把握してたのか?

五条先生と宿儺さんのタイマン開幕前から野薔薇さん復活かつ共鳴りすれば嫌がらせとして効果ばつ牛ンで「これはあの女の……!!まずい!!」とピンチになってると思うとじわじわきますね。現に今週の宿儺さんは小物極まっててすげえ面白かったもん!

つーか宿儺さんは野薔薇さんの共鳴りに「まずい!!」って、前々から警戒視していたんですかね?それなら殺して死亡確認すべきなような…伏黒くんに夢中で肉体を奪えて慢心していたのが敗因のひとつのようです。もう野薔薇さんは特級扱いで良いと思います。

なんつーんすかねー、今週胸熱展開なのに同時にライブ感(キューティーハニー呪言処刑剣からずっとだけど)も強すぎて、ノイズになっててネックといいますか。半刻も経たず復活ってのもぶっちゃけ都合のいい言い訳・言い逃れで苦しいなあと思ってしまいました。

とはいえ野薔薇さんの復活時期をぼかすのも、仮に決戦前に復活していてもまさに「最初からやれよ」とマジレスしたいほど不満だろうしなあ…もう納得できる完璧な答えは出せない詰みか。だからサプライズ登場が一番良いと判断なのでしょう。わかります。

虎杖くんの謎左腕はブラフの為なのは納得…なんですが、うーん…胸熱要素ではないです。たぶん個人的に王道を往くパワーアップ要素と期待したはずが全然発揮できず、先週で謎腕結局なんだったんだよと決定的に盛り下がったのがデカイのかな。あと今週も説明くそなげえ。

長き戦いに終止符って煽ってますけど本当にこれで終わりだと不完全燃焼なんですが、伏黒くん解放、野薔薇さん到着、宿儺さんが最後にどうにか足掻いて最終形態めいた姿になって一年三銃士集合からのフルボッコですかね。 一億人呪霊問題は結局どう処理するんやろね。

あかね噺

志ぐま師匠登場による観客の熱気に「今迄寝てたのかっつー位」とひっそり朱音ちゃんdisるジャンボくんひでーな!!まあ師匠クラスなんだから眠気が吹っ飛ばないほうがおかしいでしょう。小林幸子が年末にラスボスを演じて絶対興奮するようなものです。

「五百人殺し」という物騒な演目から「"泣き"の志ぐま」は意味が変わる奴ですね…でもあの志ぐま師匠がそんなバカ正直に怖がらせる王道ホラーだなんてらしくないのでは?は解釈通りでした。開幕からとにかく丁寧、そこからシームレスなホラーへの導き方も丁寧で逆に怖かった。

今回の志ぐま師匠は「静」で会話メインで、でも動きが少ない分情報量も少なくてリアルではどんなふうになってるのか脳内再生しやすかったですね。死神登場からソレっぽいフキダシが見られたときの「出たわね。」感も良かったです。なんか志ぐま師匠と同化したようにも見えたな…

死神登場の見開きは素で怖かったです。死神自体はえんどコイチ先生みのあるデザイン(実際に『死神くん』を描いたのもあるけど)でこいつ単体だとそんな怖くはないんですが、背景が死後の世界みたいでこわかった…だので死神がガチで死へ導く奴に見えてきちゃったわけですよ。

本格的に怖くなるのは次回以降でしょうが、今週時点で言語化し難い不安を観客に植え付けただけでも大成功ですね。ふーむこれは朱音ちゃんにはパクっても生半可な結果になりそうです。ジャンボくんたちに今回の見開きを見せたとか一種の集団幻覚じみててこわい。

今週一番面白かったのはラストの火炎警報器誤作動の件です。最初「志ぐま師匠が因果律操作系落語で発動させたのか!」と思わせて、警報が鳴り続いても中断せず続け没入させる志ぐま師匠ヤバスってなりました。警報音をホラー演出に活かしているようでもあるんですがそれは!

火炎警報器誤作動はマジでシャレにならないので普通は直ちに中止させて避難誘導すべきですが、フィクションだから可能なハッタリとして最高に好きですねこういうの!志ぐま師匠はその気になれば絶妙なタイミングで落雷の轟音を鳴り響かせることが可能と言っても驚きませんよ!

