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自分で完結する範囲と巻き込む力

業務において、何か新しいことに取り組もうとしたとき、
自分で完結する範囲のことならたやすい。

でもほかの人にも関わってくるとなると
難易度が跳ね上がる。
差し迫って緊急性のないことであれば
なおのこと理解を得難いこともある。

やった方が良い、けどやらなくても支障はない、
という取り組みは意外と多いと思う。

事務の仕事は
「気配り」によるところが大きい、と思っている。

  • 必要になるかもしれない資料

  • 機会があれば案内してもらえるかもしれないチラシ

  • 不要かもしれないけど補足事項を記したふせん

営業ー事務を担当制でペアにしている勤め先では
どこまで揃えるかは個々の事務員の判断によるところが大きい。

営業とコミュニケーションを取って
1件ごとにお客様に合った資料を用意することもできるし、
言われたものだけを最低限揃えて済ませることだってできる。

良かれと思って揃えたものがお役に立っていれば嬉しい。
ただいつもそうとは限らない。

10回に1回、成果につながったから続けよう、なのか、
10回に9回は不要だったから、もうやめよう、なのか。

どう捉えるかで、行動は真逆になる。

「なんでわざわざ仕事を増やすようなことをするのか」
「お給料が変わらないなら、労力は少ない方が良い」。

そんな空気がある中で、
「10回に1回、成果につながったから続けよう」を
推進したい。

こういうとき、コミュニケーション能力が高く、
周囲を自然とポジティブに巻き込める人が心底うらやましい。

リーダーシップやコミュニケーション、
ダイレクトに「巻き込み力」を謳った本もたくさんある。
本を読んだからといって一朝一夕には身につかないけれど、
これこそ小さな変化の積み重ねかなと思う。

大々的に巻き込む力はない。
せめて、ささやかにポジティブな声掛けを続けることで、
それぞれが快くひと手間の気配りができる環境を作りたい。


ときどき、社内で下っ端だったころを振り返る。
自分が頑張りさえすればいい、
自分のことだけ考えていればよかったころは、
楽だったんだなあ。

ということで、
今日もコツコツがんばります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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