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自分の輝ける場所を増やす方法【育休インターン日記⑪】

少しずつ「復職」の足音が近づきつつあります。
ママボランを続けながら、他社やコミュニティでのプロジェクトに複数参加しているのですが、どれもやりがいがあって面白く、毎日が充実しているので育休が終わってしまうのが惜しいような複雑な気持ちです。悔いなくやりきって、清々しい気持ちで復帰の日を迎えられるように優先順位をつけて取り組んでいきたいと思います。

さて、前回のコラムでは今年の目標と復職に向けての行動テーマについて書きました。
年始はよく熱量高めの目標宣言投稿を見かけますが、本当に大切なのって3月になってもその目標のことを考え続けられているかだと思っています。一年の初めに「今年こそは!」と意気込んで目標を立てる人は多いと思います。それはもちろん素晴らしいことで、成し遂げたいことや自分のアップデートしたい姿を言葉にして人に伝えることは叶えるための第一歩なのですが、宣言する「だけ」ではなく、継続すること、見直すこと、常に胸に持ち続けることで達成率はもっともっと上がると思います。


私も毎年年始に一年の目標を考えて、今年やりたい100のこととか書き出して、SNSで目標宣言とかしていました。でも数ヶ月経つと日々の忙しさや目の前のTODOに追われて目標への意識は薄れていってしまう・・・そんな自分に気付いて慌てて目標を見返すという繰り返しでした。
そもそも年始の気持ちが大きくなってるときに立てた目標って大体「新しいことを始める」が入っているので、着手しないまま半年くらい過ぎてしまい、半年後見返すと実は大して興味のないことだったりします。目標設定においておすすめなのは、TODOベースで考えるのではなく、在りたい姿や目指したい状態を「ビジョン」として設定した上で、そこに近づくために何が必要か?という視点で考えることです。例えば「早起きを習慣化する」が目標だとしたら、早起きをして朝の時間を作ることでどうなりたいのか?朝活を通して何を成し遂げたいのか?を先に考えてみると、そこに向けて早起きを頑張ろうというモチベーションになります。「早起き」はあくまで手段でしかないので、それを目的化しないように気を付けましょう!

育休中やってよかったことの一つは自分と向き合う時間をたくさん取ったことです。育休中で時間がある分、自分の興味の赴くままに外に出て活動することもしていましたが、一人の時間を作って内なる自分と向き合う「内省」にも取り組みました。そのおかげで外で得た学びや気付きを持ち帰って振り返ったり、咀嚼して自分の言葉に落とし込んだりという習慣ができました。このコラムもまさに内省活動の一環だと感じています。
自分のやりたいこと、やっていることが果たして自分に合っているのか?向いているのか?についてもよく考えていて、30代からは苦手を克服するのではなく、得意なことや強みをより伸ばしていきたいという想いもあり、初めてストレングスファインダー(※米国ギャラップ社の開発したオンライン「才能診断」ツール)を受けてみました。WEB上で177の質問に答えることで、自分の中で無意識に繰り返し現れる思考、感情、行動のパターンが34の資質として診断できます。資質はStrengthsすなわち「才能」や「強み」と翻訳されていますが、無意識下でも強く出てしまう思考、感情、行動のパターンなので意識して活かせば強みとなり、時と場合や相手によっては弱みにもなってしまうそうです。自分の資質を把握してコントロールできるようになることで、より強みとして発揮して、自分の輝く場所を増やすことがストレングスファインダーの価値だそう。最近私の周りで受けている人が多く、ちょっとしたブームになっていたのもあり、気になっていたのでアクセスコード付きの書籍を購入して受けてみました。

質問は177問ありますが、直感的にサクサク答えていくので15分程で終わります。

私のTOP5の資質は
①最上志向
②ポジティブ
③活発性
④着想
⑤内省
でした。

一つ一つ読み解いていくと、それぞれの資質が普段の自分の判断・選択基準や思考に紐づいていてとても面白かったです。
「最上志向」は字面だけ見ると「一番になりたがり」のような印象を受けたのですが、解説によると「個人や集団の卓越性を高める手段として強みに注目して、優れたものを最高レベルのもにに変えることが得意」な資質とのこと。つまり、既にある良いものやこと、個人や集団の強みや魅力を引き出し、より良くしていくことに長けているというまさに私が自分の得意分野だと感じていることでした。ただマイナスをゼロに戻す、平均以下のものを平均まで上げるということには熱量を注げないので、その分野の仕事や課題には向いていないのかもしれないという学びにもなりました。


