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5代目のゾウ

こんにちは、haruです。
このnoteを開いてくださり、ありがとうございます。

今日は、息子のお気に入りのぬいぐるみの話をしようと思います。

一歳ごろに3coinsで購入した、ぞうのパペットです。

自閉の子のこだわり行動のひとつで、どこにいくにも抱っこして連れていきました。

ぞうのぬいぐるみを、いつも抱えてよちよち歩く姿はそれは可愛かったです。
公園でも、一緒。
買い物でも、一緒。
寝るときも、一緒。

ちょうど、スヌーピーに出てくる男の子の、毛布のような存在でした。

ある日、だいぶ汚れてきたぬいぐるみを洗いました。

ぞうさんが、ない!!!

息子はパニックになって泣き叫びました。

仕方がないので、まだ少し湿っているぬいぐるみを洗濯物干しから救出しました。

腕に抱かせると、何事もなかったかのように、すぅっと遊びはじめました。

それからしばらくして。

ついに息子はぞうさんを、どこかに置き忘れてしまいました。

それも、おそらく動物園に。

私も気づかず、いつの間にかぞうさんは消えていて、動物園まで戻るわけにもいかず…

家に着いて、気がついた息子はやはりパニックになりました。

「ぞうさんが、ない〜〜!!」

二語文が出るようになっていたので、今度はない、ない、と言葉にして泣きじゃくっていました。

寝るときも、ない、ない…と悲しそうにする息子。

ぞうさんはちょっとお出かけかな?旅行かな?すぐ帰ってくるからね、と息子をなだめ続けました。

心が傷んで、翌日すぐ3coinsに行きました。

ところが、そういうときに限って在庫切れ…

3coinsを、翌日も巡って4店舗め。

ようやく代わりのぞうさんを買うことができました。

ばれるかな…と心配だったのですが、ばれませんでした。

ぞうさん、ふわふわになって帰ってきたね、と言うと嬉しそうでした。

念のため、予備のぞうさんも買っておきました。

おかげで、洗い替えもでき、次になくしたときもスムーズに入れ替わりができました。

そして、3歳になるまでに、ぞうさんはついに5代めになりました。

予備のぞうも、常に2頭待機しています。

現在、4歳。

いつの間にか、ぞうさんといつも一緒に寝ることはなくなり、持ち歩くこともなくなりました。

そのとき一番お気に入りのおもちゃと一緒に寝る習慣だけが残っています。

今日、久しぶりにぞうさんを抱っこして出かけましたので、子育ての記録としてこのnoteを書きました。

予備のぞうさんの出番はもうないかもしれませんが、その成長が嬉しいです。

もし、あなたが、どこかで置き忘れられたぞうさんを見かけていたら、うちの子のぞうさんだったかもしれません。

置き忘れられたおもちゃは、大抵とても愛されているものだったりするのです。


私の好きな絵本
『スヌーピー』
『ベンジーの毛布』
『ビロードのうさぎ』に寄せて





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