願いは、塩にまみれて

突然の千秋楽から1週間。
ようやく、いろいろと落ち着いてきました。

まずは、ご観劇いただいたお客様へ。
この度はご観劇いただき誠にありがとうございました。それと同時に、今回お客様を新型コロナウイルスの危険に晒してしまったことに対し、申し訳ない気持ちでいっぱいです。どうか、体調を崩された方がいらっしゃいませんように…今はそれを祈るのみです。

そして、ご観劇予定だったお客様へ。
この度は、せっかくご予定を空けて楽しみにしていただいていたのに、その日を迎えられなかったこと、申し訳ありませんでした。そんな中で皆さまからは温かいお言葉をいただき、落ち込んでいた心に光が差し込んだようでした。お心遣いありがとうございました。

座組のみなさんへ。
それぞれのチームで関わり方はいろいろだったけど、温かい人たちばかりのこの現場は、すごく居心地が良かったです。あのまま解散になっちゃって、ちゃんとお別れできてない人もたくさんいて、、また絶対みんなと会いたいし、お芝居したいな。

6月末から顔合わせやお稽古が始まり、7月の私の生活はほとんどお芝居が中心に回っていました。気づけばいつでも作品のことを考えている日々は、とても刺激的で「私、生きてる!」って感覚で、、毎日が本当に充実していました。
小劇場で、保育士しながらの役者となると、いつもぶつかる壁も多いのですが、それでも実際稽古期間始まると芝居まだまだ頑張りたいと思えるんです。いつも以上に自分が輝いてる瞬間だなぁと思うからかな。

だから、突然、昨日が千秋楽でしたっていう現実はあまりにも非現実的過ぎて、聞いた時には異常なくらい冷静でした。多分、座組みの中で誰よりも。
でも時が経つとともに段々実感が湧いてきて、悲しくてやりきれない思いに押しつぶされそうでした。

でも、いつまでも下を向いてばかりはいられない。もう少し先を見れば、またワクワクする日々が待っている。
本当にありがたいことに、保育士としても、役者としても、この先も私を必要としてくださる人たちがいる。
今回のこの思いは一つの貴重な経験として、これから先のお仕事に(保育士としても役者としても)役立てていこうと思います。

そして最後に、朝紀ちゃん。
1ヶ月とちょっと、本当にありがとう。
あなたは強くて温かくて愛ある人。
そんなところが大好きです。

こんな形にはなってしまいましたが、今回の公演に関わってくださった全ての方に感謝いたします。ありがとうございました。


Cチーム 朝紀役 立花春菜

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