【500文字感想】映画化決定/法廷遊戯/優等生を殺したのは『何か?』/ネタバレなし
今回は永瀬廉さん、北村匠海さん、杉咲花さんで実写映画される『法廷遊戯』の感想です
オススメ度
★★★★★
読みやすさ
★★★★☆
ページ数 409ページ
ジャンル 法廷/ミステリ/サスペンス/社会問題
読後感 ヒリヒリ
あらすじ
法律家を志した三人の若者。
一人は弁護士になり、一人は被告人になり、一人は命を失った──謎だけを残して。
法曹の道を目指してロースクールに通う、 久我清義(くがきよよし)と織本美鈴(おりもとみれい)。二人の“過去”を告発する差出人不明の手紙をきっかけに、 彼らの周辺で不可解な事件が続く。
清義が相談を持ち掛けたのは、異端の天才ロースクール生・結城馨(ゆうきかおる)。真相を追う三人だったが、それぞれの道は思わぬ方向に分岐して──?
それは学生達の単なる遊戯『ゲーム』のはずだった。
久我喜清 永瀬廉
織本美玲 杉咲花
結城馨 北村匠海
感想
読了した直後、思わず頭を抱えました。
(このヒリヒリ感をどこに発散すれば良いんでしょうか)
法廷遊戯といういかにもミステリー感漂うタイトルですが、ただのミステリーではありません。
社会問題である冤罪について徹底して提起しており、
謎を解いて全て解決、という訳ではないのが面白い所。
謎が全て回収しきったと思いきや、なんか納得感が少ないな、
えっ!?あっ、まだ続くのね、あっ、あっえ………、
……
…
え?(頭を抱える)(ここで読了)
みたいな。
ラストは勿論スッキリ出来るんですが、しっかりと読者に考えさせる余地を与えてくれるそんな作品でした。
作者の方が法学部出身のせいなのか、とてもロジカルな文章で非常に読みやすく、難しい法律単語やテーマでしたが、とても分かりやすく書いてくれています。
難しいですが、ぜんぜん難しく感じさせないんですよね。
身近に起きた犯罪は、聞いただけで醜く見えるものです。
でもその醜く見える犯罪には、意外な事実が隠れているのかも。、
神様しか知りえない冤罪。
冤罪を作り出した者の罪とは、罰とは何処にあるのか
映画でも、小説でもぜひその目で確かめてくださいね
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