ワンピース

「この男も当然動く」の煽りが良かったです。モルガンズさんは好きなキャラですが、担当さんもある種の信頼寄せてますね!今回も新情報ばらまきたくて仕方ないくらい楽しそうなのが好きで、その一方ビビから大ウソ拡声器扱いされるイジられっぷりも良かったです。

世界が海に沈んでも空があるぜ!仮にガチ水没ルート展開の場合モルガンズさんは空から高みの見物にはならず、でも海上で巧くやれてほしいです。今週のビビにボロクソ言われるくらい飴と鞭のバランスが良い人生を送ってほしいです。絶妙なヘイト要員なんですよね。

今週の黄猿さんドチャクソかっこよかったです。友を殺したくなかった本音は表情から隠し切れないけども、海軍としての仕事を全うした上で赤犬さんに「疑うヒマァあんならよ!!てめェの目で見て来いやクソガキ!!!」と啖呵切るの最高にかっこよすぎませんか…!?

今後またルフィに立ちはだかるでしょうが、黄猿さんは十分報われてほしいし幸せに生きて欲しいです。敢えて本音を訴えなかった(親友殺しに軽く触れた程度)のはかっこよかったけど、誰にも吐き出せない苦しさはあるでしょう…つーかこんな感情爆発過去最高っすよ。

SAKAMOTO DAYS

「ギャンブルにハマるやつはおバカだ」でふと思ったんですが、本作もソシャゲ化したらどうするんでしょうか。葵さんが坂本商店でニコニコ笑顔で有償石を取り扱っていたら解釈違いになりそうなんですがそれは!あーでもブルアカみたいなアイテムショップにすりゃマイペンライか。

今週でトーレスさんのスタンスが大分分かって興味深くなりました。銃弾は高いから低額なものを利用するローコスト系の殺し屋ってありそでなかったですね。『バイオハザード』におけるナイフ縛りみたいですが、ギャンブル以外にはコストをかけたくないのは多少共感できますね。

ぼくはギャンブルしないけど(ソシャゲ課金はたまにするけど)、例えば欲しいものの為に食費や交通費を多少抑えるのあるあるなんですよ。自分にとって一番重要なものの為に他を犠牲にするローコストライフはわかりみあるんですね。トーレスさんの家計簿が見てみたいです。

モノレールの床を斬るのタマヒュン案件で鬼こええ!自称高所恐怖症のぼくに大ダメージ!トーレスさんはこんな俊敏なら殺し屋ではない何かに活かして金を稼げるのでは…??と説得してもやっぱり殺し屋が一番カネ稼げるからで話が終わりそうです。うーん、才能の無駄遣い!

坂本さんの弱点「運に身を任せすぎ」はしっくりくる指摘。これまで身の回りの道具を武器化させたのは良く言えばアドリブに強く適応力は高いです。でも毎度そうとは限らないから賭けです。アトラクション性ほぼ皆無な砂漠に放り込まれたら大分選択肢が阻まるでしょうしね。

僕とロボコ

女・子供もギャンブルをやるのは案外間違っていないです。講談社の「なかよし」という女児向け雑誌に深夜アニメのタイアップとして麻雀セットが付録についてきたくらいですからね。最初見たときは困惑だったけど、Mリーグの流行によって需要化されたと思うとすごい時代です。

「膝」の麻雀牌という前フリがあったとはいえ、「四関節」はフツーにありそうだなと最初流してしまいました。「関節」はそりゃあおかしいですけど、「四関」の二文字で既に麻雀界隈に知られてて当然だなと脳が認識しちゃったんですね。中華料理店でも見られそうな二文字です。

悪祓士のキヨシくん

要するにキヨシくんは史上最強と呼ばれているほど鬼つええけど世間ではまだ中堅クラス、多少マトモに評価されているサイタマ先生みたいなポジションなんですね。「祓える悪魔」ってそのクラスを倒せる強さではなくて許可って意味?違反してまで今倒すべき展開はやりそう。

カグラバチ

神奈備が今のところクソ寄りの印象な一方、多福さんが癒しの良心です。こいつだけは絶対に裏切らないだろう信頼を地味に少しずつ積み重ねてきて安堵できるといいますか。転送実験とかハクリくんの気遣いもだけど、無理のない仲良しになってたのが今週最大の清涼剤です。

緋雪さんの証言「悪党しか斬らない」はチヒロくんのザコ狩り描写と上手く噛み合ってて説得力あっていいなあと感心しました。馬鹿の一つ覚えな負の描写が地道な肯寄りの描写へ印象逆転させたのは面白い試みだし、真っ当な美点をちゃんと他人に評価されるのは嬉しい展開です。

ウィッチウォッチ

チャミーちゃんは待望のメスガキ枠だぜヒャッポーイとキャッキャしてたら案外しっかり者の小5でした勝手極まりないメスガキ判定サーセンした。車での会話はこの子もジャーマネさんもどちらとも言い分がまちがっていないのが良い意味でもどかしくて地味に興味深かったです。

ガクセーはガクセーらしく同年代の子と遊ぶべきですけど、子供の期間は案外短いですからねえ。それを分かって言えるのは大人だけなのでしょう。子供はまだ体感時間を掴めていない、短いって実感は得られていませんから。まあそんなに真剣に悩まないほうが一番の薬ですが。

チャミーちゃんは最初眼力系魔女と思いこんでて、でも指もなんか使っているのはううんどういうことだ。実のところ召喚の魔女なので魔神が憑いてましたズェッテースタンド扱いされるやつ!!同じ魔女なのでスタンド使いは惹かれ合うルールは魔女界隈と似てますね!

