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碧月はる
2020年7月18日 08:18
LINEの着信音がピコン、と鳴った。一人きりの部屋で、でもそのとき画面越しに友人たちと語り合っていた私は、一人ではなかった。”どうしよう”…か。咄嗟に湧いてきた感情は、苛立ちだった。同じように「どうしよう」と電話やメールをした私に、あなたはいつだって「仕事だから、あとよろしく」と背を向けたじゃないか。そう思い、苦々しい思いで画面を閉じた。友人たちに息子が発熱したことを告げ、私の楽しいひと