たいようの歌のこと

少し時間が経ってしまいましたが振り返りを。

4/22〜4/25、新宿シアターブラッツにて
TeamRevArt 第2回公演 たいようの歌
無事に終了いたしました。

無事に終わったとはいえ、決して望んだ終わり方ではなくて。
公演最中に出された緊急事態宣言。
無くなってしまった25日と26日のお客様を入れての公演。
前倒しになった配信公演。

たった数日の中で、目まぐるしく状況は変わりました。
それでも、その時その時で、自分にできる最大限はなにかを考え、舞台に立ったつもりです。

オーディションページで、たまたま見つけたこの作品。
「人を変えるのは、また人であること。人は出会いで変わっていける。」
この言葉は、まさに私の人生だなとすごく共感しました。そして、気づけばオーディションは日程的に厳しいのに応募していて…

教師時代から鬱症状に苦しんでいた私は、上京して、芝居、そしてそこで恩師や同期と出会ったことで人生が変わりました。自分でも信じられないくらいポジティブになって。だから、どうしてもこの作品に参加したかったんです。

私はオーディションに参加できなかったにも関わらず、脚本・演出の男澤さんには「優姫」という役を作っていただきました。

(ここで書くとまた長くなってしまうので、また後日にしますが…)優姫先生は過去の自分でもありなりたかったけどなれなかった自分でもあります。

「たいようの歌」の中では、優姫先生はそんなに目立たないし、シーンも少なかった。でも、心を変えるきっかけをつくる先生。この連鎖の先で、晴歌を動かすことになるわけです。
だから、シーンや台詞は少なくても、このお話を動かす、すごく大事な役割だと思ってました。

その役割を果たせていたかは、正直なところ自分では分からなくて。観ていただいたお客様が感じるものが正解なんだと思います。
(まぁ、自分でアーカイブ観ると、まだまだだなぁと思ってしまいますが…)


私は芝居を初めて2年の未熟者で、技術もないけれど、こうして「たいようの歌」の世界の1人になれたことは、本当に本当に幸せでした。


劇場・配信で観てくださった皆様、本当にありがとうございました。
一緒にこの世界を作り上げたA班のみんな、大好きだよ。ありがとう。
互いに高め合い切磋琢磨したB班のみんな。B班のたいようの歌も大好きでした。
そして、この世界を作るためにたくさん尽力してくださったスタッフの皆様。皆様のおかげでお客様の元にこの作品を届けることができました。ありがとうございました。

最後に、主宰の男澤さん。私をこの作品に参加させてくださって、優姫という素敵な役を与えてくださって、本当にありがとうございました。

幸せな2ヶ月でした。
私はきっと、忘れることはないでしょう。


A班 優姫役  立花春菜

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