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息子と一緒にオンラインゲームをやったらいいことがいろいろありました

休校で子供たちが家にいたら、いろいろ大変なことがありますね。
我が家の息子もずーーっと話していたい人なので、少し時間をくださいと言ったところで3分と黙っていてはくれません。何もかも中断です...。

こういう時をどうにかうまく過ごすお役に立てたらいいなと思い、随分楽になった我が家のひとつを書いてみたいと思います。


私は、数年前から、ビデオゲームも息子と一緒にやってしまうようになりました。

ビデオゲームというと、子供たちの敵みたいな捉え方をされているように感じます。
特にオンラインゲームとなると、はなから敬遠する方もいるのではないでしょうか。
私もそうでした。
かつての私は、息子がゲームをやる時にタイマーをかけたりして、ビーっと鳴ってもやめないと「ごぉらーーー」と怒ったりしていました。

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Robloxというゲームをご存知でしょうか?

この辺りの小学生でやったことがない子なんていないのでは?と思ってしまうくらい大人気のオンラインゲームのプラットフォームです。
Youtubeのように、プロからアマチュアまで様々な人の作ったゲームが並んでいて、好きなもので遊ぶことができます。
遊ぶ側としては、よりどりみどりのゲームがあるし、どんどんアップデートされていくので飽きずに楽しめます。
作る側に回ることができれば、課金の仕組みもあるので、うまくいけば結構なお金を稼げるし、プログラミングの勉強にもなれば、マーケティングの勉強にもなるのです。

仲のいい友達とはお互いにIDを交換し合って、Roblox内でも友達になっています。
そうすると、自分がログインした時に、誰が何で遊んでいるかわかります。そして一緒に遊ぶこともできます。

息子の友達たちは私が誰かも知っているので、仲間に入れてくれます。というか、おミソ扱いで面倒をみてくれます。
「Follow me!」とか言われてついて行くと、自分ではまだ手に入れられないかっこいい車に乗せてくれて、行ったことのないところに連れて行ってくれます。そこで一緒にお宝を盗んでさあアジトに帰ろうというときには、今度は見たこともない飛行機に乗せてくれます。飛ぶよ!というところで、あ!落っこっちゃった~。こちらは大爆笑!あちらは「OMG. Why?」みたいな。

オンラインゲームってこんな風に楽しいんだ~!

Robloxの場合は、日本のゲームと見た目が随分違う感じがします。
髪の毛がベーコンのようで実際ベーコンと呼ばれているキャラクターがあったり、これ著作権はどうなってるんだろ?と思うくらいスーパーヒーローがどこにでも登場したり。アメリカだな~というのをあちこちに感じて、そういう部分でも楽しめます。

チャットもなかなかおもしろいのです。
「AFK」って「away from keyboard」なのかとか、「OP」って「over power」なのかとか、略語も学べます。
子供向けをかなり意識して作られているので、よくない言葉は「*****」と変換されてしまうのですが、それを避けるために別の文字を使って表現するとか、まーどう対処しようと抜け道は探してくるよね~といったことも感じられたりします。
複数人で遊んでいるゲームで、突然「友達と遊びたいから他の人はみんな出て行って」とか言い出す子がいたりして、どれだけわがままなんだ?さすがアメリカ!とか思ったり。
一度は、息子が「Your mom's so fat!」と言われて、相手は全然知らない子だったので、何で私が母だと知ってるんだ?とどっきりして、いやいやいやいやそうじゃないよなと考えなおしたら、日本で言うところの「お前の母ちゃんデベソ」的なやつだ!と。英語にもそういうのあるんだな~なんて勉強になったこともありました。

そして息子が略語や新しいゲームの遊び方やコツなんかをよく知っていて、なぜ?と聞くとYoutuberから聞いたと。
なるほど。この世代の子供たちは、かつての攻略本のようにYoutubeを使っているのか~ということがわかったりもしました。

ちなみに、Robloxは日本も含めて世界中のいろいろな国で遊ばれています。
私たちが遊ぶ時間にはチャットはほとんど英語かスペイン語で、おそらく時差の関係でこの近くの子供たちが多いのだろうなと勝手に想像しています。大人も遊べるわけですから、時間が違えば文化?もまた違ってくることでしょう。

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自分が楽しめたら、これ、子供に対してやっちゃダメやっちゃダメと言うことにどんな意味があるだろう?と考えるようになります。

1時間と決めたところでその時間では十分楽しめないゲームがあることもわかるし、ちょうどきりよく終われるゲームばかりでないこともわかります。
そうすると、こちらの言い方も随分変わってくるのです。

もうすぐごはんだとわかっているのに、チーム戦で途中で抜ける人が出たら困る上に時間がかかるゲームで遊んでいたら、それはあなたの選択ミスだという風に言うことができます。
私の夢にゾンビが出てきたら、ゲームやり過ぎて頭が支配されてるんじゃないかって思う。これまずいよ…と真剣に言うこともできます。

そういう風にしていると、息子の方でも私の言うことがすっと理解できるらしく、自分で考えてゲーム時間のバランスをとるようになってきました。
息子の場合は、1人で遊ぶより私も一緒の方が楽しくなってきて、私の時間を確保するために手伝いをしてくれたり、私が怒って一緒に遊ばなくなるようなことをしないように気をつけるというオマケまでついてきました。

もちろん毎日うまくいっているわけではないのですが、時間制限をしてお互いイライラしながら戦いを繰り返すよりは、断然楽になりました。約束を守り、やるべきことをきちんとやっていれば、あとは子供の裁量に任せてみるのもいいなと思えるようになったのです。

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また、一緒にやっていると、オンラインゲームをやらせているのに、プライバシーについては一切教えていませんね?という子もいれば、もっとよくなくて、お金もふんだんに与えているのに実際何をやっているかはノーチェックですね?と感じられる子もいるのです。一方、ものすごくいろいろなことに配慮している子もいます。
そういう実際の事例を見ながら、我が家のルールはこうしましょうという話ができるのは、とてもわかりやすいし、息子の頭にもストンと入るようです。

インターネットやSNSなどは、これから絶対避けては通れないものだと思います。しかもそれらは、使い方を間違えると命にも関わるかもしれない危険も孕んでいます。
実際に、いろんな子と出会います。その中で息子がどんな風にふるまっているかを見ることができて、それについてゆっくり話すこともできるのです。
比較的素直な形で我が家のポリシーを伝えていくことができるのは、ほんとうによかったなと思っています。

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怒ったりイライラしたりするのって、とても疲れます。
そういう要素はできればなくしてしまいたいと思います。
そんな時、考え方を根本から変えてみる。まったく反対から見てみる...という風に開き直ってみると、思いがけずすっきり楽になることもあるように思います。

みなさんのお家時間が穏やかでありますように。
この困難を、世界が無事に乗り越えることができますように。

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