20代の時に知りたかったマインドに関する14のこと

はじめに

はじめまして。はる(@haru_2006pp)と申します。

このコンテンツをご覧いただき本当にありがとうございます。


私は会計系の仕事を12年以上やっているサラリーマンです。

現在は、部下の育成・指導や予算管理・業務管理などの管理業務をメインでしています。


本書は、私が20代の時に知りたかった考え方を全部まとめたものです。

20代の社会人の方向けに執筆しているものですが、30代以上の方でも役立つ内容は多いと思います。

目次を見ていただいて、興味のあるところからお読みいただければ幸いです。


ではこのコンテンツをお楽しみください。


「すみません」より「ありがとう」。「でも」・「だって」は言わないほうがいい

まずは、普段口にする言葉についての話です。最初は「ありがとう」という言葉から。


いきなり質問です。何か手伝ってもらったときや旅行のお土産をもらったとき、あなたは「すみません」と「ありがとう」のどちらを使いますか?


結構「すみません」と言う方多いのではないですかね。私の職場でも「すみません」という方が多いです。


でも、「ありがとう」の方がよいですよ。


なぜなら、素直に「ありがとう」のほうが自分と相手の気持ちが良くなるからです。

「すみません」だと謝っている感じが出てしまって、相手に申し訳なさを与えてしまいます。また、「ありがとう」を口にする自分がうれしい気持ちになります。


言葉ひとつで相手が受ける印象は大きく変わります。また、自分の発した言葉によって自分の気持ちも影響を受けます。


「すみません」というと、萎縮するというか自分が下になるような感覚を持ってしまいます。「ありがとう」にはそのような意味はなく、単純に感謝の気持ちを述べているので、このようが良いですね。

次は「でも」・「だって」という言葉について。

この言葉も使っている方多いのではないですか?注意や指摘を受けた時に言い訳をしたくなってしまって「でも○○があって」とか「だって○○だったんです」と言ってしまうことないですか?


私も昔そうでした。自分が正しいと反論したくなっていました。


ただ、「でも」・「だって」から始まることを言ってしまう人は人の話をちゃんと聞いていません。自分が言い訳を言うことしか考えていないのです。注意や指摘をした人からもそれはわかります。「あ、こいつ人の話聞いてないな」という風に。


これは非常にもったいないですね。注意や指摘って、人によってはそんなにやりたくない行為だったりします。相当エネルギーがかかる行為なので。ただ、その人のためを思って注意や指摘をするわけで、「でも」・「だって」と言い訳をしてしまうのは、その人の気持ちを踏みにじることになります。


また、自己の成長のチャンスを逃してしまうことになります。社会人になって数年は上司や先輩から注意や指導が入って「うざいな」と思うかもしれませんが、30代になると注意もされないし指導もされなくなってしまいます。


どうなるかというと、変な言動があった時には皆が逃げていくだけなのです。関わらないようにと。注意や指導を受けられるうちは幸せだと思ったほうがよいですよ。


ちなみに私は、注意や指摘を受けるときは「ありがとうございます」から言うようにしています。なかなか注意や指摘をもらう機会がないので、自分が成長できるチャンスだと思って、素直に聞くように心がけています。


注意や指摘を受けるときに反論したくなる気持ちは非常にわかります。でもそれをグッと飲み込んで素直に聞いてみるようにしてみましょう。そうすることで仕事や人生が良い方向に回りますよ。


「可処分時間」を意識して人生を豊かにしよう

「時は金なり」という言葉があるように、時間は非常に大切な資産です。

1日は24時間ですが、意識したほうがよいのは、その24時間の中でどれだけ時間を使えるかということですね。

いわゆる「可処分時間」ですが、食事や睡眠の時間などを差し引くと12時間ぐらいでしょうか。


その12時間をどのように使うのかで人生は変わります。


私が意識しているのは「アウトプット」の時間です。

「アウトプット」をどんどんしていくと、自分の中の情報が枯渇して「アウトプット」出来るものがなくなってきます。すると、「もっとインプットしなきゃ」と思えるようになり、質の高いインプットができるようになります。また、「アウトプット」をすると、情報が集まるようになります。ツイートやブログを見てくれた方から、「こんな情報もありますよ」とか「このような見方もありますよね」といった反応が返ってきます。「アウトプット」したものの関連の情報が集まってくるのです。


