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2021.4.18 ぼくだけの/みんなの

『喪』を終えて、関係者の皆さんと、少しずつ、反省会しつつ色々話しているのですが・・・

やっぱりどうしても難しいことが難しいままなので、
ままならないまま、書いてみようと思います。

『喪』ではとにかく、自分にしかできないことを追求しようと、
企画から脚本、演出や芝居づくりにおいても、
自分が好きなものを好きな状態のまま、形にしようと意識し、実行してきました。

前回のnoteにも書きましたが、ええ、反省点はありますが、
間違いなく「自分が好きな作品」になっていたことは確かです。

観劇してくださった方からの意見でいくつかあったもの、
特に個人的違和感を拭えなかったのが、「口語と文語が混ざっていた」という感想でした。
「原作のパートと現代のパートに別れていた」と感じた方もいて、それらはほぼ同義なのではないかなと思っています。

さて、何が違和感かというと、
「すべてのせりふが自分的にはナチュラルな口語だと思っていた」ことです。

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