見出し画像

占いは闇夜に灯る1本の蝋燭の光

占いは今の時代を映す「悩みの総合デパート

 占い師はお客様から寄せられるさまざまな悩みや課題に向き合う仕事です。プライベートでは教育、恋愛、失恋、結婚、離婚、介護、相続など、仕事では就職、転職、リストラ、会社の人間関係、土地の売買、キャンペーンの日時、海外進出や上場に最適な日など。占いは今の時代を映す「悩みの総合デパート」なのです。

 私がいつも心がけているのは、失意のどん底にあるお客様でも、鑑定が終わった時は、希望の光を心に灯しているようにすることです。もちろん、容易なことではありません。占いの結果がお客様の意に沿わない時もありますし、傷つきすぎて動きたくないという状態でいる時もあるからです。

 このブログのタイトル「占いは闇夜に灯る1本の蝋燭の光」は、やっと正社員として採用され、頑張っていたのに試用期間中に力不足だと判断され、リストラされてしまったお客様から鑑定後に頂いた言葉です。

開運の鍵はアドバイスを行動に移すこと

 その方は当初「もう何もする気力が湧かないんですよ。自分は組織に合わないのような気がします。アルバイトしながら、資格試験を目指そうかと思うのですが」とおっしゃっていました。ですが、お話を伺うと、理不尽なのは雇った会社であって、その方に非はありません。

 年齢的にも大切な時でしたし、来月から運気が上昇するのがわかっていましたので、「2週間はしっかり休んでください。でも、○○さんは決して、組織に向かない方ではありません。せっかく頑張ってスキルを磨いてきたのだから、来月になったら転職活動スタートしましょう」とお話し、どんな業界が良いか、どこに求人があるかもお伝えしました。

 その方は私が推薦した転職サイトにその場で登録しました。すると相談に来られた数日後にオファーしてくれた会社があり、3週間後にはそこに正社員として採用されたのです。今は元気に働かれています。開運される方に共通しているのは、アドバイスを素直に取り入れ、すぐに行動することと、気持ちの切り替えの早さのような気がします。

占い師の心を照らし励ましてくれるのもお客様の言葉

 占い師の人間ですし、私の場合はライターと並行して活動しているので、公私ともに落ち込むことや、思い通りにならないこともあります。霊能者ではないので、占い師は向いていないのではないかと思うこともあります。

 そんなとき、励みになるのは、お客様の存在、お客様からかけられる言葉です。「会社でとんでもないチョンボしちゃいました。先生に聞いて欲しい!」と言われれば、「大変、どんな状況なんだろう? 早くお会いしたい」と思いますし、「彼との〇〇山ライトアップデート、決まりました!!」というご報告をいただければ、私も「やったぁ〜!!」と心の中でガッツポーズです。

 私の人生が闇の時に心を照らし、それでも歩めと励ましてくれるのは、他でもないお客様なのです。私にとってもお客様は「闇夜に灯る1本の蝋燭の光」に他なりません。そんなお客様と出会え、支えられている占い師という職業に巡り会えたことに、心から感謝しています。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?