どくどく

『仄見える少年』の作画を務めた松浦健人先生が4ヵ月ぶりに本誌で戻ってきました。『アオのハコ』の三浦糀先生を原作に起用したので実験企画と思われますが、松浦先生は最近推されているのでしょうか。三度目の正直として今後はヒットしてほしい画力なんですよねー。

上手く言えないけど三浦先生のエッセンスが見られた読切でした。冒頭のナレーションとかデフォルメとか油絵の匂いとか最後の恋のはじまりとか、抽象的なんですけどなんとなく要素要素で発見できる感じ。うーんでも感想書き辛いな。『アオのハコ』大学if編がこんな感じ?

「これ松浦先生の絵でやる必要ある?」という意見は見られると思います。ぼくも多少そんな気持ちはなくないです。小宮山さんはかわいいし、吉田くんもかわいいし、結果的に松浦先生の絵で見れてよかった派ですけどね。更に言えば、三浦先生の絵で脳内補完できる強みもありました。

たぶん今回松浦先生を起用したのはラストでの絵画でしょうかね。キャラ背景作画は三浦先生にやってこの絵画だけ松浦先生だけって手もやれそうだけど、それだと浮いてしまいそうな予感もします。今回の絵画は松浦先生がTwitterにアップしてそう感がありましたね。

しかし『どくどく』だなんてわざマシン06みたいな物騒なタイトルだなと思ったら、その実世界が動き出したオノマトペでした。この綺麗な作劇からいつ猛毒で殺すサイコホラーになってしまうのかと先週からハラハラしてました。三浦先生をもっと信頼すべきだと自省しております。

キルアオ

ヨカッタ…幻獣組の話題になってくれてヨカッタ…先週の大人が割り込む話は…………うん…でしたが、今週の幻獣組希少種(ユニコーン・レアクラス)の投入は大歓迎です。他校からの刺客で世界観とトンデモ描写の自由度が広がってくれました。こういうトンチキさはワクワクしますね。

現編集長の斎藤さんが過去に「『ラゴンボ』の敵キャラは何故いつも二人組なのか」というコラムを書いていたのですが、今週の新キャラもその好例に当てはまってますね。パワー系と紳士系の水と油めいたコンビ。一体どんな関係なのか、ギャップがあって気になるフックになっています。

今思い返してみると『黒子のバスケ』も二人組のパティーンが多くて、キャラが掴みやすく会話劇も自然にノレていました。天馬くんは魅力的な子だと思うけど横の繋がりは現時点で乏しいので、今回のタッグマッチはまさに好機です。今から補強できる余地は十分にあります。

ひまてん!

スゴイシツレイながらデートなのに叶さんなんだか地味な服装だなと思ってしまいました。THE私服だとは思うし、これをダサいとdisる人の心がない奴は今日日いないでしょうが、ぼくは見ていて嬉しくてキュートでかわいい服をどうしても求めたくなるのです。

夜桜さんちの大作戦

四怨姉さんはえろいえろいとよく言われてて、ぼくはそこまでではなかったのですが、今週のセンターカラーは初めてまじめにえろいなと思いました。格好がえろいのは勿論ですが、ホワイトカラーがかえって肌色を際立たせているからなのでしょうか。教えてえろい人。

今回のバトルは四怨姉さんなんでもありすぎじゃね…??空間をバグらせてもはや独壇場になってるのは面白いけどそれはどうなんだ…?と気になったので、決着後にクソゲー判定喰らっていたのは良かったです。傍から見れば良い大人が炎上案件してるみたいだもんな…!

逃げ上手の若君

今週めっちゃ泣きました。正直に申し上げますと松井先生の漫画で泣いたのは今回初めてです。『ネウロ』の春川教授の最期は今でも感動させられるし、『暗殺教室』はあんなクッソかわいい殺せんせーを生かしてやりたかったくらい喪失感が強かったけど、泣くほどではなかった。

今週まず松姫との回想でクッソ悶えたわけですよ!声を出せなくても血に塗れた顔を拭い、一輪の花として返り咲かせてやるイケメンムーヴえっまってむりしんどいくそ尊い………マジのガチで素敵すぎて変な声が出たわけですよ!夢女生産機にして顔面種族値600なわけですよ!

