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「柏レイソル対ジュビロ磐田」チャレンジャー精神って大事だなと思った試合

J1リーグ第30節「柏レイソル対ジュビロ磐田」が行われ、ジュビロ磐田が2−0で見事勝利をしました。

前半の早いうちに先制点を献上する試合が続いていました。そんな中で、久しぶりの早い時間帯での先制+前半のうちに追加点なんて試合はいつぶりでしょうか。そして無失点の試合もいつぶりでしょうか。

先制点がどれほど大きいのか、当たり前のことを思い出させてもらえた試合でした。

これまでのジュビロ磐田は、前半はどちらかというと守備から入るというか、相手の攻撃を受け後半勝負という90分を通しての戦術をとっていました。
今日の試合を見ていて思ったのは、前半から90分体力を持たせることなど考えずに立ち向かっていく姿勢がチャンジャーの姿勢だよねと。
もちろん相手が疲れたところでキーとなる選手を入れて点を取りにいくというのも間違った戦術ではないと思います、思うのですが、現状のジュビロ磐田には合っていないスタイルだったんだなと。
前半の入りでがむしゃらさを見せる方が、らしいです。

トランジションの部分で相手を上回る、球際で負けない、走り負けない、というボール以外の部分でいかに魅せられるか。
その点でも先制点を上げた「渡邊りょう」選手の加入は改めて大きいですね。

試合内容は高畑選手がスタメンで出てきたこと以外は、正直そこまで大きな変化はなかったように思います。
ボールを奪った後に、ジャメ選手が中央に位置取って攻撃の起点に意図的になっていたこと。そこにアンダーでパスを入れることで、よりジャメ選手が優位性を持てたこと、そこから逆サイドまで展開できたのは、原点回帰といいますか、5月くらいの調子のいい時に同じようなことをしていた記憶があります。
渡邊りょう選手とジャメ選手という機動力があって攻撃の起点とフィニッシャーになれる選手が2人いることで、役割分担がより明確になっているのかもしれません。

後半は2点リードしていたことと、相手チームが攻撃に圧を加えてきたことで、守りに主眼をおいた45分になりました。
細谷選手やサヴィオ選手といった質の高い選手がいる中で、無失点で抑えたことは大きかったなと。
今日みたいな展開を広島といった強豪クラブ相手にできるかどうか、またこの勢いを今日の試合単発で終わらせずに継続できるかが、重要です。

今回の試合を見ていて思ったことは、どちらのチームもスポットあるいはニアゾーンに入る回数少な過ぎやしませんか。です。
ジュビロもあまり取れていませんでしたが、柏も小松屋選手が前半に一度取ったくらいで、後半あれだけ攻撃的になったにも関わらず、ほとんどニアゾーンを取れていないのが、現状苦しんでいるところでもあるのかなと。

ニアゾーンを取るためには2列目の飛び出しだったり、大胆な縦パスだったりが肝になります。
ニアゾーンを取りにいく姿勢もそうですが、勇気を持って飛び出していく、特に2列目3列目の選手が追い越していく。
歴代最強の日本代表を見ていて、改めて追い越す動きの重要さを実感している最中です。
2得点目の中村選手の得点もボランチの中村選手が渡邊選手を追い越したからこそ生まれた得点です。

ここからの試合もチャレンジャー精神と強い気持ちを持って試合に挑んでもらいたいです。
今日の試合が継続的にできるのなら、残留に大きく近づくのではないでしょうか。

いやぁ、柏に勝ててほっとしました。

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ハリー
最後までお読みいただきありがとうございます それだけでとても嬉しいです ただ読んでくれただけで イヤ本当に読んでくれただけで十分です 本当に嘘じゃないよ