あなたは「可処分時間」をどのように使っていますか?一度考えてみることをおすすめします。

多くの方は仕事に費やしているでしょう。残業が多く、仕事が「可処分時間」のほとんどかもしれませんね。

ただ、この人生100年時代、1つの会社にずっと勤めるということは現実的ではありません。「自分で稼ぐ力」を養うための勉強が必要です。具体的にはマーケティング・ライティングスキル・語学・ITリテラシーなど。

自分でどこでも生きていける力は大事です。そのための勉強やスキルを身に付ける時間をぜひ確保してほしいです。


「挑戦する」を別の言葉にかえてハードルを低くして始めよう


いろんなことに「挑戦する」ことは大事です。それはあなたの人生を豊かにするために必要なことです。私だけではなくイケハヤさん・マナブさん・しゅうへいさんなどビジネス系インフルエンサーの方々も挑戦することの大切さをいたるところで語っています。


ただ、「挑戦する」という言葉にちょっとした壁を感じるのも事実。「挑戦する」と聞くと身構えてしまいますよね。気合いを入れて「やるぞ!」と思わないと挑戦できないというか。


しかし、少しでもいいので始めてみる、試してみるほうが良いのは事実。


そこで、「挑戦する」を以下のような言葉に変えてみるのはどうでしょうか。


・お試し

・トライする

・やってみる

・小手調べ


このような言葉に変えるだけで、ハードルがグッと下がってできそうな気がしませんか?言葉の力は大きいものです。


ほんのちょっとで良いから始めてみる。そのことであなたが見る景色は変わります。


よく、「挑戦する」ことは山登りに例えられます。山登りを始めるときって登ろうとする山しか見えないですが、山を登り終えると違う山が見えてくる。そうすると「今度はこっちの山に登ってみようかな」と思う。挑戦していくことでまた次の挑戦がしたくなってきて、どんどん自分を高めることができるのです。


もう一度言いますが、言葉の力は大きいものです。「挑戦する」に敷居の高さを感じてしまう場合は、違う言葉に置き換えてハードルを低くして、どんどん自分を高めていきましょう。


AIに仕事を奪われないために、AIに関する知識を常にアップデートしよう

次はAI(人工知能)について考えてみます。私は会計に関する仕事をしていますが、「会計士や税理士はAIに仕事を奪われる」という記事をよく目にします。


実際のところどうなのかというと、仕事を奪われると言っているのは会計士や税理士の方々のプロフェッショナルな部分というよりは、経費の処理や仕訳入力といった単純作業がAIに置き換わるということなのだと思います。単純作業というのは、大量の正解データがありますから、そのデータをAIが学習して処理すればいいだけですからね。


会計士や税理士の方々のプロフェッショナルな部分を見てみると、正解のデータがあるような世界ではないですね。税理士の場合でいうと法人税を最適化するために拠点をどこに置くべきか、自社に最適な移転価格のルール作りをどう構築するべきかといった検討ですね。また、会計士の場合ですと会計基準では規定されていない取引が発生した場合の会計処理をどうすべきか、不正を興さないための社内のルール作りをどうすべきかといった検討です。


このようなことは、絶対的な正解があるわけではなく、いろんな情報・条件を整理してもっとも合理的な解をプロフェッショナルとしての意見として出す必要があり、ここはAIでは置き換わることは2021年現在ではまだ起こっていません。


だた、だからといって安心して良いわけではありません。AIの進化は非常に早く進んでいます。例えばディープフェイクと言われる技術(オバマ大統領が、あたかも本当にののしる言葉をしゃべっているかのような動画が話題になりました)や囲碁で話題になった強化学習といった分野での進化も非常に進みが早いです。

自動運転の分野でも急速に進歩が進んでいます。2021年現在ではレベル3(条件付き自動化)が実用化されているという状況ですが、完全自動運転であるレベル5に到達するのも時間の問題です。


AIの進歩を踏まえると、先ほど言ったようなプロフェッショナルの領域といった部分でも、AIが人間よりも早く適切に解を出せるような時代が来る可能性は全く否定できません。


ですので、AIに関する知識をアップデートしていくことが必要です。AIの進化は非常に速いです。その進化を常にウォッチしてAIに負けないように自分がどのようにアップデートすべきかを考える必要があります。

