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うつわ着まわし企画 裏側のお話

こんにちは。工芸おたくのはるかです。
工芸関連の発信を始めてから1年と少し経ちますが、まだ自分の紹介の仕方に迷います(笑)

去る6/15-21、インスタにて「和のうつわ着まわし1week」という企画を行っていました。
私が集めたお気に入りのうつわたちをスタイリングして、
〇〇焼などの"名前がついたうつわ"も、日常使いできるよ!ということを伝える企画です。


たくさんの方に見ていただき、毎日いいねの通知が来るたびにうれしい気持ちになりました。
あらためて、ご覧いただきありがとうございました。

このnoteではイベント企画の後日談として、
・どんな風に企画や作りこみをしたのか
・反応はどうだったのか
をお話できればと思います。

やりっぱなしで放置するのは勿体ないなと思ったのと、
これから企画をやりたい方の参考になればという思いです。
皆さん、何かやってくれたらうれしいな。見たいな!笑

どんな風に企画の作りこみをしたのか

1.スタイリング案をつくる

手近にあったノートに、1週間分のスタイリング案を書きました。
登場するうつわは、あまり多すぎると着回しと言えないので7つ。
7つでも多いような気がしていたんですが、1週間分考えると組み合わせが被って結構苦労しました。

かわいめの萩焼、ワンポイントが個性的な九谷焼が主役。
味のある作家ものと鹿の子柄の波佐見焼が準主役。

有田焼の小皿、ナルミのプレート、iittalaのガラスは、毎日でも使えて、かつ白や透明色で陶器による画面の重さを軽くするために入れました。

2.一気に撮る

時間がたくさんとれる休みの日に、一気に撮りました。
うちには撮影用ライトがまだないので、天気のいい日を狙いうち。
朝から作っては撮って食べ、テイクアウトを買いに走り、撮って食べ…

たいへんすぎて、いつかフードスタイリストさんと組むんだと誓いました。笑

撮影の仕方と、画像編集をどうしてるかについては、需要があったら書こうかなと思ってます。
ぜひお声がけください!


3.特に見てほしい人を決める

これは最初に設定すべきだったのですが、数枚撮ったあとに「設定しないと見てほしい人に届かないぞ」と気付きました。

まずは、どんな雰囲気の食卓なのか。
レストランみたいに見た目がきれいな食卓。
デリスタグラマーのような品数の多い食卓。
うつわを引き立たせるための素朴な食卓。
ご時世的に、毎日テイクアウトにしたら目立つかな。

色々考えましたが、大事にしたかったのは「日常使いできること」。
だからメニューも“ケの日”を意識して、「平日仕事帰りでも、このくらいなら用意できそうだな」と思ってもらえる内容に決めました。

ちなみに、事前にTwitterで中食についてのアンケートをとりました。
週に何回お惣菜や冷食を使うか?という質問の結果を反映して、週3日お惣菜とレトルトを取り入れることでリアリティを出してみたり。

それから、どんな人の食卓なのか。
持ってるうつわの量からして、家族向けに見せるのは無理。
2人暮らしならギリできそうだけど、お話がとってつけたようになりそう。(悲しみ)
結局、等身大の私と同じ、「月金の会社員で一人暮らしの食卓」を表現することに決めました。

4.伝わりやすくする工夫をする

1つ目は時間の設定。
SNSにおいて投稿が読まれやすい時間と、自分が投稿しやすい時間の視点から、「毎日お昼ごろ」と決めて12〜13時にアップしました。

2つ目は文章構成。
前日までに下書きをつくっておきますが、なるべく簡単にするため、毎回同じ構成にしました。
メモ帳アプリに書いておいて、コピペするだけ。

インスタの投稿は一行目だけ表示されて、あとは「…」になるので、一行目と写真だけでも内容が分かるようにしました。
タグは18個〜20個。
30個までつけられるので、本当は上限までつけた方がよかったですね。

↓大公開↓

反応はどうだったのか

★いいね数No.1

43件で、最終日の投稿が1位でした!

どの投稿もいいね数は僅差だったのですが、最終日おつかれ!という意味のいいねもあったと思います。
たぶん!!笑

★見てくれた方たち

毎日反応してくださった方は、大好きな職人さんたちや、お料理アカウントの方を中心に、ほぼ固定でした。
企画を楽しみにしていただきありがとうございました!

また、
毎日投稿するとすぐにいいねをくれた方は「時間設定」が、
週の後半でまとめていいねをくれた方は「企画の内容」が、
お料理アカウントやお花アカウントの方は「タグのつけ方」が、
それぞれ効果を発揮していたようです。

ちなみに「#おうちごはん」から飛んできてくれた方が多かったように思います。
アカウントをたどったら、とんでもなくクオリティの高いごはんの写真が…。世の中には腕のある人たちがたくさんいるんだなあ。

一人暮らしとか、おひとりさまごはんとか、そういう系のタグも入れたら、さらに狙ってた人に届いたかもと思います。教訓。

さいごに

企画をやってみて、今まで得られなかった発見や感動が、たくさんありました。

気になった写真にたまたまいいねする という、刹那的なコミュニケーションがさみしいと思ってたインスタ。
でも伝えたいことをきちんと練って、届くように工夫をしたら、毎日見てくれる。応援してくれる人もあらわれる。

日々の投稿も、もう少したくさんの人に届くよう、考えてみようと思いました。
次回挑戦するときも、どうぞよろしくお願いします!

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