#5 齋藤孝(2018):不機嫌は罪である

いつも笑っていることで定評のある私だけれども、稀にどうしようもなく不機嫌になってちょっと攻撃的になっている時がある。 そんな時に、いつもは言わないジョークを言ってみたり、ちょっと遠くから自分を見ることを思い出させてくれる本。

以前読んで腑に落ちた平野さんの分人の考え方をすると、誰かといるときの自分は半分はその人のおかげ。つまりは、裏を返せば、もし対人関係で嫌なことを感じたら半分は自分のせいだということ。

イライラしている時は、「一緒にいて楽しい人といるときの自分はどんな感じだったけ?」とか、「あれ、今の自分おかしいぞ。」って少し離れたところから自分を眺めたり、「全く、子供だなぁ」って自分を笑い飛ばせるくらい、穏やかでいつもニコニコしていたい。本書でいうおだやかな上機嫌というやつ。

本文中に、

自分の思っていること、表現したいことを聞いてくれる相手がいて、たまったものを受け取ってくれる。このことが不機嫌を抜け出す近道になります。

とあったけれど、好きな分人を無意識に維持できる人を大事にしないとなあとも。

もう一つ、普段からとても気を遣っている食事についても書いてあった。心と身体は繋がっていて、人は温まることを求めているらしい。私も温かい雰囲気、暖かいごはんを毎日作れるようになりたいもだ。



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