忙しい日の朝はスタバに行こう。
2月に入り、出来事が重なって仕事が急に忙しくなった。
予定したものから+αで重なると、いつまでも「終わらない」の感覚に陥る。
さらには締切など時間との闘いで久しぶりに「仕事に明け暮れる」という生活が続いていた。
そこに押し寄せたコロナ。
だからといって大きな変化はないけれど、楽しみにしていたイベントなどがことごとく無くなってしまい、さらに仕事に拍車がかかった。
とはいいつつも家・職場の往復。
さらには会社にいる時間の方が多くなるなかで、気分は滅入る一方。
それでも毎日朝はやってきて、一日がスタートする。
毎朝のお味噌汁にも何だかパワーをもらいたい、そんな日が続いていた。
つい先日、金曜日のこと。
心が洗われる出来事が起きた。
毎年楽しみにしているスターバックスコーヒーの「ハミングバードプログラム」が初日を迎えた。
このプログラムはハミングバードカードを発行する際の100円分が寄付に、さらにこのカードで購入した金額の1%もスタバさんからの寄付につながる仕組みだ。
寄付先は公益財団法人みちのく未来基金、今年から公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンにも寄付される。
私がこの基金に携わって、スタバの皆さんの想いを間近で見ていたことも大きいが、このプログラムは本当に素敵なのだ。心から強くそう思う。
このカードを発行したり、支払うと、パートナーの皆さんほぼ全員からお礼を言われる。
むしろ私たちの方が「ありがとうございます」なのに。
朝7時30分少し前のスタバに行き、カードを発行してコーヒーをテイクアウト。朝から「ありがとうございます😊」とお礼の言葉をいただき、会社に向かう。
時々帰りに一駅分歩いているが、朝はほとんどなかった。
晴れた日の朝はとても気持ちがいい。
何より朝から「ありがとうございます😊」という一言をいただいたこと。
大したことはしていないが、少しは役に立ているのかなと存在意義を見出すことができ、ずいぶん仕事が捗ったのだ。そして一日中ハッピーだった。
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仕事仕事仕事…とそればかりになっていた。
さらに仕事も誰かのためにやってることなのに、こなすことで精いっぱい。
一つ終わったと思ったら、また次がやってくる。何かのゲームみたいだった。
ある意味、朝家を出た時から、戦闘態勢に入る。
しかしコーヒーを買い「ありがとうございます」といただいたことで、「そのままでもいいんですよ、むしろそのままでいてくださいね」と言われた感覚。
視野の狭さや閉ざされた空間で生きていることを認識することができた。
「誰かのため」の仕事なのか、意識してみようと気持ちが新たになった。
とはいいつつ、明日の朝からもまた同じ生活が待っている。
それでも何だか今回の心持ちは違う。
駆け込み寺のような存在がまた一つでき、忙しい・大変な日、私は朝からスタバに行こうと思うようになったから。
サードプレイスはたくさんあるが、朝から会える場所ってなかなかない。
私にとって大きな気づきの出来事だった。
そういえば…と、まさにスタバの企業理念を思い出す。
見事に体現していて、すごいな…やっぱり好きだなと改めて感じた瞬間だった。
みんな今それぞれが大変な時を迎えている。
私なんてまだ大したことないだろう…と思う気持ちもある。
できることを精いっぱいやってみよう、そしたら何かまた新たな見えるはず。
ありがとうございます。今の私はたくさんの人生の先輩方にお世話になったからこそだと感じています。いただいたサポートでは、後輩が迷った時に話を聞く際のカフェ代に恩送りさせていただきます。