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GWは「龍が如く」の世界にどっぷりと。

GW最終日。
GWは古典を読もうと決めていた。

「孫氏の兵法」、「ツァラトゥストラ」、「代表的日本人」など難解と言われる名著を読もうと決めていた。

しかし、実際は、本棚にあった「坂上の上の雲」や東野圭吾さんの作品を手に取っており、ついついハマって未達成のままだ。

でも、もうひとつ、GW中にやりたいことがあった。


途中まで進めていたゲームを終わらせること。

セガが誇る大人気シリーズ「龍が如く」の最高傑作といわれる作品、
「龍が如く0」を終わらせることだ。

「龍が如く」とは

そもそも「龍が如く」とは、セガより2005年12月8日にPlayStation 2用ゲームソフトとして発売され、主人公「桐生一馬」を中心に、日本の裏社会を生々しく描いた作品だ。

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この「龍が如く」シリーズは、1作品目の「龍が如く1」から今まで8タイトルが発売され、リメイク版やスピンオフ版を合わせるとシリーズ累計出荷本数は1,400万本を超えるほどの大人気ゲームタイトルだ。

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※厳密にいうと「龍が如く7」は主人公が春日一番に変わっているため、龍が如く0〜6とは若干異なるが、桐生一馬も一応登場している。


ストーリーとしては、桐生一馬の属する東城会(ゲームなのでもちろん架空の組織)内部での争いや他の組織との抗争が描かれている。
そこには警察を始め、様々な人物が絡み合い、時代劇さながらの人情劇も繰り広げられる。

まるで「遠山の金さん」のようだ。

桐生一馬の、信念を貫き通す姿や守ると決めた者を危険から救い出す姿、はたまた強面の風貌とは裏腹におちゃめな姿に影響を受けるプレイヤーも少なくない。

もちろん自分もその1人だ。

その中でも「龍が如く0」はシリーズ最高傑作とまで言われている。
ストーリーの良さはもちろんのこと、ミニゲームやサブストーリーなどゲーム自体のボリュームが多く、プレイヤーを余すとこなく楽しませてくれる作品だ。

また、主人公は桐生一馬だけでなく、「真島吾朗」という人物もいる。
これまた仁義を大事にする人で、全プレイヤーの兄貴分的な存在かもしれない。

先ほどボリュームの多さについて触れたが、ゲームは桐生一馬編と真島吾朗編の二本立てで構成されているため、必然的にストーリーも充実しているというわけだ。

「龍が如く0」の魅力①:龍が如くシリーズが初めての人でもとっつきやすい。

「龍が如く0」は発売日順こそ「龍が如く5」の後だが、ストーリーの時系列的には「龍が如く1」よりも前の話である。

そのため、桐生一馬・真島吾朗の原点や、関連人物との出会いを垣間見ることができる。
なぜ桐生一馬が極道の道を志したのか、なぜ東城会から危険視されるような人物なのか、桐生一馬はなぜ真島吾朗と出会ったのか。

「龍が如く1」をプレイしていてはわからなかったことが、「龍が如く0」を通して明らかになっていく。

もちろんストーリーを完全に理解するとなれば、「龍が如く1」、もしくは「龍が如く1」のリメイク版である「龍が如く 極」を最初にやった方がいいという人もいる。


「龍が如く1」に出てくる人物が「龍が如く0」に登場するため、「この人物が後々になって1でああいう感じになるのか」と種明かし的に描かれるところに面白みがあるからだ。

実際、「龍が如く1」で桐生一馬の舎弟である田中シンジという人物が登場するのだが、同作品内ではなぜ舎弟となったかまでは描かれていない。
「龍が如く0」のサブストーリーをプレイすることで田中シンジとの出会いが描かれるのだが、「龍が如く1」をプレイした後だからこそ、そのストーリーに深みが増すわけだ。

とは言え、「龍が如く」シリーズ初心者が選ぶ最初にプレイする作品として、「龍が如く1」、もしくは「龍が如く 極」はあまりおすすめしない。
難易度変更ができるもののゲーム自体の難易度が高いからだ。

「龍が如く0」の魅力②:シリーズならではのリアルな世界観。

「龍が如く0」の魅力というよりかはシリーズ共通の魅力なのだが、建物や人物(ストーリーに登場する人物だけでなく、歩行者などのモブキャラも含む)が非常にリアルに描かれているため、ついついその世界観に引き込まれてしまうことだ。

特に「龍が如く0」は1980年代の日本、つまりバブル真っ盛りの日本を舞台としており、街を歩く人々の服装や店舗の並びなどから、その時代感を感じることができる。

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東京都新宿区の歌舞伎町をモデルとした「神室町」や、大阪府大阪市の道頓堀をモデルとした「蒼天堀」など架空の街が舞台となっており、とにかくその描写が細かい。
実際に行ったことがある人はプレイ中に「神室町のあの建物は歌舞伎町のアレがモデルだよね」とわかるくらいにリアルだ。

中にはドンキホーテやダイコクドラッグ、がんこ寿司など実在の店舗も登場しており、店舗内で実際のメニューを食べることができる。

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ストーリーを進めるだけでなく、散歩感覚でリアルな街並みを楽しむことができるのも魅力の一つだ。

「龍が如く0」の魅力③:豊富なミニゲーム

これもシリーズ共通の魅力なのだが、ミニゲームが豊富、かつハイクオリティであることだ。もはや「ミニ」ではなく、一つのゲームとして確立している。

ボウリングやカラオケ、麻雀など一般的な娯楽はもちろんのこと、「おいちょかぶ」や漫画「カイジ」でも登場した「チンチロリン」などといった賭博が楽しめるようになっている。

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また、中には「スペースハリアー」や「スーパーハングオン」など、1980年代にセガより発売されていたアーケードゲームが楽しめる。

人によってはプレイしたことがある人もいるかもしれないので、バブル時代の青春とともに楽しめること間違いなしだ。

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その他、キャバクラ経営や不動産経営など手の込んだミニゲームが用意されており、実際自分もストーリーそっちのけで何時間もミニゲームをしていた。それくらい没頭感のある仕様となっている。

まとめ

先日「龍が如く0」をようやくクリアした。

シリーズ最高傑作という前評判に引けを取らない作品であることは間違いないし、クリア後の感動と充実感はなんとも言えないものだった。

特にラストのエンディングは涙なしではみることができない。

桐生一馬のあの決断だったり、真島吾朗の切ないラブストーリーであったり…。
もうこれは実際にプレイしてもらわないと伝わらないだろう。

ゲームで泣くなんて、小学6年生にプレイした「ファイナルファンタジーX」以来のことだった。

あの時もあの時で、主人公とヒロインの叶わぬ恋が切なかった。
涙でソファを濡らしていた。

一応自分は今日がGW最終日だが、人によっては9日までGWという人がいるかもしれない。
読書をしたり、映画をみたり、家族団欒を楽しんだりとそれぞれの過ごし方があるが、大人気ゲーム「龍が如く」シリーズをゆっくりじっくり楽しむのも良いと思う。やって後悔はしませんので。

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