RPAより価値を出すために必要な考え方

AIの次はRPAについて考えてみます。RPAとは(Robotic Process Automation:ロボティック・プロセス・オートメーション)の略であり、プログラムの塊であるロボットが自動でパソコンの処理をするというものです。


RPAは多くの会社で導入が進んでいます。例えば、手書き入力された書類を読み取り、その内容をデータベース化するといったものや、一度プログラムされた分析処理を自動実行するといったものです。

RPAが普及したことで、今まで手作業でやっていたものがRPAに置き換わったため、人員をカットするという企業も出ています。怖いですよね。


では、このRPAに立ち向かっていくために私たちはどのように行動すればよいのか、RPAの特徴を踏まえて考えてみましょう。

RPAの特徴は大きく3点あります。


プログラムの塊である
24時間365日働ける
決まったことを正確に処理する


まず「①プログラムの塊である」は、RPAは誰かがプログラミングしたプログラムの塊だということです。つまり、手順が決まった確実なことはやってくれますが、不確実な状況での仕事は、RPAは仕事ができないということになります。

次の「②24時間365日働ける」は完全にRPAのほうが人間より上回っている部分ですね。人間は法律によって働ける時間が決まっています(1日8時間・週5日)が、RPAにはそのような法律の規定はなく、電力さえあれば24時間365日働くことが可能です。経営者は労務管理や過労死という問題を気にする必要はありません。

最後の「③決まったことを正確に処理する」は「①プログラムの塊である」と似たような話になりますが、RPAの中身はプログラムですから、寸分も狂わずプログラムの中身を正確に実行するということです。このことはつまり、元のプログラムが間違っていたら、全て間違った処理結果を返しますし、正しい処理であれば全て正しい処理結果を返すということです。


では、この特徴をもったRPAに負けないために私たちはどうすればよいのか。


それは、「不確実な状況の中で動いていく」。これに尽きます。


現代のような経営環境が大きく変化していく時代に対応するためには、新しいサービスを作ることを検討しないといけない、業務のオペレーションを見直さないといけないといったクリエイティブな要素が人間に求められます。一方で、業務のマニュアルが存在して、そのマニュアル通りにしか仕事ができないという場合だと、これはRPAが得意な領域になってしまいます。マニュアルが存在しない不確実な状況でどれだけ働けるかということが大切になってきます。


マニュアルがない世界でどれだけ動けるか、自分の頭を使ってどれだけ新しい仕事や業務を生み出していけるか、このようなことがこれからの私たちに求められています。

隣の芝生は青いけど、自分の芝生も他人からみたら青い

「隣の芝生は青い」

このフレーズは転職を考えるときによく聞きますよね。別の会社で働く友人の話を聞いて、その会社のことがすごく良く思えるとか、実際に転職した人の話をきいて「いいな」と思うとか。


こう思ったときに「隣の芝生は青い」なんて言ったりしますが、ちょっと視点を変えて立場を逆にして考えることをおすすめします。つまり、他の人からみて自分の芝生がどう見えるかということですね。そうすると、他の人から見た時に自分の芝生も青くみえるのではないかと思えます。自分が他の人の職場を外野からみて「いいな」と思うのと同時に、他の人も自分の職場を外野からみて「いいな」と思うわけですよ。


なぜこのようなことが起こるかというと、全てが100点の職場なんてないからです。また、一人一人理想とする職場が違うからです。また、それが時とともに変化します。20代のときはイベントの多い仲良し雰囲気がよかったけど、30代になった今はもう少しドライな人間関係がよいとか。そういうのありますよね。


100点の職場なんてものがない以上、自分の芝生も他人から見れば青く見えるわけです。なので、何が言いたいのかというと「改めて自分の職場環境を見てみましょう」ということです。意外といいところ、たくさんあるんじゃないですか?


