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【窮鼠はチーズの夢を見る】、総じて、成田凌にやられました。

【 # 9月映画日記 】 なるものを始めたいなと思って「今日見た映画の感想を」と。

久しぶりに自分の言葉で自分の想いを残していきたいと欲張った結果、気分で始めました(笑)。今月は映画を気ままに見ていこうと思う。自分に向けて書き続けて行けたらいいな、自分にとって素敵な作品に巡り会えた瞬間を忘れないように。

さて本題の、今回の映画。

「窮鼠はチーズの夢を見る」。

公開の告知が出た数年前からすごく気になっていたタイトルながら、映画館に見に行く勇気はなくて、そしていつまでもいつか、いつか、と見逃して今日、Amazon primeに改めてログインした記念に見たかったこの映画をみた。

結論から言うと、グサグサ、ぐっさぐさに、胸を切り裂く映画だった。(登場人物の名前を最後まで覚えられなくて、役者さんのお名前で呼ばせていただくのをご容赦ください、とかカッコつけてます本当にごめんなさい)

本当に、えぐられて、見たあと姉との話の中での自分の言動が成田凌に被っているような、そんな雰囲気に後で引っ張られるほど、グッと引き寄せられる映画だった。

15歳以下非推奨の映画らしく、本当に生々しい場面はもはや直視できないほどすご、かったんですけど何よりも、成田凌さんの佇まいというか雰囲気というか人柄とあのキュルンとしたお目目に惹かれて、惹きつけられて。

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⚠️以下、ガッツリネタバレ含みます!⚠️

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(え........体育座りでちょこんと座る成田凌さん、あまりにも可愛すぎない???大丈夫????変な人に補導されない?(いや変な人(大倉くんごめん)に捕まってるんだけども)ってなりながらこのシーン、可愛すぎてスクショしちゃった。無意識。)

もう成田凌さんに最初から感情をリンクさせていってしまって、グサグサきた、そんな映画でした。

一番きたシーンは、最後、部屋での口論の末の大倉さんのひとこと。

でもそれ以上に、どんな人と次付き合うべきか、に対する答えを聞いた成田凌さんの

「愛してくれる人かあ、あなたらしい考え方ですね。」

という言葉に、本当に胸がぎゅっっと掴まれてつかみました。(苦しかった)

もう成田凌さんのちっちゃなことに一喜一憂している姿も、大倉さんの身の回りの女の人全員に嫉妬しちゃうし気にしちゃうしっていう仕草も、そんな姿勢が小さく縮こまって座る体に表れていたり、不安でタバコもいっぱい吸っちゃうところだったり、そんなタバコのライターはずっとずっと大倉さんからもらったものを大切にしていたり。

最後、成田凌さんが泣くシーンが本当に、本当に切なくて。ひたすら、ひたすら成田凌さん天才すぎる、と思うというか、実在しているのではと勘違いするほどの錯覚を覚えました。

でもこの映画の本当にすごいところはそんな成田凌目線では本当にかっこよくて最低な大倉さんにも、そして大倉さん達を取り囲む男女の小さな登場人物の一人一人に共感し続けてしまうという人間の本当に小さな言動を拾っている映画だなと感じたから。

特に、目だけで表情を伝える4人の机を囲むシーンは本当に痺れて。

目は口ほどにものをいう。

とはいったものの、ここまでこういう演出ができるのか。。。。。と本当に一本取られた気持ちになりました。BLとか濡れ場とか苦手な方はそこだけ飛ばしたり消音にしたりしてもいいから、ぜひ勧めたい、と思いながら(自分を投影してみちゃう私だと自分の恋愛模様も含めて晒しているような気持ちになるぶん)リアルな友達にはしっかりと伝えるのが気恥ずかしくなってしまうのが、恋愛映画だなと思いました。

「大倉さん、泣くくらいなら最初から気づいてよ。」

って思いながら、気づけないのがその渦中なんだよなあ、とか1人で一問一答してました(脳内で)。

実は映画を見ている途中でサークルのミーティングがあって、一時中断して参加していたのですが、途中からの恋バナ雑談中に「ちゃんと、優しく振ってあげなよ?」と恋人がいないにも関わらず、振る時の指南をされたこともあって、優しく振られるのの辛さをありありと描いてたこの映画のそのシーンをその直後に見ては、うっっぅt、となぜかリンクして総じて辛くなりました。

なんかもう、現実にありすぎて現実だった。

総じて、成田凌が本当に途中からわんこにしか見えなくて、あのキュルンとした瞳と嫉妬しちゃう心と、ビールを飲んじゃうシーンと、もう何から何までしんどくて。ただただ、成田凌に惚れて、成田凌に自分を投影して辛くなりました。

