昔聞いてた曲の歌詞が大人になった私にぶっ刺さってしまいました【エッセイ】
先日急に子供向けアニメの主題歌を思い出して口ずさんでいたところ、
当時は全く考えずに歌っていた内容がものすごく今の自分に刺さってしまって。
「カードキャプターさくら」という子供向けアニメの主題歌の「プラチナ」という曲なんですけど、
空想の世界にばっちり連れていってくれる冒頭から始まって、
ちょっと不安定な子供心を想起させつつ、
サビで何者にでもなれるという広がる夢と希望の特大供給。
心臓と脳みそがもういろんな感情で爆発しそうになりました。
まず「I'm a dreamer」で夢見る人の目線になって聞き始め、
続く「私の世界」で、自分の内面へ自然と意識が向く。
この時点で頭の中の空想のために使う部分がぶわわわわーっと動き始めるんですよね。
「これから空想の世界を構築しますよ」
って頭の上の領域が広がる感覚。
で、その広がった領域に、
「夢」と「恋」と「不安」
の三つだけを詰めるんです。
たった三つ!
その中に「不安」があるんですよ、
「私の世界」を表すもの三つの中に「不安」が入っている!!
この心臓がぎゅっとなる感じ分かりますか!?
ここで一回感情が爆発しかけてます。
まだまだ周囲の環境や大人たちに守られて、
今のこの日常が永遠に続くと信じて疑わないような年齢の子供たち向けに、
世界を構成する三代要素の一つは「不安」です
って言ってるんです。
感性が鋭すぎて震えます。
大人になった私が今この歌詞を見て思い出すのは
子供の頃に感じていた、
「今のこの守られた生活が終わって、
自分で働かなければならない環境になったとき」
に対する不安な気持ち。
この歌詞の「不安」という言葉から、
きっとみんな多かれ少なかれ不安な気持ちを抱きながら子供時代を生きていたんだろうなと
想像が広がってしまって、
泣きそうなほど切ない気持ちにさせられました。
そしてサビへ。
「I'm a dreamer」で夢見る人になりきったこちらの気持ちに
「みつけたい」「かなえたい」
の二つの願望がバチバチに訴えかけてきます。
そしてここーーーー!!!
もう夢見る気持ちとか未来への希望とかの供給が致死量。
子供の頃のあの、
まだ何者にでもなれる可能性の広がりと、
「信じる」という力への強い信頼!!!
大人になった自分にとんでもなくクリーンヒットしてしまいました。
あの頃感じていた「不安」は
大人になって経験を積んだことで
ある程度解消されてきた。
だけど、
「信じる」ことって出来ているかな?
と考えたとき、どうですか?
私はもう少し、信じてみたい。
世界も、自分も、未来も。
大丈夫、きっとまだ遅くない。
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