給料はちょっと低いけど人間関係がよいとか、ドライな人間関係だけど自分が成長できているとか、そういうことを発見できます。そのような発見をへて、それでもなお「転職したい」と考えるのではあれば転職活動すればよいです。その時の転職活動は、今までよりも有意義なものになります。だって、改めて他人の目で自分の職場を見直しているのですからね。

とりあえずやってみる精神が人生を豊かにする

私自身、社会人経験が12年程度あるだけで別に人生経験が豊富というわけではないですが、自分の人生の振り返りをしてみると、「やらなかったことの後悔はあるけど、やったことに対する後悔はない」です。


簿記の勉強、音声配信、ブログ、そして本書を執筆していることなど、やってきたことの後悔は全くないんですよ。逆に、歴史や哲学の勉強を真面目にしなかったことや、中学の時に好きな子に告白しておけばよかったことなど、やらなかったことの後悔はいくつもあります。


最近だとビットコインなど仮想通貨の勉強を早くしなかったのが後悔ですね。最初ビットコインを見た時は、「こんなのただのプログラムで、すぐコンピュータウイルスに汚染させて使えなくなるんだろ?」とビットコインがどういうものなのかを全く勉強せず、これまでの感覚でとらえてしまっていました。しかし、ビットコインの稀少性とその技術の基盤となっているブロックチェーンの堅牢性を理解してからは、すっかりビットコインに魅了されています。


ということで、これまでの人生を振り返って「やらなかったことの後悔はあるけど、やったことに対する後悔はない」という経験から「とりあえずやってみる精神が人生を豊かにする」という教訓が生まれました。後で後悔するぐらいならとりあえず始めてしまえばいい。人生で今が一番若い。一番若い時にいろいろやってみようということです。


資格の勉強でもいい、留学でもいい、親孝行でもいい、なんでもいいです。ちょっとでも「やろうかな」と思ったことはとにかくやってみてください。その経験があなたの人生を豊かにします。


自分自身を満たしてみんなに優しくなろう

ここでは「優しさ」について考えてみたいと思います。

私の信念として「人に優しく自分に優しく」というのがあります。というのも私自身結構イラッとしやすいタイプなので、なんとか抑えたいという想いがあってこの言葉を人生のテーマにしています。


で、この信念を持ってから気が付いたのですが、人に優しくしようと思うと、どうしても「自分が満たされていないといけない」ということに気づきました。眠い時、おなかがすいているときに、他の人に食べ物を分け与えたり優しくしたりすることって難しいですよね。


そう。自分に余裕がないと他人に優しくすることができないのです。


このことに気づいてから、いかに自分自身を上手く満たすかということを考えるようになりました。具体的には、自分の欲求に正直になるとか、自分にご褒美を与えるとか。満たすためであれば何でもよいのですが、少し高いカバンを自分のために買うとか、腕時計を買うとかそういうことですね。あとは、自分自身をほめるということも大切です。


なにげなく暮らしていても結構大変なことはあります。特にお子さんがおられる場合だったら、お弁当を作ったり送り迎えをするだけでも大変で、1日だけでも大変な労力です。

また、なかなか仕事に就けないという場合でも、就職活動を1日やって生き抜いたというだけでも非常に素晴らしいことです。


このように、ほめるハードルをぐっと下げて、自分自身がこれだけできているってほめるのも自分自身を満たすために大事なことです。


自分自身を満たすことができるようになれば、自然と他の人に優しくなることができます。コロナウィルスが猛威を振るっているこの世の中において、自粛警察やマスクをしないといったトラブルがニュースになることがありますが、これは「自分自身が満たされていないから」なのではないかなと思うんですね。


自分自身を認めてほめる。みんながこの行動をとることでもっと優しい世界が生まれます。

常識は時代とともに変わる

次は「常識」について焦点をあてます。

「常識」とは、「みんなが知っていること」と定義づけられますが、その「みんなが知っていること」は時とともに変化していくんですよね。これは覚えておきたい大切な視点です。


一番わかりやすいのが資産運用です。私は30代半ばですが、私の親世代(60代~70代)の資産運用の常識といえば、定期預金でした。1990年の定期預金は日本銀行の統計によると6%。今ではとても信じられませんね。ちなみに今の定期預金の金利は0.01%~0.03%程度です。

ですので、今の60代~70代の方の資産運用は定期預金で十分だったわけです。株や投資信託はリスクが高くて危ないと思うのも無理ないですね。

しかし今は定期預金の金利がATM手数料を軽く上回ってしまう時代。株や投資信託など日本円以外での資金運用が当たり前になりました。


就職に関してもそうですね。ひと昔前までは終身雇用・年功序列が当たり前の時代でしたが、現代において、その前提は崩れ去っています。象徴的なのは2019年の日本経済団体連合会(経団連)の中西宏明会長とトヨタ自動車の豊田章男社長がほぼ同時に「終身雇用を維持するのは難しい」という趣旨の発言をしたこと。このことで経済界は非常に大きな衝撃が走りました。

