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守る人、捨てる人

急に寒くなった。ここ(noteの「道草のススメ2019」)は、元旦に何か話したくなり始めて、終わらなかったので翌日(1月2日)もまた書き、それでも終わらずその翌日も書き──と、してるうちにもう11月も後半だ。

今年1月の時点で、ぼくは今年(2019年)1年を、何というか、もう「捨てよう」という気持ちがあったような気がする。

どういうことか?

ここを元旦からずーっと読み返せば少しわかるかもしれない。が、そんなことをする人はいないだろう。自分だってしない。簡単にはできない。1年なんてあっという間だ! なんて言っても、そう言うなら、これ全部読んでみて。これまで毎日のように読まれてる方は読み返してみようと考えてみて。たぶん

「やっぱり1年は長かった!」

と思うから。

ぼくはいま、捨てられた1年を救おうとしてる? 1年かけて救おうとしていた? いや、そんなことじゃなくて、ぼくはずーっといろんなもの・ことを捨てて逃れてきたんじゃないか。その結果として、必死で自分を(これまでの自分を)守ろう、守ろうとする人たちとは仕方なく別れて来たと言ってもいい。

9年前の春(もうすぐ10年前になる)に大阪を、大阪での暮らしを、大阪で生きていた自分をかなぐり捨てて府中へ引っ越した時のことを思い出す。あのあと、自分にはなぁ〜んにもなくなった、と思ったこともあった。しかし、どんなに捨てても残るものは残った。あの時、ぼくは自分に対して約束をして、「何でもいいから死ぬな」と約束した。それはつまりどういうことかというと、自分の好きなようにやりな、っていうことだ。

(つづく)

三鷹でのオトナのための文章教室は、こんどの土曜(11/23)14時半〜17時の予定です。メイン・テーマは、「私の好きな風景(をことばで書く)」。こちらも、もう少し参加者募集中。興味あるなぁという方はぜひ。ご連絡ください。

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日常を旅する雑誌『アフリカ』最新号(2019年7月号)、相変わらず発売中。在庫が少なくなってきたので、お早めに。

「道草の家・ことのは山房」のトップ・ページに置いてある"日めくりカレンダー"は、1日めくって、11月20日。今日は、「カメが泳いでるみたい」な話。

※"日めくりカレンダー"は、毎日だいたい朝(日本時間の)に更新しています。

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