また2つめ、3つめの資質である「ポジティブ」と「活発性」はその言葉の通りで、常に前向きでエネルギーがあり、何でもやってみたいことは行動に移すという私の性格そのものを表しているなーと思いました。個人的に気に入っているのが4つめの「着想」という資質で、これはアイディアを出すのが得意なだけでなく一見何の関係性もなさそうな事柄の間につながりとひらめきを見出すことができる才能だそうです。私はよく打ち合わせや会議の最中に、全然違う案件のヒントを見つけて頭の中で「あーーーー!」とスパークすることがあるのですが、それが裏付けられた資質でした。この資質を持っている人は「あ、わかった!」が口癖らしいのですが、私は結構唐突にこれを言います(笑)そして最後の「内省」は一人になって落ち着いて深く静かに自分の中に答えを探しに行くことを大切にする資質で、一見「活発性」と相反するように見えるのですが、私の場合とりあえず行動に移してみた後に必ず自分と向き合う時間を取って振り返るのでこの2つの資質が両立していると言えます。
ストレングスファインダーの結果は人によっては「予想外だった」「偏っていた」という意見も聞きますが、私は普段の自分の思考や行動に沿っていてとても腹落ちする内容でした。むしろ、今のやり方で自分の強みを活かせているということが裏付けられたので自信にも繋がりました。


ストレングスファインダーの結果がすべてというわけではありませんが、客観的な自己分析ができるツールの1つだと思うので、この5つの資質を活かして復職後、またパラレルキャリアでどんな活動ができるか改めて考えてみたいと思います。ちなみに書籍購入では上位5つの資質しか出ないのですが、興味が出てしまい全34資質を追加購入で解禁しました。34資質のうちの下位5つはもはや諦めた方がいいくらい向いてないことらしいのですが、私は①慎重さ②回復思考③原点思考④学習欲⑤公平性でした。活発性が勝るあまり、慎重さが足りないという分かりやすい偏りです・・・。また回復思考や原点思考はマイナスをゼロに戻すことや、過去や原点について考えることを好む思考ですが、私は常に今と未来のことを考えているので、後ろを見ないことは弱みともとらえられるのかもしれません。このように自分の向いていないことも把握した上で、そこを上位資質でカバーできるような動き方を戦略的に取れることがストレングスファインダーの価値だと感じます。
心理テストのような軽い気持ちで受けられるわりには得るものが大きかったので、本当にやってよかったです。ライフイベントやキャリアチェンジがあっても、ストレングスファインダーの順位は理論的には変わらないそうなので、今後仕事をする上でいかに上位資質を組み合わせて自分の輝ける場を見つけたり、自ら作っていけるかを意識していきたいと思います。

「最上志向」を活かせる場として、ママボランも最適な環境だと感じました。ママボラン自体が既に良い事業ですが、まだできて1年半程で事務局も試行錯誤しながら改善をしている中で、自身のママボラン経験を元に事務局にフィードバックをしたり、ママボランをより良くするためにはを考える機会もたくさん頂いているので、まさに最上志向の資質を活かせていると感じます。またママボラン先であるコドモンでも、今あるサービスをより良くしていくには?今のリソースを活かしてより良い新しい価値を作るには?という部分に携わらせて頂いているので、とてもやりがいを感じています。

自分の持っている原石を把握して、より輝ける場所を増やすという目的でのストレングスファインダー受診はとてもおすすめです!そしてその強みを武器にした上でママボランに取り組むと、より効率的に最大効果が得られると思います。会社という枠組みの外で、育休期間を活かして自分の強みを最大化する場として、是非ママボランに挑戦してみてはいかがでしょうか?

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