また、今の時代は「45歳リストラ」というのが常識になりつつあります。富士通、東芝、エーザイといった日本の名だたる大企業が、「45歳以上の社員」を対象に早期退職を募集しました。


このように、時代とともに常識とは変化するものです。唯一変わらないものがあるとすれば、それは「変化があり続ける」ということです。自分自身をアップデートさせないと時代に取り残されてしまい、人生がハードモードになってしまいます。

人生をイージーモードにするためにも、今の常識が何なのか、どのように変わっているのかをよく考えていかないといけないです。

前向きになれる名言

誰にでも落ち込んでしまうことはあります。そこで、落ち込んでしまったときに前向きになれる名言を2つご紹介します。


まずはトーマス・エジソンさんのこちらの言葉。


「失敗ではない。うまくいかない1万通りの方法を発見したのだ」


エジソンさんは大の発明家で、84歳の生涯でなんと1,300もの発明品を生み出しました。また特許の数も1万以上。晩年では特許の権利を守るために訴訟を繰り返していたということで訴訟王と呼ばれていたそうです。


そんなエジソンさん、やはり小さい時から変わり者だったということで、小学校のときに授業中に先生に「なぜ」を連発する少年だったそうです。あまりに連発するものだから、最終的に3カ月で小学校を退学するという経歴を持っています。


1,300の発明をする中で失敗に終わったものも非常に多くあります。それをエジソンさんは失敗ではなく「上手くいかない方法」ととらえて、また次の挑戦を行っていったのですね。


この言葉に非常に感銘を受けました。確かに、失敗をすることで多くのことを学べます。経験が蓄積されていきます。その学びを生かして多くの発明を生み出したエジソンさんの言葉は落ち込んだ私たちにエネルギーを与えてくれます。


2つ目の名言は、ソフトバンク創業者の孫正義さんのこちらの名言


「髪の毛が後退しているのではない。私が前進しているのである」


この言葉は2013年1月に投稿されたツイートです。孫さんは髪の毛が薄いということでいじられていましたが、そのいじりを上手く生かしたこのツイートは、当時のソフトバンクの経営スタンスと相まって非常に反響を呼びました。この言葉を普通のハゲたおじさんが言ってもなにも反応はないでしょうが、あれだけ精力的に動いている孫さんがいうからこそ、言葉の上手さもあり説得力もあるというもの。多くのエネルギーをこの言葉から得ることができます。


ということで、ここではパワースポットならぬパワーワードを紹介させていただきました。

他人と比べるより過去の自分と比べよう

他人と自分を比べてしまうことってよくありますよね。年収とか学歴とか身長とかスタイルとか。で、比べてどうなるかというとへこむんですよね。上には上がいるもので。


「だったら比べなきゃいいじゃん」って話ではありますが、ここは人間の性。比べずにはいられないのです。

では、どうしたらよいのだろうと考えた時に、一つのアイデアが浮かびました。


それは「他人と比べるのではなくて、過去の自分と比べる」というもの。そして、過去の自分と比べて少しでも成長できていればOKと考える、これがいいのではないかと思うのです。


意外と見逃している事実ですが、3年前の自分から今の自分をみると、結構うらやましがられますよ。私自身、簿記を勉強していた時代の自分から、簿記1級を取得して会計系の会社で働いている自分をみればきっとうらやむはずです。


このように、昔の自分と今の自分を比較すれば、自分の成長を実感でき、へこむことはないです。


マウンティング女子という言葉があるように、人は比べてしまう生き物。人と比べて無駄にへこむぐらいなら、過去の自分と比べて目に見えた成長を実感しませんか?