えっまって、こんな素敵なイケメン殺すのはマジどん判ですよね?松姫以外にもたくさん美女発見伝で花園を築けばいいのは常識ですよね?最初悶えたのが、この素敵神対応に涙が出ちゃったんですよね。まあぼくは普段からイケメンムーヴには嬉し涙が出ちゃうクチですけどね!

時行くんへの贈り物は暫しの別れとなるも派手に迎えさせてくれる一品かなと思ったわけですよ。思いたかったわけですよ。遺品だなんて思いたくなかったわけですよ。………見開きで絶句しました。いやこれは…美しく救いもあった最期…ですけど………悪ぃ、やっぱつれぇわ………

以前史実ネタバレ踏んだし、最近の展開から命短しを覚悟していましたが、いざ見届けるとうん…つれえわ。これまでの連載3年半の中僅か一年と数ヶ月もの出番、そう長くも短くもな尺でしたが、時行くんの義兄めいた立場としてぼくの中でとても大きな存在だったなと再確認です。

今週は時行くんと同調できたのも強かったです。泣くしかないのは勿論、「喪って泣くのは今日限りです」が激しく同意でした。この涙を他の誰にも奪われたくないんですよね。また新キャラ出てお涙頂戴されたくない。いやそれは良いことなんですけどね。今回が最高にしたいんや。

願いのアストロ

シオウさんが小物なのもクッソしょうもないけど、この前の王の格然り今回の「とんでもねーバケモン」と持ち上げる発言然り、全然そう思えない説得力皆無な主人公age描写いい加減やめませんか。実は10%の力でしか殴っていない唐突な数値化もなろう主人公みたいでキツい。

アンデッドアンラック

先週に引き続き展開にスピード感を強く感じられて面白かったです。細かい点をさておいてノレるといいますか。アンディ完全復活&帰還もここまで長かったけど、「いいね!最高だ!」の十八番に相応しい演出でグッと来ました。かっこよかったです。

超巡!超条先輩

先輩はカス虫だけど最近良いことやってるからマトモに評価されてほしいのに、「昔からそれなりのことをした」なんだなんだ…?悲しい過去が先輩に同情できる激重案件…?カス虫化のトリガー…?由基さんあなたのせいじゃないですよね…?なんかハードル上げてませんかね。

で、今回のカブキTVの撮影許可は由基さんのせいでした解釈通り!!あの人ズェッテー「巡の良い所が全国放映されている…!配信もだ…!」って発狂するんでしょうね!でも先輩の美点を広めたい真っ当な善行かもしれません。由基さんは厄介な独善者じゃないのも美点ですよ。

先輩ってやっぱり黙っていればイケメンだなあと再確認でした。今回黙々と事務所していると「えっなにこの激レア先輩!?」と地味にびっくりしましたよ!真っ当に警官らしい姿なのに…!つーかこういう普通の姿を見せつけて民間人から好感度稼ぎできるのではないでしょうか?

今週終盤のイケメンムーヴ先輩は「これ由基さんに魅せられなかったの気の毒だな…」がいの一番に出てきた感想でした。先輩って案外謙虚な一面もあって、今この場に由基さんがいたらどう声をかけるんだろう…キモさを封じて慰めてくれるのかなあ。(と強く期待すべきか悩む)

クソガキたちにモノマネされているのを見られて恥ずかしがっている先輩かわいい!良い(?)大人なのもあるけど「このガキャ~!!」と手を出せないのも好感度稼ぎに繋がると思いたいですね。ぼくはかわいいとこ見られてほっこりできたし、やっぱりWin-Winが一番なんや。

極東ネクロマンス

もう読み流し気味なせいもあるんですが、耀司さんと龍さんの関係がいまいち掴めていないからか今週の会話劇(匂い云々)は入り込めなかったです。久々に那波先生らしいメランコリー要素なのに巧いことが言えていない気がします。

さいくるびより

ねむるくんって名前の割に全然睡眠要素がないんですけど(そこは地味に気になるフックにしてなんでスルーするんだよとツッコみたい問題でもある)、サイクは「二つ」あったッ!な展開がはじまって睡眠系サイクでお母さんの問題解決になるんですかね。

妖怪バスター村上

タイムリーなことに最近あったイルカが子供を襲う事件にショックを受けましてね…りんかるくんとかかわいいのに。ここ最近真っ当に面白いけど今週結構良い感じです。村上がぐぬぬってくそまじめに悩んだり暫定ドラゴン発言がツボったりと面白い主人公になってきています。

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