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ムイビエン NEW HOPE Day2

ちまちまTwitterでつぶやくのがめんどくさくなってきたのでNoteで一挙放出します。
Twitterと内容の重複あります。

2020年5月31日ABWMAにて配信のNOAH NEW HOPEの第一試合は、新ユニット『FULLTHROTTLE』のお披露目試合でした。

大原はじめ選手、小峠篤司選手
VS
仁王選手、覇王選手

今回の大原はじめ選手(以下ムイビエン)は、新ユニットを軌道にのせるため、自身のアピールは極力行わず、小峠篤司選手への視聴者の意識付けを行っていたように思えます。
それらを詳しく見て行きます。
(一部は本人のムイビエンブログでも触れられています)

【入場】
日本では格上の選手が後から入場する暗黙の了解があります。
今回は大原はじめ選手(以下ムイビエン)が小峠篤司選手の後からの入場でした。
これは決してムイビエンが小峠選手より格上というわけではありません。
配信での画面の見え型方(=先に入場した選手の方が、スモークや照明などの特殊効果を受けて目立って見える)を考慮した、小峠選手の印象を強くするムイビエン的な計算が見えます。
花道のカーテンを開けた瞬間に小峠選手が登場することにより、FULLTHROTTLE=小峠選手ということを強烈に印象付けたのです。

【入場曲】
当然、入場曲はムイビエンの「FLOWER」でなく、小峠選手の「Switch on 〜いったれ!俺〜」でした。
ここにもFULLTHROTTLE=小峠選手というメッセージが組み取れます。
私は「Switch on 〜いったれ!俺〜」を「FLOWER」に脳内変換して楽しみました。

【エンジン全開】
Twitterではジョンウーに行く前に「エンジン全開」と叫んだと書きましたが、何回も試合動画を見るとどうもケブラドーラ・コン・ヒーロに成功した勢いでの「エンジン全開」の絶叫っぽいです。
どちらにしろ「エンジン全開」と試合中で叫ぶことは決めていたのだと思います。
ファンに試合中に定番のアクションを発信するのはとても重要です。その証拠に、私はムイビエンが勝っても「ムイビエン」と叫べないと物足りません。逆に「ムイビエン」と叫べれたら試合に勝たなくてもいいとさえ思っています。
今後「エンジン全開」が定着するかは我々ファンしだいです!

【連携技】
ムイビエンがケブラドーラ・コン・ヒーロを掛け、その反動で覇王選手を起き上がらせて小峠選手にパスし、こうもり吊り落としで頭から落とす、という美しい流れの連携を披露しました。
これはムイビエンのアイデアではない可能性もありますが、小峠選手のこうもり吊り落としのセレクトがたいへんムイビエンです。
最近、ムイビエンは自身のブログでSUWA選手に対する想いを吐露しています。プロレスラーにとっての歴史やルーツはファンにとってもその選手を応援する歴史なのです。
そこで師匠の技を受け継ぐこうもり吊り落としは、小峠選手ファンの涙腺を崩壊させるのです。
大きな試合でしが出さないこうもり吊り落としをムイビエンとの連携に組み入れることにより、小峠ファンは毎試合涙腺を崩壊させるのです。

【ムイビエンなフィニッシュ】
ムイビエンで仁王選手を足止めし、小峠選手が必殺のキルスイッチで覇王選手からピンフォールを奪いました。
ここでもムイビエンのプロレズセンスが大爆発します。
これはスゴイです!凄い点が3つもあります。

①小峠選手に勝たせる
②小峠選手が勝てる状況を作り出す
③自身もアピールする

①小峠選手に勝たせる
前述の通り、今日の試合はムイビエンにとっては、FULLTHROTTLEの小峠選手をファンに意識付けさせるための時間です。
つまりムイビエンでなく、小峠選手が自ら3カウントをとらなければ意味がないのです。
試合の流れを操作して、最終的に小峠選手に勝負の決定権をゆだねるムイビエンな試合メイクをさらっと行っています。

②小峠選手が勝てる状況を作り出す
今回の会場の特徴のひとつとして小型リングがあります。
通常のリングよりも狭いリングでの戦いでした。
ロープワークの歩幅や、踏切のタイミングなど選手には現場でアジャストしていかなければならない苦労があったことと思います。
その状況の中、タッグマッチの定石として、ムイビエンは仁王選手をムイビエンで捕獲して分断に成功します。
なんとムイビエンは狭いリングで、コーナーの角でムイビエンを決めています。これはフィニッシュのキルスイッチを狙う小峠選手のためにスペースを確保しているのです。
さらに驚くべきことにムイビエンを決めているコーナーはメディアのカメラの向う側、つまり小峠選手と自身が同時に画角に収まる位置で技をかけているのです。
体力を消耗している試合の終盤でのこのアクションはムイビエン以外の言葉が見つかりません。

③自身もアピールする
ムイビエンの一番ムイビエンは技はもちろんムイビエンです。
リトルムイビエン(ムイビエンファン)もムイビエンを見たくて見たくて仕方ないです。
上記②の仁王選手の分断の際に、単に相手を抑え込むだけでなくわざわざムイビエンを出して、自身の存在感とリトルムイビエンへのアピールを行ってるのです!!

このように相手チームの分断に実はこれだけのムイビエンが隠されてるのです。

【退場】
勝利を上げた小峠選手の「Switch on 〜いったれ!俺〜」で退場するのはもちろんですが、ここにもムイビエン的な行動が見てとれます。退場時に一切ムイビエンはカメラに目線を向けません。まるで空気のように控室に戻ります。TVマッチでは画面の向こうにいる何万人に対してのアピールは重要です。しかしムイビエンは今日の主役が誰かを判断してあっさりと退場したのです。

【バックステージコメント】
自身のインスタ、ブログでの発信、今日の入退場を含めた20分くらいの試合で発信してきた伏線をを怒涛の如く言葉にして回収しました。
蜘蛛の糸のように張り巡らされた伏線の数々にファンはFULLTHROTTLEと小峠選手に注目してしまってるのです。


ムイビエンの内面的な感情はムイビエンブログを参照ください。
ここではテレビの画面から推測できるムイビエンのムイビエンな部分を紹介しました。
ムイビエンのすることには必ずなにか意味があります。
それを紐解きながら観戦するとめちゃくちゃムイビエンに楽しめます!

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