長所は長所。短所は個性

次は長所と短所の話をします。

これは、日本人全体にいえることなのかもしれませんが、自分の短所ってすぐ出てきますが長所ってなかなか出てこなくないですか?私自身の場合だと、自分の短所は「ちょっと短気なところです」ってすぐ出てくるのですが、自分の長所となると考えこんでしまいます。「長所と言えるところってあるかな・・・」みたいな。

そして、短所を直そう・隠そうとする風潮が日本人にあるように思います。


ただ、短所を直そうと無理に頑張らなくてもいいです。なぜそう思うかというと、短所はその人の個性そのものだからです。短気なのも個性・三日坊主なのも個性・朝が弱いのも個性です。


短所と思うところを無理に直そうとするとすごい労力がかかります。しかも直せない可能性が高い。直せても平均的なところしかたどり着けない。そこにエネルギーを費やすぐらいなら長所をグッと伸ばすことに集中したほうがよいです。そのほうが生産的で人生が豊かになります。


そもそも完璧な人間なんていませんし、もし完璧な人間がいたとしたら、その人に魅力はありません。ちょっとおっちょこちょいなところがあるから可愛いと思うもので、短所が人を魅力的にさせているのです。

だから、長所は長所。短所は個性として受け入れるということが良い考え方です。

未来の自分を助けると思えば、今の頑張りは続けられる

あなたはVoicy(ボイシー)というサービスをご存知ですか?個人のラジオのようなサービスで、社会派ブロガーのちきりんさんや、はあちゅうさん、ビジネス系インフルエンサーのイケハヤさんやマナブさんなどがパーソナリティとなっています。


で、そのパーソナリティの中にビジネス系インフルエンサーのしゅうへいさんという方がおられまして、その方のチャンネルのタイトルがとても好きです。どんなタイトルかというと、


「1年後の自分を楽にするラジオ」


しゅうへいさんは借金をかかえつつ、脱サラしてブログなどで生計を立てている方ですが、このチャンネルでは1年後の自分を楽にするためのTipsやノウハウを1日1つ放送するというものです。


放送の中身もとても素晴らしいので、ぜひ聞いていただければと思うのですが、私は「1年後の自分を楽にする」というフレーズにとても励まされています。


今までは未来の理想の自分を思い描いて、それにどれだけ近づいていくかということを考えていました。ダイエットするとか勉強・読書ってそうじゃないですか。

でもそう考えても続かない。非常に困っていたのです。


そこに出会ったのがこの「1年後の自分を楽にする」というフレーズ。これで一気に気が楽になりました。「未来の自分を楽させてあげるために今頑張るんだ」って思うと不思議と力が出てきます。


今の自分は過去の自分の上に成り立っています。今の自分が苦しい状態であれば過去に遊んでしまったから。逆に今が充実した状態であれば、過去の自分が頑張ったからです。この考え方を胸に今の感張りを続けたい、そう思います。

コンフォートゾーンから抜け出そう

最後は「コンフォートゾーンから抜け出そう」という話です。

これは、要するに挑戦しようという話なのですが、なぜ挑戦しないといけないのかを改めて考えてみます。


まず、人生をRPGに例えると、「コンフォートゾーンから抜け出す」というのは物語を前に進めるということと同じことになります。コンフォートゾーン、つまり簡単に敵を倒せる快適な領域から抜け出して、強い敵がいるかもしれない新しい町にいく。そこで強い敵を倒すことで、大きな経験値やお金が手に入りレベルが上がる。


人はぬるま湯が大好きで変化することが苦手な生き物です。でもそのままぬるま湯の中にいては、少しずつ衰退していってしまいます。

仕事だって同じです。毎年同じ仕事ばかりしていても年収は上がりませんし、そのうちAIやRPAに置き換えられてしまうかもしれません。


そのため、ちょっと怖いかもしれませんが自分の「コンフォートゾーン」から抜け出して新たな領域を獲得していくことが必要です。そのほうが、人生刺激があって楽しいですしね。

刺激がない人生なんてつまらないですよ。挑戦しましょう!いやトライしましょう。小手調べしましょう。なんでもいいや。とにかくやってみましょう!


おわりに

最後までお読みいただきありがとうございました。


本書は、私が20代の時に知りたかった考え方やノウハウを1冊に全部まとめたものになりますが、この本を手に取ってくれた方に少しでも役に立つものになればと思い執筆しました。

その気持ちが少しでも届いてくれればこんなにうれしいことはありません。


あなたからの感想・ご意見をぜひお待ちしております。

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はる(@haru_2006pp)


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