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誰でも情報発信できる時代だからこそ、情報の正確さを自分で判断するメディアリテラシーが必須になった。

今や誰でも10秒ほどで新しいアカウントを作り、SNSやブログを通して情報発信できる時代になりました。

それゆえに世の中には情報が溢れ、一部の人気な記事だけがバズって拡散されています。

しかしこれには誤った情報を拡散してしまうというリスクもあります。

それゆえに、情報を受け取る側(読者)が正しいメディアリテラシーを持ち、情報の正しさを判断しなければなりません。


「蜂蜜を使った離乳食レシピ」からわかるネット情報の危険さ

例えばお料理レシピを誰でも投稿ができるサービス「クックパッド」。

確かに便利なサービスなんですが、中にはかなり危険な情報も混じっています。
例えば「蜂蜜を使った離乳食レシピ」。

いまや「幼児に蜂蜜を食べさせてはならない」というのは常識のはずですが、「蜂蜜は健康に良いはず、インターネットでこれだけたくさんレシピが載っているんだから熱を通せば大丈夫だろう」と思い込んで作ってしまう人がいる危険性があります。


「活字になっている情報=正しい」時代はとうの昔に終わっている

世の中には活字になっている情報が全て正しいと思い込んでいる人たちがいます。

インターネット上での情報はもちろんのこと、書籍に載っている情報や新聞に載っている情報であってもそれが正しいとは限りません。

一部の見方からしたら正しいかもしれないけれども、別の方面から見たら間違っていたり、そもそも根拠が怪しかったり、後々新しい情報が出てきて事実が覆されることもあります。

「そんなことはわかっている」とつい盲信しがちですが、そう思い込んでいる時こそ足元をすくわれるので注意が必要です。

常に「これは本当に正しいのか?」と批判的に情報を読み取り、自分で裏付を取ることが必須です。


SNSは自分に都合のいい情報しか流れてこないので、思想が偏りがちになる

Twitterなどは自分がフォローしている人の情報しか見れませんから、自分が信じたいと思い込んでいる偏った情報しか流れてこないことを念頭に置いておくべきです。

だって自分が嫌いな考え方の人はそもそもフォローなんてしませんからね。


自分がフォローしている人がリツイートした情報も同じです。
自分が信じたいと思って情報しか目に飛び込んでこないことをしっかり自覚するべきです。

自分が興味ある情報を自動的に流してくれるツールとしてTwitterは便利ですが、このような問題があることを念頭に置いておくことで、よりうまく活用できるようになると思います。


人は思い込みで発言してしまうことが多いので、自分が発信するときも、情報を受け取るときも、「事実」を見るようにする

情報発信するプロであれば、きちんと事実に基づいた情報だけを正確に世の中に流しているでしょうが、SNSを利用している人のほとんどはプロではありません。

そのため、「自分はこういう思想を持っていて、最終的にその結論に至りたい」という信条があって、それに基づいて発言している前提で話を聞く必要があります。

例えばある2人がトラブルになっているときに、片方がTwitterで自分なりの意見を発信している場合、当然ながら「自分が正しい相手が間違っている」前提に基づいて発言をしているわけです。

それを見ていて信じ込んでしまうと、後ほど相手方の発言を見たときに、事実をそのまま見ることができなくなってしまう可能性があります。

よく「上司にこんなひどいことをされた!」と暴露する人がバズっていますが、その人が自分に都合の良いように切り取って発言しているだけであって、それが正しいとは限りません。

それなのに「こんなひどい上司がいるなんてかわいそうだ!うちの会社の上司もひどい。あいつらにも見せてやりたい」と深層心理で思っていて、条件反射にリツイートしている人をよく見かけます。

何をリツイートするかはその人の勝手ですが、「ああ、この人はそういうリテラシーなんだな」と思って、適度に距離を取るようにしています。

そして「自分も同じようなことをしていないだろうか」と自省して、SNSでの発言を気をつけるようにします。


事実と意見を分けて考える

ネットリテラシーを高めるためには、事実と意見を分けて読み取ることが必須でしょう。

情報発信するプロであれば、事実は事実、意見を意見と誰でもわかるようにアウトプットしてくれますが、世の中のほとんどの人はごちゃまぜにしているので、読み取る側がしっかり見極める必要があります。

特に「〜らしい」と含めている場合は要注意です。
その人が思っているだけであって事実ではないのに、「私は責任を負いませんよ」という逃げを感じます。

断定して間違った情報を出している場合はもってのほかですが、

勝手な思い込みや、不確かなソースで投稿している人もいるので、しっかり注意していきたいところです。

とはいえ全部が全部の情報について精査してる時間はありませんから、「そういう意見もあるんだ」くらいに思っておくのがベターでしょう。

ちなみに、変なリツイートをしてる人のフォローを外していくと、必然的にリテラシーの高いタイムラインが出来上がります。私の場合はそうしています。

現金プレゼント系をリツイートしている人は速攻でフォロー外しますね。

発言は自由だが、自由には責任が伴う

「自由」というと何でもかんでもやりたい放題と勘違いしてる人がいますが、正しくは「自分で下した結論に対して責任を負う」ことです。

ネットで見た情報をあたかも事実かのように自分から発信する事をしなければいいのです。

あまり重たく考えすぎる必要はないと思いますが、定期的に思い返して気をつけつつ、インターネットを使っていこうと思います。

サポートしてもらえたら嬉しいです!