職域接種 -企業が対応することまとめ-
新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。
新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として厚生労働省首相官邸のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。またコロナワクチンに関する情報は首相官邸のウェブサイトをご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。
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職域接種 -企業が対応することまとめ-

こんにちは!iCAREで事業開発を担当しています樽見です。

現在、私は職域接種のプロマネを担当しており、今週頭に実施したCarelyユーザー会でお話させていただいた内容をnoteにしてみました。

(弊社で実施している職域接種の具体的なオペレーションやマニュアルについても需要があれば記事を投稿したいなと思っています。)

読んでほしい人

人事労務担当者、産業保健職のみなさま
職域接種を自社で実施されない方にも向けた内容になっております。

そもそも、予防接種の目的って?

新型コロナウイルスの予防接種実施の目的は下記3点です。

①新型コロナウイルス感染症の発症を予防する
②新型コロナウイルス感染症による死亡者や重症者の発生を減らす
③新型コロナウイルス感染症のまん延を防止する

日本国民には「接種に協力をしてほしい」という趣旨で、予防接種法第9条に努力義務(「接種を受けるよう努めなければならない」)と規定されています。つまり強制ではなく、最終的にはあくまでもご本人が納得した上で接種をご判断いただくことになります。

国内の接種状況

自治体接種率が高まり、高齢者への接種については7月末で99%の自治体で接種完了の見込みが立っているとの報道もありました。実際本日時点での国内の高齢者への接種状況は85%を超えているようです。(自治体のワクチン接種に関わるすべての方のご尽力の賜物です)

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日本経済新聞「チャートで見る日本の接種状況 コロナワクチン」より引用

今後は、64歳以下の方々への接種が進められていきますが、他国の状況をみても若年層への接種率向上に課題があると言われています。
そこで、ワクチン接種をより早く多くの人に完了できるよう、職域接種がスタートしました。(予防接種法附則第7条の特例規定基づく)

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職域接種の全体像

職域接種の全体像としては、下記の図がわかりやすくまとまっています。
基本的には自治体で実施されているワクチン接種事業の枠組みを応用した方法となっておりますが、違いは実施主体と会場にあります。

実施主体が自治体→企業へ、会場も自治体の手配した会場or医療機関→企業毎に手配した会場になります。

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新型コロナウイルス感染症に係る予防接種の実施に関する職域接種向け手引きより引用

ヒト・モノ・カネ・情報にわけてみるとこのようになります。
実に多くのステークホルダーが存在し、とても複雑な事業です。
これらをすべての企業(多くは人事部や健康管理室)にて準備し、マネジメントしないといけないとなるとまず必要になるのは情報です。
そのため、情報や問い合わせなどを集約する窓口として「内閣官房 河野大臣室総合窓口」「職域接種コンシェルジュ」が新設されています。

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また、人件費や物品の費用など費用もかなりかかるのでは?と思われている方もいらっしゃるかと思います。
必要になる費用は実施パターンによって変わります。

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職域接種を実施する企業には共通して下記の供給・補助を受けることができます。

・医療機関へ支払う費用
(接種1回あたり2,070円。時間外接種730円加算、休日接種2,130円加算)
・モデルナ社ワクチン(配送含む)
・ワクチン保管用のフリーザー(会場ごとに貸し出し)
・接種用の針・シリンジ、マスク・手袋等の個人防護具(PPE)(配送含む)
※接種費用は公費負担(税金)なので従業員は無料で接種できます

企業で実施すること

職域接種全パターンで共通して実施すべきことをまとめてみました。
職域接種を実施しない企業にとっても必要になるであろう項目には色をつけてます。

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特にワクチン接種時・副反応発生時の勤怠管理、休暇設計、接種歴の管理方法などをどのように取り扱うか決める必要があります。

職域接種実施時の課題

自治体接種での現状と課題という記事にもありますが、課題になると想像されることの多くが予約管理やオペレーションにあると思います。

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解決策としては、

①計画表を作成する(ガントチャートなど)
②マニュアルをまず作ってみる
③シュミレーションする
④マニュアルをブラッシュアップする
⑤シュミレーションする

・・・の繰り返し、事前準備に尽きるなと思います。

実際に私が担当した現場でも、やってみて初めて気づいたこと、想定外だったことはもちろんありましたが、事前準備と具体的なシーンベースでシュミレーションを繰り返したためスムーズに対応できました😊

事前準備のときにあって助かったものは、同じように職域接種に取り組むみなさまとの繋がりでした。

実務に関わる情報共有・相談はもちろん、同じ状況にある仲間がいることにとても救われました。

必読!お世話になったサイト

最後にお世話になったサイトと必読のnoteのリンクを貼って終わりにしたいと思います。

厚生労働省
職域接種に関する方針、手引、各種手続きの情報源

首相官邸
接種従事者、被接種者の包括的な情報源

新型コロナワクチンQ&A
医療的な情報源

コロナワクチンナビ
行政の手続きなどの情報源

職域接種を自社で実施するなら参考になるサイト

首相官邸 自治体工夫集
全国の自治体のgood practiceがまとまっています。

Coral Capital
スタートアップ企業向けに延べ22,000人以上の職域接種のプロマネをされていた吉澤さんの記事です。Twitterもされています。

黒田塾
弊社職域接種では高速大名行列方式を採用しました。その方式を考案された黒田先生のYoutubeチャンネルです。Twitterもされています。

必読note

Twitter産業保健クラスタで知らない人はいないであろう、ガチ産業医先生

表参道のリトリートスパ&クリニックを経営されている産業医の内田先生

最後に

SaaSだけでなく、ヘルスケアの専門的なサービス両軸を学べるヘルステックベンチャーを一緒に盛り上げてくださる仲間を全方位で募集しております😊
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