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「キャリア」はエリートのためだけではない

カリエーレ・コンサルタンツ、キャリアコンサルタント佐渡治彦です。

よく「キャリア」と言うと都会で働く一部の大企業のエリート社員にしか
関係ないと捉えられがちです。
キャリア形成やキャリアデザインは、このようなエリートのためにだけに役に立つという考え方です。

確かに、自立的に発達していく「自己実現論」はこうしたエリート層の方が、考えるケースが多いと思います。
一方、以前、ブログで紹介したワッツは、
「全員のためのキャリア(Careers for all)」という考え方を提唱しています。

【参考ブログ】
トニー・ワッツ【社会正義のキャリア支援のパイオニア】
https://note.com/haru07060715/n/n58f330233451
ワッツのキャリアガイダンス【4つのイデオロギー】
https://note.com/haru07060715/n/na24a7cba9ae2



そして、最も現代的な社会正義のキャリア支援の研究者の
トリスラム・フーリーは、ワッツの考えを継承して、
「キャリアは全員のものである、エリートのためだけではない」
と言っています。
つまり、キャリアコンサルタントなどのキャリア支援が、人々の自己実現を応援し、自分の能力を最大限に発揮し、自分なりに最高の人生を歩めるようにするものであることは間違いないと述べています。
今、私は公共事業で氷河期世代などのクライアントのキャリアコンサルティングをしています。

様々な経歴のクライアントがいますが、公共事業のカリキュラムに参加してキャリアコンサルティングを受けている皆さんは、苦しい時期を何とか打開しようと模索しています。
何とか、皆さんの自己実現を応援し、自分の能力を最大限に発揮し、自分なりに最高の人生を歩めるようなお手伝いができれば良いと考えながらキャリアコンサルティングをしています。

がんばって欲しいです。

次回は、フーリーの考え方について述べたいと思います。
参考文献:「社会正義のキャリア支援」図書文化社・下村英雄著




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