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2024年ジャンプ34号感想(読切『メメント・イン九龍』掲載号) #WJ34

最近よく見ている動画。
こしたんダンスを見ているんです。もうはまっちゃって…ここんとこ毎日です。こしたんは麻薬ですね。


鵺の陰陽師

兵一さんは今週も顔が良いな…超良いズェ…とうっとりしてたら初のギャグ顔で鵺空間堕ち決定ェ つーか毎日定期時刻に鵺さんと必ず打ち合わせとか距離感バグってんですけど!確かに打ち合わせは大事ですけど、モストデンジャラスコンビを組めるほどの犬猿の仲なんですけど!

兵一さんが軍帽を取るコマが萌え袖っぽくってかわいいです。ブルアカのイブキちゃんみたいでかわいい。学帽、軍服、金髪、くまぬい所持。兵一さんはイブキちゃんだった…?まあ幼女化した生徒はあっちにいるしな。どちらかというと容姿や顔はトンチキ要素皆無なマコト先輩です。

土岡さん幻妖みえるひとになっちゃった件。病院での優ちゃんに引き続き一般人に次々目撃されると復元部隊の手間が増えそう(幻妖の存在が世間に公表フラグ)ですが、まあ先輩や四衲ちゃんなら秘匿せず報告してくれるでしょう。本作はそのへん怠らずしっかりやってくれるので。

四衲ちゃんが白馬の王子様みたいになっとるー!またイケメン女子が増えた!これは土岡さんの友人にして男勝りだからこそできるムーヴ!物騒な物音が聴こえても「これは仲間が頑張ってる音なんだ」と安心させたのが良かったです。台詞回しが若干拙いのが歳相応でかえって良い。

紫電六花二片はレーザーや自身の周囲攻撃(半径約10m?)で結構オールラウンダー。耐久力はヤワな眇の鴉合とは相性最悪ですね。一気にまとめて蹴散らされると淵廟クラス(階級2)では流石にレベル4に立ち向かえないか。でもいざというときにポジチェンしてくれると期待したい…!

狂骨さんの無数の手は8話(ゼノブレード初披露回)の「艮」!あのときは棘のような形状でしたが、出力70%となればいよいよ本来の狂骨らしく髑髏の手になる(完成される)って寸法ですね…!こりゃまたパーフェクト狂骨さんの登場が楽しみになってきたわけですよ。

狂骨の手骨で触れられたものには呪い侵食。主人公側がやる手段じゃねー!自ら盡器を破壊する依子さんのアドリブ力もヤバいですが、これ破壊せずに呪いがかかったままの場合はどうなるんでしょうか?盡器を動かせないってことは、ソレ自体を乗っ取るように支配しているのかな。

レーザーを撃った機体にも呪い付与とか狂骨さん鬼つええ!!なにこのクソゲー!?やり方自体は面白いしクッソ愉悦なんですけど、せっかく盡器破壊して解呪と思わせてミイラ取りよろしく侵食伝染はずるない!?初見殺しすぎひん!?まあでも維持時間10秒ならこれくらいアリか。

レベル4は再生できるので自身ごと狂骨さん目掛けて高出力レーザーを躊躇なく放てる依子さんも大概バケモンメンタルですね…覚悟ガンギマリです。敵ながらこういう思い切った判断は好感触です。これ仮に仲間化したら誰かを守るために自己犠牲やってくれるんじゃないかな。

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依子さんの残りの盡器にも呪い侵食させて井戸淵焔でフィニッシュ!ここでタイマーストップ!記録10秒!完走した感想ですが…なにっ な なんだあっ 念のため半分しか盡器を出さなかったって、これがサブタイの「2つの盡器」いや違うか?つーか待て待て待てそっちもズルやんけ!!

えーまって待てよ、紫電六花二片って機体6つあって対照的に並んでるから3*2=6じゃなくて、名称から直球に6*2=12なの!?まあそれは想定できなくはないんですけど、複数機ある盡器は一度に全部出さなくていい仕様が今回初めて明かされちゃあマジ初見殺し案件じゃないですかね!

