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遥美沙樹のメヲミヒラク#01「性癖をカミングアウトするタイミング」

今回のお題は、「なにごとも最初が肝心」というお話です。

私のお客様で独身のころからこの性癖を自覚する人は少なくないのですが、その性癖を自分のパートナーに正直に打ち明けている人は殆どいません。理由は様々だと思いますが、やはりそこは恥ずかしい、引かれるのが怖い、変態だと思われたくないなど、可愛い理由が並びます。だって本当は変態なのに変態だと思われなくないなんて、可愛いったらありゃしないですよね。そんなことしてもいつかはバレるのに。女の直感をナメてますよホント。しかしこれまで男らしい、頼り甲斐のある、たくましいと思い込ませてきたパートナーに、今更こんな性癖があるなんて言えないのは共感できます。ましてやそのパートナーと長い付き合い、または結婚を考えている対象であればなおさら。

だとすれば割と付き合いが浅い時期にカミングアウトしてしまうことをお勧めしています。もしもそれで嫌うような相手なら、将来的にセックスレスになることは目に見えていますし、遠くない未来、自分のどうしようもない性衝動を消化できずに苦しむ羽目になるでしょうから。もしくは、棺桶の中まで持っていく覚悟で、その秘め事を必死になって隠し続けるしかありません。これは相当なエネルギーを使いますけどね。それらを消化するために隠れて風俗へ?それとも留守の合間に自分で?どちらにしてもリスキーですね。

さて、今回のケースは、私もお話を伺って非常に気の毒に感じたお話でした。皆様もどうぞお気をつけください。まさに、油断大敵。

彼は婿養子として遅い結婚を果たしました。
彼女は母親と同居することを条件に、経済力のある家の婿となりました。嫁は大のBL好きで、その類の活動もしていたようです。BLといえば濡場シーンが必ずと言っていいほど登場します。男性どうしでありながら喉の奥に甘く熱い吐息を輪廻させ、涙目で愛を語る…そんなシーンを容易く想像することができます。
それが大好きな嫁なら、自分のことを好きで結婚してくれた嫁なら、この性癖を理解し、受け容れてくれるだろう。そう思っていたそうです。それでも彼は慎重を期し、1年間様子を見続けたそうです。自分の本当の性癖を隠したまま。

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