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449.ホームランバッターを目指していても、プロならば守備も走塁も必要でしょう?

14年間の野球経験がある。
12年間は選手で、2年間は学生コーチで裏方として活動していた。

様々な選手を見てきた。
強豪校の人も見てきたし、現プロ野球選手と一緒のグラウンドに立って野球をしていたこともある。

僕はどちらかというと、守備に少し自信のあるセンターで、バッティングは一般の高校野球レベルならそこそこ打てる気はするが、強豪には歯が立たない程度の選手。

プロになる人は、ほぼすべてが図抜けていた。
こんなに打つのも守るのも、走るのも投げるのも、何でもすごい人でもプロになれないのか、と思う人も何人もいた。

さて一方で、仕事ではどうだろう。

ホームランバッターを目指しているからといって、バッティング練習しかしていません、みたいな状態になっていないだろうか?

経営者として、プロの仕事を目指しているのだとしたら、果たして本当にバッティング練習だけに取り組んでいてい良いのだろうか?

個人事業主として働く仕事柄、いろんな働き方の人と出会うようになってきた。

少なくとも、自分の看板で仕事をしていくのだとしたら。
起業したり、ビジネスを始めたりするのだとしたら。

大成するには、ある程度全部の力や知識を身につけておくことは、最低限必要ではないだろうか。

あれはやって、苦手なこれはやらない、外注、という手もある。

そういった姿を目指しているのなら構わない。
しかし、今の僕の求める姿は少し違う。

ある程度の知識は全方向で必要だと考えている。
自分の仕事で、自分のビジネスで、自分の人生なのだ。

得意な人に任せる形でもいいと思う、が最低限はあるとも思っている。

稀代のホームランバッターで、指名打者(バッティングのみで守備をしない人)でしか試合出場しないとしても、プロである以上、守備の基礎は知っているし、打ったら走らないといけないし、全くボールを投げられませんというわけではない。

得意なことだけで群を抜く圧倒的な成果が出せればいいのかもしれない。

時間も身体も限られているので、すべて完璧にこなす必要はない。

ただ、素養は身につけておく必要はあるのではないだろうか。

求めている理想によるとは思うが。

本当に必要な4%の仕事はうまく見極めて注力できるようにはなりたい。

得意や理解できるというコンフォートゾーンに甘えるな。

本当に必要なものから逃げていないか?

ブランディングを軽視するべからず

今更ではあるが、ブランディングというのは特に後回しにされがちで、即効性がなく効果がわかりにくいことから敬遠されがちである。

派手でもない。
そんなにすぐに集客につながることもない。
作業自体が地味である。

営業や人事採用のように、なかなか目に見えづらい領域である。

しかし、これを軽視するとその先が危うい。
余計に時間も労力もかかることになる。

文章書くの苦手だし。
マーケティングの観点とかわからないし。
どうすればユーザーに刺さる言葉になるかわからないし。
何を考えて発信すればいいか難しいし。

個人的には、そういった作業を通して相手想いの発信や人間関係構築の足掛かりになったりと、派生したメリットがとても多い。

プロの経営者を目指しているのに、小学生みたいな文章しか書けないというのはどうだろうか。
エゴな発信をしているのはどうだろうか。
わからないからと、学び改善することを止めるのはどうなのだろうか。

苦手でもいい。わからなくてもいい。

ただ、プロを目指すのであれば。

好きなバッティングばかりやっていても、それは所詮アマチュアの仕事である。

守備も走塁も、嫌でもある程度の基礎や素養は学び実践するはずだ。

苦手や嫌悪や難易度から逃げるな。

プロの世界はどこもそうじゃないだろうか。

守備固めの選手でも、アマチュアの中ではずば抜けて打てる選手のはずだ。

というビジネスマンになれればいいと思っている。

必要なことを、本当に重要なトップ4%の仕事を、全部やるのだ。

そういった人を増やしたいなぁ、と思って仕事を頑張っている。

まだまだ精進あるのみ!

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