紫電六花二片の残り機体6つ出現時の十字架はなんなんですかね?盡器を保管するモンスターボール的なヤツ?つーかシルエットのせいか使徒みがあってかっこいいな!川江先生はヒラコーリスペクトしているから十字架が出てきても謎の納得感があるな!これは先週もでした。

必殺技名を叫ぶのはアツいと主張する人もいればダサいと冷笑する逆張りマンもいますけど、名前で相手を欺く戦法は必然にしてドチャクソパクりたい手法ですね!宝具解放は真名バレになるデメリットを持つサーヴァントみたいな面白味です。まあプリデンターの存在もありますけどね。

先週から依子さん仲間化説を立てまくってるぼくですが、紫電六花二片の仕様は決定打でしょう。いずれ12体全部豪華絢爛にレーザーぶっぱするやつじゃん!!と。見てみたいやつじゃん!!と。これは有力説ですね…間違いない。野獣先輩冬説ばりに自信あるってはっきりわかんだね!

代葉ちゃんの命は獲らないが足と盡器を潰した依子さんで『Sporting Salt』の橘さんを思い出したのはぼくだけでいいです。なんでそこで10年前のネクロノミコンを思い出しちゃうんかなあぼくは。依子さんは女子供には優しいから殺さないキャラだと信頼を置いていたんですけどね!

「じゃから兵士は嫌いなんじゃ」ってなんだろ?先週の「たかが一兵卒なら」発言といい依子さんに悲しい過去案件の判断材料?兵士=弱者?これは名推理ですが、白沢は世の害を除く為に忠言した神獣なので無益な戦いは避けたい、故に女子供は殺せない性格なのかなと予想します。

再生能力を封印された輪入道さんに辛辣(今のお前も一兵卒にすぎない的な)なのも依子さんのスタンスの根拠なのかも。念の為とはいえ紫電六花二片は全部出さなかったのも省エネ気質に見えてきます。我ながら深読みしすぎですが、そうするくらい依子さんのことが気になります。

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代葉に悲しい過去…狂骨との適合実験は予想以上にムゴすぎひん!?なにこれ狂骨さんの呪いに耐えられるかどうかの実験なの!?そんなガチャ感覚で実行すんなよと!そりゃあ代葉ちゃんの両親は守ろうとしますよ!最近霊圧消失気味なハゲのヘイトが再びブーストかけてきましたよ!

狂骨さんも気の毒だよな…本人はこんなことしたいヤツには見えないです。代葉ちゃんも幻妖のスタンスを理解っていながら今ではかけがえのないパートナーになったのでしょう?このふたりって似たもの同士ではないでしょうか。同じ道具な立場ですし。成程これは人と幻妖の物語。

代葉に微笑ましい現在…今では友達がたくさんできて「ここに居たい」と強い本心を抱えるほど大分脳を焼かれているのは感慨深いです。だのに、その友達の中にエッチすぎるんだろくんがいてかなり大爆笑!!しかもセンターだよ!真剣なシリアスの最中に笑わせるんじゃねーよ!

まあね、全然良いですよエッチすぎんだろくんが友達のひとりでも!寧ろ不憫気味な彼がそっと救われて清涼感あるわけですよ!なんなら代葉ちゃんはすごい数の友達が集まってきている状態になりゃあいいわけですよ!『ワイルドアームズ2』のラスバト元気玉展開みたいなわけですよ!!

しかしこのタイミングで久々に代葉ちゃんの心理描写が見られると、藤乃家編セカンドイグニッションは猛暑を超えた頃合いにやってくれるのでしょうか。まさかハゲがこのタイミングでヘイト1グランプリに殴り込みは想定外でしたからね!もう負の螺旋なんてぶちころがすべきだよ!

代葉ちゃんの禁断の「ここに居たい」"三度打ち"はマジのガチで本心なのが分かるマジ感提供なのも良かったです。元よりぼくは察しの通り代葉ちゃん救われておねがシャスの精神ですが、言えたじゃねえか。聞けてよかった。そりゃ居てえでしょ。

代葉ちゃんの村編での古賀さんみたいな髪型って今回回想NYでの鵺さんに感化されてこうなったんですかね?逆に鵺さんが感化された?まあどちらでも距離を縮めてくれて尊いのでヨシ!ところで代葉ちゃんはPVで東山奈央さんが演じたから団子ヘアーはしまりんみがすげえな!」

NOT命令、YES信頼。代葉ちゃんは藤乃家での任務は全然信頼を置かれた様子じゃなかったですね…「出来ないならばお前の存在意義は無い」と言われ、任務遂行しても全く気を遣われず。学郎くんに任されたときはさぞ嬉しかったでしょう。そりゃあ全力で立ち上がるしかないですよ。

代葉ちゃんの盡器覚醒鬼かっけえ!!狂骨さんの盡器解放によって自らの盡器も一定時間覚醒、井戸淵焔を模倣したデザインは完全にオーバーソウル!川江先生も愛読された『シャーマンキング』リスペクト!なんかアラガミを喰らいそうな禍々しいデザインですけど、ぶ熱いじゃねえか!

