きっかけ

私を俳句と出会わせてくれて、育ててくれたのは先輩達だが、それ以前に、今の私を作るきっかけとなった人との出会いがあった。

彼女とは同じ中学で、学年も部活も違ったので最初は接点なんかなかったが、ある日偶然話す機会があって、それから名前で呼び合うくらいに仲良くなった。
そして彼女は卒業後、今通っている高校に進学した。
私は彼女から学校の話などを色々聞いていたので、中二の頃、文化祭に行ってみた。そこで初めて文芸部に出会ったのだ。

元々本は好きだったから売ってある部誌を全種類購入し、読んでみた。その時の感想は、高校生の作品ということもあって、正直なところ完成度には差があったと感じた……が、一つひとつの作品の雰囲気や活動風景、そして販売している部員たちが仲良く話すのを見て、何か良いな、と思い始めた。
それから彼女に文芸部のことを色々聞くうちに、この学校の文芸部で書いてみたいという気持ちが強くなり、中3の秋、進路を決めた。
成績的に周りから色々非難されたが、どうにか合格し、その結果として、文芸部の皆と出会うことが出来た。

彼女との出会いがなければ、私はその辺の適当な学校で絵でも描いていただろう。だって元々、進学校自体が視野に入っていなかったのだから。
そして今日は、そんな彼女と初めて話した日だ。
(何でそんなこと覚えてるのって、それだけ嬉しかったんだよ!)
彼女は私に、沢山の景色や選択肢を与えてくれた。そのおかげで私は、あの場所で沢山の人や言葉に出会い、今もこうして書き続けることが出来ている。
きっと私は、彼女に一生、感謝し続けるだろう。

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俳句やったり短歌やったり小説書いたり、自由気ままに生きています。ゲームと芝居と音楽が好き。Xジェンダー、ビアン。
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