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【最先端】オラファー・エリアソン 『ときに川は橋となる』展 紹介

おはようございます!

ともです。今日は、東京都現代美術館で開催中のオラファー・エリアソン 『ときに川は橋となる』展について書いていきます。

このnoteでは『アートリテラシーを高めて豊かな人生を目指す』をテーマに発信しています。

↓アートリテラシーってなに?という方はこちらからどうぞ

オラファー・エリアソンについて

1967年、コペンハーゲン(デンマーク)生まれ。現在、ベルリンとコペンハーゲンを拠点に活動。アイスランドとデンマークで生まれ育ち、1989年から1995年までデンマーク王立美術アカデミーで学ぶ。1995年、ベルリンに渡り、スタジオ・オラファー・エリアソンを設立。スタジオは現在、技術者、建築家、研究者、美術史家、料理人等、100名を超えるメンバーで構成されている。2014年、建築家のセバスチャン・ベーマンと共同でスタジオ・アザー・スペーシズを設立。
光や水、霧などの自然現象を新しい知覚体験として屋内外に再現する作品を数多く手がけ、世界的に高く評価されている。テート・モダン(ロンドン)で発表した《ウェザー・プロジェクト》(2003年)やニューヨークのイースト川に人工の滝を出現させたパブリックアート・プロジェクト(2008年)等、大規模なインスタレーションで広く知られている。近年は、電力にアクセスできない地域に住む人びとに届けられる携帯式のソーラーライト「リトルサン」(エンジニアのフレデリック・オッテセンと共同開発)や、グリーンランドから溶け落ちた巨大な氷を街なかに展示することで人びとに気候変動を体感させる「アイス・ウォッチ」(地質学者のミニック・ロージングとの共同プロジェクト)といった社会的課題をめぐる取り組みにも力を注いでいる。
日本での主な個展は原美術館(2005年、東京)、金沢21世紀美術館(2009-10年、石川)がある。

東京都現代美術館HP「作家プロフィール」より引用

説明だけ聞くと想像しづらいと思います。体感型のアート作品が多く、鑑賞者を巻き込んだインスタレーションや圧倒的スケールのプロジェクトなどが特徴です。

先日紹介したピーター・ドイグとは全く別のベクトルですが、彼もまた現代美術界のトップランナーです。

ピーター・ドイグについて↓

展覧会の見どころ

本展では、オラファー・エリアソンの制作スタイルの根幹につながる実験の成果を垣間見ることができます。

正直、『アート』を見ようと思っていくと「これがアートか?」となる方もいると思います。私も少し思いました。オラファー・エリアソンの真価は美術館という枠組みを飛び越えるか超えないかの境界線に現れるのではないかと思っています。それは彼の研究室の「空間実験室」という名称にも表れている気がします。

NYの街に巨大な滝を作ったり、ロンドンの美術館に太陽を出現させたり、長大な川を緑に染めたりしてきました。そうしたスケール感を感じることができる圧倒的体験は残念ながら得ることはできませんでした。

しかし、私はオラファー・エリアソンのファンでもあるので、作品の一端や彼の研究室の取り組みなどの公開資料を見ることができて満足できました。

根本にあるのは「サスティナブルな社会に世界を変えるには?」という問いとアクションを見せてくれます。それを見た人々がなにかを感じ、持続可能な世界のためにアクションを起こすのを期待する。

これがオラファー・エリアソンのスタイルです。ともすれば野暮ったくなりそうなテーマですが、オシャレで先鋭的なオラファーの作品は見る人に鮮烈な印象をあたえてくれます。

ぜひこの機会に作品を見に行ってください。アートリテラシーが高まること間違いないです。

それではまた!


東京都現代美術館オラファー・エリアソン展HP↓

https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/olafur-eliasson/


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