【2023年9月26日·28日】博総日記 おもしろ入換2days
今回は入換特集です。そして、同じような内容かつ近い日にちだったので、初めて2日分を1記事にまとめていきます。
(この記事の画像はスマホ動画のスクショが主のため、大半の画像の横に黒い余白ができます。ご了承ください。)
26日
博多総合車両所に着くと、入換用スイッチャーのホーンが聞こえました。何かが牽かれて出てくるだろう、そんな予想のもと待機することに。
待つこと数分。予想通り聞き覚えのある音とともに、スイッチャーがやってきました。
ですが、なんだかいつもと様子が違いました。後ろに牽いている車両は白いものの、ロングノーズでも切妻状でもないんです。そして下の方が青い。果たしてこの車両は何なのか…
そうです、0系とWIN350だったんです!全検明けの車両が出てくると思い込んでいたので、まさかの保存車両が出てきて驚きました。
この入換、実は案外時間がかかっていました。聞こえた感じでは、どうやら明確な停目がないが故に行き過ぎていたようです。実際この後、2mくらい押し戻していました。
この間に博多南駅から入庫するレールスターや、GO!WAKUWAKU新幹線とも共演しました。
押し戻して手歯止めを付けたら、この2両の入換は完了です。連結を開放して、転線のためにスイッチャーは単機で反対サイドに向かいました。
これで入換は終わりかなと思い、撮った動画を見返していると、またまたスイッチャーのホーンが数回聞こえてきました。時間もあったので待機していると…
N700を引き連れてまた目の前にやって来てくれました。歴史を作った車両も担っている車両も引っ張るスイッチャーの働きぶりに、「お疲れさま」と声をかけてあげたいな〜なんて思いました。
ちなみに2回目の入換のあと、スイッチャーは車庫に戻りませんでした。理由としては、翌朝またこのN700を工場に押し込むことになるからです。一回一回戻していると燃料も時間も無駄になるので、理にかなってはいますよね。
ということで、26日は2つの業務をこなすスイッチャーと0系の入換風景を見ることができました。このような場面に初めて遭遇したので、見ていて楽しかったです。
28日
28日は、単機で爆走するスイッチャーから始まりました。
この通り、そこそこのスピードで駆け抜けていきました。ジョイント音も目立っていて良いですよね。
ちなみに、26日の入換ではここまでスピードは出ていません。車両がないだけで気にかけることも重量も減るので、比較的高速で走っても問題ないのでしょう。
ちょっと復習。ここで右、つまり反対サイドへ向かったということは、何が起きるでしょうか。
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そうです。転線です。ですがこの転線は前のとは違って、仕事を始めるための転線でした。
向かった先は、全検を待つN700Aの後ろ。ここに来たら何をするか分かりますよね。
そう、連結です。このN700Aを工場に押し込むべく、スイッチャーはその後ろに回って連結しました。
この後観察していると、推進運転で絶対必要である前方見張り員の方がやって来ました。その人が立ったところがおもしろかったんです。
まさかの貫通扉のところに立っていたんです!確かに、地面を歩くと車両と接触する可能性もあるので別に変なことではありませんが、興味深いなと思いました。
で、これが動画なんですが、よくよく見たら並走しています。自走している編成が見えなくなるギリギリのところまで来ていたので、並走が見れるかハラハラしていました。
ポストに書いているように、自分はスイッチャーが牽引しているところは何度か見ましたが、推進はあまり見たことがありませんでした。次推進しているところを見るのはいつになるのか…
この日は全検明けの車両を出すことはなく、押し込んだところで終了となりました。
最後に
今回まとめた2日は、時間が合って入換風景を多く見ることができました。
おそらく「博多総合車両所で見たいものは何?」と聞くと、多くの人は「新幹線車両!」と答えると思います。しかし、このような縁の下の力持ち的存在にも注目してあげてほしい、という気持ちがこの2日で生まれました。
もしこの記事を読んでくれている方で博多総合車両所に行こうと思っている方がいたら、ぜひスイッチャー達のことを思い出してあげてください。
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