学郎くんのゼノダークとは真逆ですね。あれは鵺さんからの借り物のゼノブレに本人の盡器特性を乗せたもので、代葉ちゃんは自分の盡器に狂骨さんの盡器を上乗せ。どのみち盡器悪魔合体ですね。一時退場した狂骨さんも置土産を残せたようでご満悦でしょう。つーか共闘感あるよ!

代葉ちゃんの覚醒は学郎くんと同じ状態らしいですが、感情の昂りがトリガーでもあるんですかね?学郎くんは先輩が傷つけられて怒りを露わにした様子。一方今回の代葉ちゃんは仲間の頼みに全力で応えたい激重感情。ぶっちゃけ覚醒は感情論くさいけど、展開にノレるから大正義です。

代葉ちゃんが得意気にアルカイックスマイルキメてくれたのも良かったです!先週今週と良い顔してんな!初登場時もアルスマは見られたけどあれは敵意で、今回はおっぱいのついたイケメンです。好意的に一転攻勢を物語ってくれているようでぶ熱いじゃねえか!勝ったなガハハ!

今週も一気にラストでぶ熱く盛り上げてくれましたね~!正直見た目的には井戸淵焔のほうが派手で強そう。しかし肝心のピリオド担当は代葉ちゃんだから、この子にド派手にキメてくれる期待値を高める新盡器デザインは想定外でした。一時変化だからメガシンカ的なやつかな?

今週サブタイ「2つの盡器」ってダブルミーニングなんですかね?最初依子さんかと思ったら単に半分ひっこめただけですし。代葉ちゃんと狂骨さんそれぞれのなのか、代葉ちゃん本来の染離改と狂骨オーバーソウル染離なのか。まあサブタイ回収しないってことは解釈お任せでしょう。

ワンピース

連載27周年記念号に相応しい、久々に満足できた決着回でした。ぼくもひっそり「ベガパンクの演説なげーよくどいーよ」と思ったクチでして。バックナンバーチェキったら13号(2月26日発売)って5ヶ月もかよと!やっと演説終わった…って解放感はあります。

今回一番良かったというか意外なのはニカ状態でもルフィが理性あって気遣いできる一面です。いつも以上にイカレモードの印象が強かったのに…!ボニーの心情を汲み取って今回の主役をお前に譲ってやったのは謎の感動を覚えましたよ!共感しかなかった!

サターン聖フルボッコは要塞みたいな構図が好きです!ボニーにフィニッシュブローを担当し、ルフィがそれを囲むようにラッシュでボコるのは最悪の世代共闘として胸熱!豪華絢爛!もう麦わら一味へPTinは大歓迎の精神ですよ!それくらい最高のシチュだった!

クッソ長かったベガパンク演説も、最後のワンピース争奪戦の煽り方で高揚感を高めてきてくれて、なんだかんだで終わり良ければ総て良しの好例です。しかしシャンクスが一体何を考えているのか分からない表情が怖い。いや優しそうに見えるけど、不気味くない…?

あかね噺

うらら師匠はなんで志ぐま師匠にくん付けなんやとか、朱音ちゃんがちゃんとやるようには見えないサイヤ人メンタルめいた表情とか、気になる点を回収してくれます。後者はせっかくチャンスを貰ったんだからちゃんとすることより喜びが顔に現れて全然良い共感ポイントなんですけどね。

さらっと水に流されちゃってスッゲエモヤモヤなんですけど、ほんとなんで志ぐまくん呼びなんでしょうかね?歳は離れているだろうに。大穴説にして逆転の発想をするなら、志ぐま師匠自ら求めた呼び名説?うーむこの謎が回収されるまで果たして頭の片隅に覚えていられるでしょうか。

お金の件はそもそも実費で色々用意しなきゃいけないの!?⇒おっ父からのお高いおこづかいイェーイ!⇒受け取らないのしっかりしてんじゃん…わかりみだわ…と読んでて考えが二転三転しまくってました。まあ落語家ってそんなに金に困ってるイメージないですけどね、実費かあ~…

おっ父が接待ゴルフできているほど今の仕事が順調なのが分かって良かったです。元落語家として慕われ、会話が弾んでいるのが想像できますからね。残業の二文字は複雑なお気持ちになれますけど、それなりに忙しいなら上手く出世できてるんだとポジティブに考えたいです。

からひかキテる…!ちょうキテる…!正直に言いますと「マジでくっつくよりも、既にそうなってるように見える今の距離感スゲー好き!」です!要はまあライバル関係上等ですね!付き合ってからもライバル関係維持ならクソエモやんけェ!!とキャッキャしてそうですけど!

