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<ヨーロッパ旅記2>クリスマスツリー発祥の地、アルザス地方

パリを後にした私たちは、TGVでアルザス地方の中心都市、ストラスブールに向かいました。

そう、今回の旅は、パリ〜ストラスブール〜ミュンヘンを電車で横断するという、新婚旅行らしからぬド根性な行程なのです。
「温かい国でゆっくりしたい」という旦那さんの意見をまるっきり無視し、「寒い国でアクティブに動く」という選択をした自己中な嫁をどうかお許しください。

昨年、イタリア〜スペインを電車で移動した旅がすごく楽しかったので、今回もそのような形にしたのです。ネットでチケットを買えば安心だし、何より車窓を眺めているのが本当に楽しい。
延々と広がるブドウ畑やオリーブ畑、小さな村、広大な草原。時折、羊や馬が草を食んでいたり。
電車では、一睡もせずに外を眺めていました。

夢心地で電車に揺られて2時間、ストラスブールに到着しました!!
街はすっかりクリスマス一色です。
ここもまた雨でしたが、冬場のヨーロッパは滅多なことに晴れないそうなので、致し方ありません。

街のあちらこちらで、クリスマスマーケットが開催されています。
お菓子、クリスマスグッズ、料理、衣類など、様々なお店が軒を連ねていますが、最も多かったのは、ホットワイン!!

甘〜いホットワインを飲みながらマーケットを物色するのが、クリスマスマーケットの醍醐味なのですね。
このコップはデポジットで、返却するとその分の料金が戻ってくる仕組み。
もちろん、そのまま持って帰ってもOKです。

ストラスブールの街は、無数に張り巡らされた細い通りに小さなお店が沢山あり、通りごとに装飾が異なるので、ふわふわ歩いているだけで夢の中にいるみたい。
レストラン、パティスリー、ワインショップ…全方位どこを向いてもキラキラ輝いていました。

さて、アルザスと言えばワインの名産地でもあります。
こちらはストラスブールの市立病院のワインセラーCave historique des hospices civils de Strasbourg

なぜだか病院の敷地でワインを熟成させているそうで、古いものでは500年以上前のワイン樽もあります。
見学は無料。もちろんワインを購入することもできます。

更に中へ進むと、英語で「入ってみて!」と誘導する看板があり、こんな洞窟のような場所に入ってみると…

ドラクエのダンジョンのような世界が広がっていた!!!

え!?何ここ!!
この先には一体何があるのだろう…ドキドキ。

…ドキドキソワソワしながらそろりそろりと先へ進んでいったら…

完全に行き止まりでした。(ガーン!!)

そそくさとダンジョンは折り返し、メインのカーヴへ。
カビ臭の強い空気に、時代の深みを感じます。

もやしもんの主人公なら、きっと無数の微生物たちがワァァァ〜と蠢いているのが見えるのでしょうね。
私にはその姿が見えないまでも、この空間に住み着いている微生物たちの息吹はしっかりと捉えられたような気がしました。

こんな樽を見たら、飲んでみたくなりますよね。
奥の方に試飲している人たちがいたので、スタッフの方に「Tasting OK??」と聞いてみたところ、食い気味で「No!!!!」と言われてしまい、試飲はできませんでした。

そのため、購入だけしようかとも思ったのですが、失敗したら嫌だなあと躊躇ってしまい、今回は断念。もう少し優しい言い方をしてくれたら買ったかもしれないけどな〜(ブーブー)

ということで、街の中心へ戻り、いざ夜ご飯!!

じゃじゃーん!!これが本場のクリスマスツリーです♪♪
アルザスはクリスマスツリー発祥の地だそうですが、その由来は不明なまま。モミの木が多い地域なのでしょうか??
ご存知の方、教えてください!!

ディナーは、ストラスブール中心地のビストロにて。
どうもストラスブールの飲食店はオープンが遅くクローズが早いようで、お店によっては3〜4時間しか営業してないようなところがザラでした。

完全な時差ボケ&寒さのため17時頃が夜ご飯のタイミングになっていたのですが、なかなかその時間に空いているお店が見つからず、こちらのお店が他より早く18時開店だったので、なんとか時間を潰して入ることができたのです。

上の写真のサラダ、鶏肉たっぷりですごく美味しかった!!

こちらのステーキはちょっと固かったですが、添えられていたガリバタライスが美味しかったです。

奥にあるのはザワークラウト。キャベツを発酵させたドイツの食べ物です。アルザスはドイツに隣接しているため、ドイツ文化が混じっているのですよね。
当然パリではザワークラウトには出会わなかったので、そのことをひしひしと実感しました。

この日も、あまりの寒さで21時就寝。
本当は夜な夜なアルザスワインを飲み歩きたかったのですが、しっかり寝て明日に備えます。

さあ、翌日はアルザスの小さな村を巡りますよ!!

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