水玉のトひら とあるヒの記0318 . 2024
まさか 坂 マサカのサカの 駆け上がる
風が舞いふる 坂を 駆け上がる
信号待ち 青信号トモったなら よーいどん
時が刻む 18:25 走り出す。
/
向かい風が 纏うあらゆるを
振り払い、
悦びだけが駆け上がる
うれしくテ うれしくて
この身に纏うあらゆるが 吹き飛んで 悦びだけが駆け上がる
格納されていた羽は ひろがって ride on
坂の上の 柘榴の花に舞った あの日の風が、
手をふるように 背を押していく。
/まさかまさかの坂の上
あの扉 水玉の?
ほんとうに?
扉は他にもあるかもしれないト トうたなら、「あちらです」
当然のように示された あの水玉の扉の ある方へ駆けよった。
🫧
水玉 シュワっ 弾ける 扉の前に
静かに
頷くように 立ちあらわれる姿
飛び込んでいく。
🚪🫧
駆け抜けた鼓動が おひさしぶりの緊張を 照れてしまうようなくすぐったさ かき消していく。
声は、時を超え 心の真ん中 響いてる。
マサカまさかの坂上から降り注いだ風に吹き抜ける
この身に在るは 心ん真ん中だけ。
するり すべるように進む足取りに乗り 宙の船に乗り込めば、
ハロ ハロ 宙の舟。
風が吹き飛ばし、
悦びだけのまま 隠すものもなく 開かれて
ただ このまんま。
0318.2024
🚪
0401.2024
再記