今週実質繋ぎ回なんですが、久々の休暇回で3パートに分かれる回でもあります。からひかパートは会話劇の小気味良さが面白かった!最終回発情期疑惑を否定する代わりに激重感情の提供でイジられるのが良かった。改めてこのポケモン御三家みたいな三人のバランス感覚は見事ですね。

僕のヒーローアカデミア

飯田くんの後ろに隠れてるかっちゃん轟くんかわいい!!轟くんはこういうの不得意そうだから納得だとして、かっちゃんが怯んでいる姿がクッソレア!確かにこの子は異性との交流はあんまりないですからねえ。ミルコさんはおっぱいのついたイケメンだし。

学園ノリがクッソ久々でなつかしすぎてマジで再来週で終わっちゃうのがとても信じられません。この不思議な気持ちは『家庭教師ヒットマンREBORN!』以来です。要はもっと読ませてください。単行本ストック的にGIGA後日残を予想しておりますが。

復旧作業のくだりはなんか空気感というか、読み心地が良かったですね。作業して、握り飯食って、後輩とも交流して、失われた学校行事を取り戻せた気分。…あーやっぱこういう話もっと読みてえ!カウントダウンされてから気付く、尊い残り時間ですよ…

エッジショットさんは明後日の方向で生存確認!ドチャクソゆるキャラ感ありまくりでかわいい!『王様ランキング』のカゲちゃんみがある!かっちゃん本人がだいなま化するのは流石にまずいから、代わりに彼でやったみたいなんですけど!

かっちゃんはエッジショットさんに軽く敬語で接している関係性が好きなので、もうこの子の肩にピカチュウ感覚で立っているマスコットになっていい…というか単純にぼくが見たいだけですねそれ!ガイナ立ちしている姿がクッソしっくりきてると思うの。

お茶子ちゃんが最終回発情期やりそうなムードなのは構わないのに、不穏なズキン連発とかLINE既読とかクッソ不穏に煽ってくるじゃん…隠し持っていた激重感情は一体なんなの!?と焦らされています。それよか結局この前の謎の新キャラ回収は…??

マンガ感想文コンクール2024

感想書くことしか取り柄のないぼくの為の企画じゃん!おっしゃ18年ジャンプ感想やってる老害のぼくが最強の言語化してやんぜ~!と思ったら応募資格が高校生まででしたぴえん。入賞者は学校名も公表するので年齢詐称はダメです。ぼくは水乃月学園出身です。

特設サイトのおすすめ漫画は選出されるでしょうな的作品が多い中、『きみが死ぬまで恋をしたい』があってびっくりしました。だって百合姫連載ですわよ!現役学生が百合漫画の感想!?勿論興味深いですわゾ!まあ『百合男子』の花寺くんも高2でしてよ。

ウィッチウォッチ

絶対間違えるの前提な伝言ゲームのような企画からまず面白い。断片的情報をヒントにどのようなものを出してくるのかは期待通り明後日の方向。されど判断材料は納得でs「時雨とガーディアン」だけはねーわ!なんだその「かっとび烈火」ばりのクソダサタイトル!

楊枝模型は幼児向けじゃねーだろと本来ならマジレス不可避なんですが、モイちゃんは異常ニコ愛者だからその歪んだ答えに疑問を持つことはないだろうなと納得できてしまったのが怖いです。まさにツッコミ不在の恐怖になるところだった…!ボケとツッコミは重要な番いですね。

オチは大団円めいててすごい良かったです!これまで紹介したプレゼンは無駄にせずフル活用させるのが全員救済されてハッピーハッピーやんケな気持ちになれました。ニコちゃん本人は不服ですけど、「時雨とガーディアン」はいつしか大活躍の陽の光を浴びると信じましょう。

カグラバチ

蔵の中の人たちはこの前のねーちゃん含めて助けてやりたくなる思い入れが全然ないので、今回の救済展開はなんか義務的に善人ムーヴやってんなとしか思えなかったです。京羅さんがオークション会場で妖刀の力をふるったのはパニックホラーめいてていいんじゃないすかね。

夜桜さんちの大作戦

旦さんがバケモノじみててきもいよー!これまでは「ラスボスだしサイコだけど憎めないおじさん」だったんですが、今回の身体乗っ取りはぞっときました。でも半目になっているコマは意外とかっこいい…かも?瞳孔が開いているから抵抗があるのかもしれません。

ひまてん!

