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立ち上がる、即興演奏のように

今年の夏、7月に私たちの雑誌『アフリカ』を久しぶりに出したが、それをつくるために立ち上がる(起き上がる?)のがすごく大変だった。──ということは、ここ(note)でも5月〜6月あたりにたびたび書いていたかな。忘れたけど。というのは、毎日書いていると、見返すのも大変だから。でも、これでいい。ヘタに読み返しやすいと、それを意識してしまうから。どんどん忘れて、同じようなことを繰り返し書いているかもしれないが、同じようなことでも全く同じということにはならない。そこには何か変化があるはずだし、その変化している部分こそを大事に思いもする。すぐにはわからないのだが、後年、いまぼくが書いていることに本当に興味を持つ人が出てきた時には、けっこう興味深い資料になっていたりして?

書き出しから、一気に話が逸れた。

立ち上がる(起き上がる?)のが大変だったという話から、つづけよう。

『アフリカ』を久しぶりにやるのに大変だったのは、乗り越えなければならなかった出来事がいろいろとあったからだが、いまのぼくは、新しいことを立ち上げる苦労を味わってる(ようだ)。

自分で決めて、自分で動くのだから、止めても、何も起こらないだけで特に困る人もいない。

いや、今回はもうすでに数人には約束したことだから、その分のプレッシャーはある。

それくらいのプレッシャーもないと、やらないような気もするから、あえて人に話すのだ。

人に話すことによって、ものごとは進む。少なくとも自分の場合は。

それで手紙を書いたり、手紙が来たり、長いメールを書いたり、受け取ったり、会う約束をして話したり、そういうことをしている。

書いたり、話したりしていると、それまで自分だけで考えていたのでは全く出てこなかったアイデアがやってきてくれることが、よくある。

たとえば、「本をつくろう」ということになって、考えることは、本のことばっかりじゃない。たとえば、弁当をつくる話をしていたりして(本をつくるのにですよ)、でもそれでフッと抜け出して、本をつくるためのグッド・アイデアに変わったりして、何やら即興演奏みたいで、面白い。

(つづく)

「道草の家・ことのは山房」のトップ・ページに置いてある"日めくりカレンダー"は、1日めくって、9月27日。今日は、「素材との良い出会い」の話。

10/27(日)、「横浜らいず」で行われている「丘の上マルシェ」に、道草の家(アフリカキカクとひなた工房&モア)で出店します。

日常を旅する謎の雑誌『アフリカ』最新号は、継続してちょこまかと販売中。ご連絡いただければ郵送で直接、びよーんとお届けすることもできますので、遠慮なくどうぞ。「どんな雑誌なの?」ということにかんしては…

をご覧ください。

※"日めくりカレンダー"は、毎日だいたい朝(日本時間の)に更新しています。



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