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入院を「セルフ客観視」の機会と考えてみる | #01

自分でも驚いているのですが、18日から入院してまして。
少しずつ体調が戻ってきた今、自分のリアルな記録(身体、感情など)として、今後の働き方諸々を考えるツールとして、諸々残しておこうと思います。

11/18(月)

- 朝、救急搬送。
- 貧血、腹痛、嘔吐、下痢、寒気

家を出るときは、まだ大丈夫だったはず。
出勤電車の中で、なんだか貧血のような症状を感じ、しゃがみこんだり途中下車を繰り返し、なんとか最寄駅へ。

少し歩いて力尽きる。猛烈な寒気。全身の筋肉が、歯が、全てが震える。けど、動けない。そのまましばらくぼーっとしてると、見ず知らずの女性ふたりが話しかけてくれて。お水飲む?とか、ここ寒いよね、移動できる?とか。
耳も視界もおぼろげなので、お二人の顔もろくにわからないのだけれども。。
また、お二人はそれぞれお知り合いというわけではなさそうで。道端でわたしを見かけた方それぞれが、こうして手を差し伸べてくださるのが、ほんとに嬉しい... 有難かったです...

お二人に連れられてよたよたと移動中(腹痛でもう歩くのもツライ)、駅前で嘔吐。水と朝食べたみかんがそのまま出てきた。(うわー、嘔吐しちゃったよ)と思いつつ、まぁどうすることもできない。
女性たち、「吐けてよかったよかった」「救急車呼ぶね」。あたたかい...
近くにいたバスの運転手さんもティッシュやお水を差し出してくれて、救急車がきたら誘導までしてくれていたようで。

ありがとうございます、という気持ちと共に、いろんな人の助けを借りて、救急車で運ばれていきました。

腹痛と寒気と、いきなりやってくる吐き気。
意識ははっきりしている。
救急車内での問答をしながら、車の揺ればかり気になってた。
腹痛MAXの私、車内で足をまっすぐ拘束されているのも辛く、隊員さんに頼んで緩めてもらい、且つ立膝にさせてもらう。
この時のお腹、左下腹部は普通にしてるだけでも痛いし、押すと破裂しそうな感じの激痛。

病院到着。
ベット上で問診。救急隊員さんからの情報と、私の回答を照らし合わせる。
屋内だけど、未だに寒さで歯をガチガチさせている。羽織りものを借りる。

そこから、救急車内でもやったとは思うが(覚えてない)、体温や脈拍を測っていく。体温、いつも低体温気味だけど、いつもより若干低かった気がする。

同意書や諸々の質問紙に答えた後、心電図、CTスキャン、レントゲン、そして採血へ。
吐き気や痛みのあまり、細かいことはあまり覚えてないのだけれど、終始嘔吐は続けていて。しかも酷いことにCT前に下の方も。。(お食事中の方、申し訳ございません)

普段、お酒もほとんど飲まないので嘔吐もあんまりしたこともなく、上も下もの状態はほんとにキツイ。そして頭を上にしてる状態もキツければ、横になる余裕もない。吐く時は血がのぼる思いだし、というか水分が身体からどんどん失われてくのわかるし。(吐いてしまうので、水を口から取るのはNG)
まぁ、とりあえず全部無理ってことです。

そんなこんなを数時間繰り返す。
途中、検便や尿検査をする必要があったのですが、突然の襲来に対し、
「車椅子もってくるから待ってて」という看護師さん VS 「いやいや、事態は一刻を争うんだ、車椅子なんて待ってる暇ねぇぜ...?」な私。
もはや自分との戦いだな、これ...

戦い?の結果、車椅子に乗らず看護師さんに支えられながら歩き、車椅子用の広いトイレに、看護師さんと二人で入りました。

...なんというか、『リアル』の高橋君(元バスケ部、所謂スクールカースト上位)の気持ちに近づけたような気がしました、はい。
(あ、一応自分で、検査用の諸々はできました。後で見て、この明け透けな記録、超恥ずかしい気がする)

そんなこんなで、とてもじゃないけど会社にまともに連絡もできなくて。(朝、体調不良で遅れる旨だけは、メールは入れておいた)
自分の諸々が収まったタイミング(この時点で15:30)で、社長と先輩にメッセージを。

点滴をして(いつから始めたかもう覚えてない)、4人部屋のベッドへ。
吐き気はだいぶ治ったけど、まだ腹痛と寒気が続く。それに、背中や腰がズキズキする。けれど、最初に比べればまだ良い方、と思った。

体温を測ったら、34度程度。悪寒や歯ぎしりが止まらない。電気毛布を借りる。就寝前は39度を超えた。氷枕が気持ち良い。解熱剤をもらって飲む。
しかし、背中の痛み諸々でまともに寝られない。苦痛しかなかった。

11/19(火)

- 発熱、腹痛、背中・腰の痛み
- 整腸薬の服用開始

病名でいうと、「急性胃腸炎」だった。
何らかの原因で、腸(私の場合、小腸)が炎症を起こして通常のような消化活動ができず、小腸が炎症のためにパンパンになってしまっていたらしい。(先生曰く、ソーセージ状態...)
腸が機能を果たさないために、上や下から無理やり吐き出す、、という現象が起きるとのこと。
人にうつる危険性がある、ノロウイルスやインフルエンザではないというのは、昨日から分かってはいたけれど、「病名」という形で名称を伝えてもらえるのは少し安心する。

朝起きて、まだ少々熱はあったけれども昨夜の状態に比べれば...という感じ。
そして、昨日カサカサ&紫だった唇に、若干ハリと赤みが戻っていた。顔も心なしか、生気を帯び出した気がする。

先生曰く、昨日は脱水症状を起こしている状態だったとのこと。「脱水」といって、単純に口から水を飲むのは効率的でないな、と改めて思った。点滴針刺すのはそりゃ好きではないけれど、血管に直接必要なものを入れてくれるのは有難い。
それに昨夜は34度の体温で、歯をガタガタ言わせるくらいの寒さを感じてたのだ。そりゃあ、唇も顔も変色するわ...

そして、昼から整腸薬の服用が始まった。
一日3回、真っ白な粉薬。食事後の服用と書いてあるけれど、今は食事禁止なので口から服用できるのは水とこの薬だけ。
腸が正常に動けばそれだけ状況もよくなるんだ、と明確の目標ができて嬉しかった。

相変わらず、背中や腰の痛みは辛かった。
けど、2時間かけてお見舞いに来てくれる母が、小さい体でさすってくれた。入院初日も急な連絡ながら来てさすってくれたし、ほんとに有難い。。

初日が本当に辛かったので、おかげでだいぶ落ち着いてきた火曜日の夜。
明日はもう少し、前進したい。

つづく

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