否定形による、強い肯定のことば
昨日、「「自分の仕事」を"考えた"6日間のこと②」と題して書いて、いつものようにTwitterでお知らせしたら、こんなことがあった。
正直にいうと、びっくりした。こんなことをTwitterで言われたのは初めてだ。いや、Twitterでなくても初めてかもしれない。
嬉しいと、この手のSNSには欠かせない機能になっている「いいね」やRT(拡散?)のボタンを簡単に押してしまうのは嫌で、しばらくその文字の連なりを眺めていた。「〜ではない」という調子の否定形の文の連続で、その結果、強く肯定して(されて)いるんだ、というふうに感じた。
書いたものを「いいですね」と言われることは、ごく稀にあるが(ほんとうにたまに、だ)、こんなふうに「文」そのものを褒められることは滅多にないし、自分の書く文がどんなものか? ということは、自分ではよくわかってないかもしれないと思った。
何と言われようがぼくにはこういう書き方しかできないからだ。
書かれたものを分析して、1人の作者の書いた作品群がいくつかの作風に分けられるとしても、書いている当人としては(その時は)「こうしか書けない」というところでやっているんじゃないか。
しかもここ(note)では今年の365日、全ての日に何か書くと決めて量産しているわけだから、いろいろと考えている余裕もない。とにかく今日も書く、というだけで。
今日も書く。ただそれだけだぁ。なーんてかっこつけて言ってみたところで、実体は「ダラダラ毎日書いている」というだけのこと。以前も書いたことだけれど、たとえば3日に1回書くより毎日書く方が自分にとっては楽なのだ。楽にゆきましょう。苦しいと続かないから。
少し話が逸れた。
昨夜はmasako todaさんからそんなふうに言われて、ぼくはことばに詰まっってしまい、お礼を伝えるのに、かなり時間がかかってしまった。
ぼくは自分が編集者でもあり、他人の書くものを支える、励ますことには熱心だが、自分という書き手を励ますのはすごく難しい。
それでもぼくは自分の書くものは自分で管理し、自分で発表してゆくことを続けようとしている(そうしようとする人を助けることもしたい、そのための「アフリカキカク」なのだから)。手伝ってくれる人たちは、いるとしても、だ。
だから、とってもありがたい。そのことばに触れて、ぼくはポカポカとあたたまったような気分だ。さ、また書こう。そして、本をつくろう。
(つづく)
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「道草の家・ことのは山房」のトップ・ページに置いてある"日めくりカレンダーは、1日めくって、12月23日。今日は、ポッカポカになる、あの話。
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