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特にこっっっっのシーン。( ;  ; )

最初2人が注文した時に、このお酒、カクテル系の花言葉的な何か裏の意味があるのかなってメモったんですけど、そうじゃなかった。そうじゃなくて、「そうじゃなかったんだ.........」って、なってみてました。成田凌がキュルンとした顔で大倉さんの言葉に対しての、「はい」っていう言葉も、その言葉にできなかった言葉を飲み込むように流し込む、大倉さんの口をつけたビールも。なんかもう、言葉にできない感情映し出しているような感じがして、ここで本当に本格的にギュッっと映画に、いや成田凌という1人の人に惹きつけられたような気がします。(どうしよう、しばらく他の作品で成田凌さんを見たら一度この映画を元彼のように思い出してしまいそう)

さっきの部屋のスクショはもちろんなんですけど、この作品結構ずっと暗めの照明を当てているのが、光と影の両面をもつ「その人らしさ」が出ているようにも感じて、なんだか考察しながらこの映画を切り取るとより、楽しく深ぼることができるんだろうな、なんて感じながら。

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ボトルをぎゅっと、本当に愛おしそうに抱える成田凌くんがすごくすごく、好きだなあ、私こんな感じだなあとか思いながら(違う)思ってみてました。(大倉さん、来年もワイン買ってくるって言ったじゃん!!!!!!(逆ギレ)本当にこれ、これ!!!!!😭(好きです))でもそんな大倉さんの部屋、本当にできるけどダメ男の部屋、っていう(偏見)感じの部屋ですよね........、照明が一個一個違うこだわりだったり、数字が振られている机の引き出しだったり。

あ、引き出しといえば引き出しの「とてつけ」のシーン、対照的に、バツイチ後の結婚相手の感情をありありと出しててすっっっっごいそういう演出好きですってなりました。あんなところで意味も大倉さんから聞いた灰皿とタバコ見つけたらもう.......ってなっちゃうし、やっぱり女の人の勘ってすごいんだなと再認識。

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でもまあなんと言ってもスーツが大好きな私はスーツ姿かっっっっこいい、とか思いながらこのもらいタバコのシーンの大倉さんのビジュの良さに驚きながら、見つめている成田凌の可愛さにまたやられています、本当に、本当に好きだね.........(それすら切ない)

今思い出したんですが、「本当に好きっていうのは、何もかもがその人だけ例外になってしまうことなんだよ。わからないと思うけどね、」って成田凌が大倉くんに海のシーンでいったみたいな(ニュアンスうろ覚えでごめんなさい)言葉、すごい自分なんだかハッとするような言葉でそれなあああああっとベッドに一回ボフッと飛び込みました。

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急に、明るくなりましたね、私暗いシーン好きだったのかな、劇中で思わずとってしまったスクショはノートに載せてるこれで全てなんですけど、大倉さんピン写初めてですね。実は多分彼のキャラクターのことを好きになれたというか共感というか理解できたのがここからだったんですよね、(遅い)

気づいた頃には失ってる、みたいな。本当によくあることなんですけど、あるとやっぱり切ないししんどいし、そして周りを振り回しちゃうし。っていうそういう小さな出来事をつぶさに描いている映画だからこそ、多分私はこのシーンの時に大倉さんをやっと理解できたんだなあって感じながらここら辺からみてました。

実はこのタイトルがずっと覚えられなかったんですよね、「窮鼠は猫の........好き?いや爪をかむ.......?」、とかいっつも間違えてましたごめんなさい。結局このタイトルはどういう意味だったんだろう。「窮鼠は猫を噛む」みたいなことわざがあったと思うから、それにかけているんだろうけど、成田凌っていう窮鼠が、ドブとか言われている存在が出会った瞬間から輝いているチーズのような大倉くんを捉えているようで、実は大倉くんがやっと本心を全て愛情を全てと感じた成田凌の、つかんでも掴みきれないチーズを夢見て生活していくという形だったのかなあ、なんて一息で考えてるこの頃)

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はあ切ない。本当に成田凌さんの演技にただただ飲み込まれていった映画でした。

なんだか、最後らへんのこのシーンのあたりから、成田凌が本当に嫌いで、嫌いだったからこそ好きになっちゃって、でも嫌いだからこんなふうに最終的には嫌いな大倉さんをひとりぼっちにさせたのかな、とかいうifの妄想をして、そうだったらすごく怖いなとか、大倉さんすら飲み込んでいくような成田凌の演じている姿の、縮こまるような背中ながら大きなキャラクターに飲み込まれた映画でした。

語りたくて描いちゃった!今からレビューと役者さんのお話もしっかり読んでこようと思います!どんなふうに、見えているんだろう〜〜!おやすみなさい!

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