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野菜とかお米の美味しさの正体ってなんだろうかと考えてみると農家が考えているのと少し違うのかもしれない


皆さん、こんにちは。今年も雨が多いですね。毎日水害のニュースが流れてきて不安になります。
まずは現状把握からだと思いますが、一刻も早い復旧がなされることを願っております。被災された方々、本当に大変です。陰ながら支援していますが、それくらいしかできず。。。

この文章はつい最近までメディアや広告やブログ、などのなんだか華々しい世界とは無関係にいた田舎の農業家がちょっとずつ勉強しながら文字を書いております。0からみなさんと歩ませていただくのでどうかご慈悲を。笑

さて、今回は農業ビジネスについて。野菜やお米の味の正体とブランディングについて話を進めていきたいと思います。

なぜこういったテーマかというと、現在は2020年

ちなみに、2014年には米業界ではかなり話題になっていました。

ブランディングとしてかなりうまくやってるなぁと思いながら見ていました。今回は資金調達の問題が大きかったようですので残念です。

では、これを読んでいるみなさんもちょっと考えてみましょうか。
皆さんが食べて美味しいと思える農産物とはどんなものでしょうか?


人それぞれ好みが違うと思いますが、硬さ・柔らかさ・粘りなどの”食感”と甘み・苦味・酸味などの”味”、そこに”香り”が加わって味が整うわけですね。


そこまでが食品に由来する要素になります。機械が評価をするのであればこれで良いのですが、そこから食べる人のコンディションや雰囲気によっても感じ方が異なります。


例えば、食べる場所によっても異なりますし、リラックスした状態で食べるのか周りに人がたくさんいて味覚を感じにくい状態で食べるのか、
空腹具合によっても違いますし、直前に食べたものによっても感じ方が変わってしまいます。


ということは、農産物の味を高めることはもちろん必要ですが、食べる場所や環境を整えることで”美味しさ”が大きく変わるので、我々農業者は消費者が食べるシーンを想像してブランディングまたは販売をしていくべきです。

もはや、美味しさと安全は当たり前なので、農業家がもっと頑張らないといけないのは、

①誰から買うか

②誰が作ったものを買うか

③どこで食べるか

ここを考えながら生産・販売まで持って行った方が面白そうです。

キングコング西野さんはよく「ペルソナ」を構築しているようなお話をされます。一般的に言われる概念的な設定以上に、一人ひとりのお客さんの生活を作り込んで考える(想像する)ってことです。

「ペルソナ」とは、簡単にいうと仮想顧客のこと。

農産物を作る場合でも、これを深くまで掘り下げて販売していくというのが上で書いた、誰から買うか、誰が作ったものを買うか、どこで食べるか、というシーン分析まで細かくできるんだと思います。


現代を生きる農業家は農産物を作るだけではなく、ブランディングや販売戦略まで考えなくてはいけませんのでハイレベルなスキルを要求されていると思います。求められるレベルが高いので、ちょっと辛いですよね。

でもその反面、実践でABテストを繰り返しながらスキルを磨いていくことで間違いなく先行者利益を得られる状況になれますので、みなさんもどんどんチャレンジしていきましょう。私も頑張ります。

では、また。

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