叶さんが登場するたびに「小野寺さん…いや叶さん!」ってなります。ジョニー・ザ・ファーステストを山田一郎とうっかり呼び間違えるかの如く。今回ひまりんがかわいーかわいーと仲良くしてくれたのも小野寺さんと千棘のソレがデジャヴっておりました。百合営業ではないです。

殿一弁当をひまりんが作ったものだと思い込ませる、ニセコイならぬニセベン!もう13年前の漫画なのに今更擦っているのが申し訳ないくらいポストニセコイです。ぼくは小野寺さんと誕生日が同じなんだから忘れるほうがキムチ幻聴ばりに絶対おかしいってそれ一番言われてるから。

SAKAMOTO DAYS

今週のプロットは予想通りな答え合わせですが、有月さんにちゃんと同情できる悲しい過去になっていました。リオンさんが彼にとって唯一の光なのは分かっていたことながらも共感余裕、故に救済欲が高まるといいますか。ちゃんと彼女を見てくれたのが嬉しいし好感触です。

有月さんがぶっ壊れたのも納得を超えた納得ですが、一人称が僕から俺になったのは過度のストレスによる別人格誕生ないし覚悟完了の現れ?少なくとも善人(僕)の彼はもう二度と帰ってこないんでしょうね…ある意味リオンさんと心中したみたいなんですがそれは。

麻樹会長は期待を裏切らないクズで寧ろほっとしました。有月さんがなんでこいつ生きてんの?と疑問だったのも良かった。まじほんそれ。「これがお前の愚かな選択が招いた結果だよ」とは最初から掌中に収めているみたいですが、スラーさんは猛烈にこいつをぶっ壊してほしい。

メメント・イン九龍

3年前『VROOM!!!』で金未来杯にエントリーされた町田麗也先生の新作読切です。あれは画力全振りで最後の突き抜けた演出が素直に気に入ったのだけれど惜しくも『人造人間100』が優勝でした。TDN原稿受取係だった前担当から一転、現担当が浅井さんなのは期待大です。

で、読んだ感想なんですが…良くも悪くもそつのない読切でした。画力は高いしアクションシーンは今作も見所さんですが、お話は予想の範疇内でした。いや導入は良かったんですよ。師匠の宿敵であるキョンシーがその師匠の葬儀に参列するのはありそでなかった企画性でした。

「化物が人間に感化される物語」の枠を超えられなかった印象でした。どのみちバトル漫画なので雑にやられやくを出して倒す予定調和でも構いません。個人的ネックなのがキャラを好きになる前に終わってしまった。好きになれるフックがみつからなかった。そんな漫画です。

僕とロボコ

『ひまてん!』がニセコイを継ぐ男だと?ならロボコはエセコイや!ザコシャインラブはキレッキレなパロで爆笑しました!案外ありそでなかったフレーズ!ザクシャインラブって正直謎フレーズなんですが(ポーランド語と英語が悪魔合体だし)、このパロディの為だった…!?

齊藤さんがドチャクソ狂暴でやべーやつなのはネタ抜きに解釈一致です。いやおもしれー男だし個人的に信頼度MAXなので新編集長もねんがんのソレなんですけどね。でも藤巻先生がガチで殺意を覚えている時点でお察しいただきたいのです…!そのおかげでヒットしましたけどね!

ところで齊藤さんは編集長になったのにさん付けされているのが好きです。齊藤編集長と呼ぶべきなのに未だに全然しっくりこないです。尾田先生を尾田さんや尾田っちと呼べないようなケースです。『ヘタッピマンガ研究所R』『バクマン。』の頃から知っているからかな?

