見出し画像

xp-penのフラッグシップモデル「Artist 24 Pro」を試してみよう


はじめに

三年前、お絵かきは趣味程度でxp-pen Artist 15.6液晶タブレットを買いました。最近はなかなか動作できないので大画面の液晶タブレットを乗り換えていこうと思います。いろいろなメーカーの液タブと比較して悩んでいる時xp-penが「Artist 24 Pro」に発表され、WQHDなのが決め手になりました。
液晶タブレット&ペンタブレットという領域は、長らくWacom(ワコム)系の独壇場でしたが、数年前から、XP-Pen、GAOMON、HUION、UGEEなどの海外メーカーのペンタブレットが台頭してきました。それらの製品はとても安いでしたが、本気でタブレットを使うユーザーにはコスパが高い製品を選ばれることがあります。
そして年を経るに従って、デジタル技術の熟成が進んでいます。手書き文字認識技術、電子署名、ハードウェア・ソフトウェア技術などを基づいて、デジタルタブレット分野に傾注する株式会社Hanvonとペンタブレットのデジタルペンタブレット会社UGEEの合併により、xp-penは互いのデジタル技術を組み合わせて、今海外メーカーの中でもその中でも勢いのあるものとして誇っています。

2020.05.23 xp广州拍摄4964

価格


さて、XP-Penが6月に発売した「Artist 24 Pro」は税込みで約10万円と、同社の製品としてはかなり高価格帯に入る製品です。この上位機への野望が伺える仕様と価格です。また、「Artist 22R Pro」の上位モデルと言われることもあります。直接に結論から申し上げると、この価格でこのクオリティのこの性能で僅か10万円(クーポン券を使ったら僅か9万)行かない価格なので、大きさや重さが環境に合えば買って損はない製品だと思います。
早速にxp-penの公式サイトhttps://www.xp-pen.jp/から液晶タブレットを購入しました。海外から発送なので、およそ15営業日に到着するかなと思ったか、なんともっと早く一週間くらいで届いたので、XP-PENさんの迅速さには感謝しています。

未命名1595473921

サイズと色域


まずサイズはArtist 15.6より大きい(上記の図)2Kの21.5インチがあったらそっちにしていたと思います。wacomと少しも遜色がありますが十万円ぐらい位の製品と考えすればこれがいいかなと思います。シンプルで美しいスタイルが継続されています。液タブ整体はかなり横幅があり重たいです。7キロほどあるので当然ですが、運ぶのも一苦労なので常に出したままにできる設置場所が必要です。ただ参考資料と並べて表示するならちょうどいいし、縦幅はA4くらいで描きやすいと思います。実際視差は気になりませんでした。
画質が向上しており大変驚きました。QHD液晶ペンタブレットは従来よりもっと高い解像度を提供してくれて、2Kの場合でも画面も綺麗です。以前は、モニター画面が印刷と色味が違うこともありカラー作業は板タブに市販モニターで作業していたのですが、今回の24ではそれが改善されておりこれ一式で作業が問題なくできてしまいます。ショートカットキーは20個プラス2ホイールありますが、全部は使いこなせないので片方だけで左右どちらの配置か選べるようになったらいいなと思いました。右上に付けるOSDボタンはタッチセンサー式です。
「XP-Pen Artist24 Pro」の商品はAdobe RGBを約90%カバーしているとのことです。
「Wacom cintiq 24hd」と比べるとイマイチですが、HUIONなど他の海外メーカーさんはNTSC72%だったり、実際使用してみると、画面はすごいきれいです。23.8インチの大きさで表示していたフルHDがそもそも大変綺麗な状態であるため、それ以上細かくなってもヒトの目のスペックが追いついていないようだ。
iMacとともに使用しているのですが、ひどいくらいに色の差はありませんでした。イラスト描いたりフォトレタッチするのに十分な色域です。
ただ接続し始めたときはちょっと色の状態がおかしかったので、Mac OSの中にあったApple RGBのカラープロファイルを適応して使用しています。視差については全然気になりませんでした。反応についても同じです。

画像3

未命名1595477441


実際の描き心地


描き心地は追尾性能、筆圧感知ともによかったです。また思ったよりも繊細に書けます。ただ画面にペンを当てるとペンから消しゴムの機能に変わったり、保存処理中などに出る回る表示が出たり、ペンの反応がおかしくなることがありました。細かい性能を見ると圧勝とは言えませんが、十万円台の液タブとは思えない触り心地でした。
ペンは xp-pen前世代「Artist 22R Pro」と同じに筆圧感知能力8192段階、傾き60°検知機能を付バッテリーレスペンを採用しています。相変わらず少し太めになって安定モデルで、バッテリーフリーとボタン二つに設計されて長く描いても問題ない安定品質です。替え芯は八本にペンケースに付いて、予備ペンもパッケージに同梱されますのでありがたい限りです。ペンは左右でも取り付ける部分がある両利き対応します。20個ショットカットキー+2個リングホイールが左右に設置され、左利きでも回転など余計な設定が必要なく、快適に利用できます。

未命名1595473377

接続


液晶画面の側面にペンホルダーがついています。 固定用のドライバーがパッケージと同梱れていますが、液晶部分の側面の穴はゴムで塞がれているので、ペンホルダーが取り付かないのでちょっと微妙に気がします。液タブ側のコネクターには、USB Type-CからUSB Type-C端子が採用されています。VGA端子はWQHD解像度に対応てきなくてモデルから削除されました。
DISPLAYポートでHDMIに変換すると解像度がフルHDの1980になってしまうので、もし躓いてらっしゃる方がいたらちゃんとHDMI端子接続部分に接続すると問題なく2K表示になります。Artist 24proはCintiq ProのようにMacのType-C端子から液タブのType-C端子まで直接接続できますので便利です。USB-Cを使用すると、ビデオ信号を出力するデバイスを接続することもできます。 例えば、 iPad Pro、SamsungとSamsung DeX、そしてもちろんノートPCとUSB-CまたはThunderbolt 3を接続できます。
配線は電源アダプタとtypeCの2本で簡単接続ですし、アンチグレアフィルムが元から貼ってあり、立派なスタンドも最初から本体に付けてあったのでドライバをインストールしていればすぐに使えます。

画像6

サポート


ちなみに、使用途中でフルラミレーションの記載がないので気に入りますので公式サイトに質問したところ、当商品はフルラミレーションモニタではありませんが、最新の技術を採用して、視差は最低限度に抑えていますという返答を頂きました。日本語が完璧ではないながらもかなり助けて頂けたので、今後のアップデートでポインタのズレが解消されて、よりよいブランドをきたいされます。参考までに書いておきます。


まとめ


かなり大きくてびっくりします。大きくても問題ないのであればコスパ的にもかなりいいと思います。視差はそんなに感じなかったです。ペン先の沈むのがなくて良かったです。ショートカットが多いところやホイールが2つあってとても便利でした。昔見た海外製の液タブより大分良くなっていると感じました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?