アオのハコ

岸くんは今週で肯寄りの子になれました。大喜くんが落とし物を拾ってくれた後の本音ブチ撒けがあまりにも人間臭くて正直すぎて好きです。大喜くんの善人ムーヴはぼくはそんなに気にならないけど主人公ageだの言われるんだろうなあと想いに更ければまさかの公式言及とは。

岸くんは勝負を仕掛けた側でありながら、しっかり大喜くんを見てくれているんですね。良い奴だからこそ落とし物を拾ったり先輩と付き合えたり、真摯に評価してくれている。そして他人の幸せに踏み込ませようとしない。今回の話で岸くんが頑張ってほしくなれたのは嬉しい誤算です。

ところで岸くんは推しのアイドル(アニメキャラ?)の消しゴムを学校へ持ち込むのは自業自得というか覚悟決まりすぎだと思います。とある漫画の下敷きを持ち込んだら周りからエッチマン呼ばわりされたぼくのトラウマエピじゃないんですよ。ちなみに『ながされて青藍島』です。

悪祓士のキヨシくん

えっ、高校入学!?キヨシくんって悪祓学校(アカデミー)は卒業していましたが、デンジくんがデビルハンターではなくエクソシストをやってて普通の生活を送れているようなものでしょうか。話の自由度を高めるには丁度良さそうですが、1話からでも良かったのでは?

今週は実質繋ぎ回ですが、キヨシくんがねんがんの友達が出来て素直に嬉しくなれました。やはり前以て培った好感度は大事…!いや自分から声をかけようとしてもすぐに立ち去ったんですけど、スーzって動きと顔が面白かった!ネガムーヴでもポジ印象に逆転しとるやんけ!

逃げ上手の若君

"T"だ
"T"が正体を現すぞ
尊氏様が"T"?
バキッバキッ
我が名は高師直(尊氏書き文字)

ナレーションくんが死んだ!一体誰だよ史実レイプしやがるのは!尊氏さんならやりそうだし史実レイプ権を与えてもしてもいいか…と納得できてしまいました。流石に今回の尊氏さんのやり方はオリジナルだと思いたいですけど…マジの史実なら妖怪首おいてけ呼ばわりされますよ!

師直さんの尊氏様万々歳々なキャラソンはまじであるんですねあるんだ…ここから魅上照みたいな異常尊氏愛者としてキャラメイキングしたのは面白いし謎に説得力があって、ネタキャラ扱いしているけどネタ抜きで感心してしまいました。今週はハッタリの描き方がとても巧いです。

アンデッドアンラック

作戦準備の繋ぎ回なのもあるけど特に感想が思いつかないです。個人的にタチアナちゃんにそこまで思い入れがないので、この同窓会ムードは退屈でした。

願いのアストロ

本筋は相変わらずどうでもいいんですが、車を天高くブン投げてからのクランさんパラシュート変身の流れは面白かったです。こういうハッタリコンボは好き。

キルアオ

今週のジャンプはなんで『ニセコイ』のエッセンスがこんなに強いんですかね!斎藤さんが編集長になった影響ですかね!あるいは藤巻先生の愛…?案の定ヤラセそのものな光景にしか見えなかったのは無理してカップルやってた初期の『ニセコイ』ぽくってなつかしい気分に浸れました。

超巡!超条先輩

ほう、今週はホラー回。この漫画で一番怖いのは由基さんだろ!いい加減にしろ!…と思ったら存在しない記憶…ではなくて天井裏在住の人でした。こういう「あなたのおうちの屋根裏にも知らない奴がいるかもしれない…」的な話はぞっとしますよね…ギシアン案件ですよね…

極東ネクロマンス

クソデカチタリちゃんのハッタリ演出(静から動の流れ)は良かったんですが、今週後半は龍さんベラベラ喋りすぎじゃないですかね!文字数が多くて正直目が滑ってしまいました。今のところ龍さん関連の話はあまり興味なくて乗り切れてないです。

さいくるびより

いまさらバケツ装備に言及もすごいですが、その理由がまたすごい。「ヒーローごっこでバケツ被ったら落ち着くようになった」は??まじイミフなんですけど。こいつ頭やばない??どのみち作者がヴィジュアルに奇を衒っただけでなにひとつ理由を考えていなかったのが明確です。

今週は虚無を通り越してまじきつかったです。未だにこいつらに愛着を持たせようとしない定期なのに、恋人疑惑だの尊いやつと言われても全然共感できないどころか吐き気を催しました。これもう作者だけがキャラ萌えしてる漫画ですね。どおりで内輪臭くて没入できないわけです。

妖怪バスター村上

金鳥くんが面白いキャラをしている(村上と同等のろくでもなさ)ので、今週も無事に読んでて死にそうな気分にならなかったです。代わりに最後村上が勝手に死んだけど、別に死ななくてもええんとちゃう?と考えを改めたくなるほどに少しずつ改良させる作者の意思を感じます。

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