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【ご無沙汰】1月~3月の刊行情報

気が付けば、年明けから3か月が経とうとしています。
まったくnoteできてないPR担当…本当にPRしてんのかよ…と自分でつっこみたくなります。そろそろ編集部が「そういえばnoteどうなってんの。」とザワつきはじめそうな予感です。

さて、1月~3月刊をまとめてご紹介!(遅っ)

◎1月刊

ハーパーBOOKS(文庫)
『魔女の組曲 上・下』
ベルナール・ミニエ [著]  
坂田 雪子[訳]

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翻訳ミステリー好きのみなさんはもうすでにご存じの方がほとんどかもしれませんが、「翻訳ミステリー大賞シンジケート」というサイトをご存知ですか?
翻訳ミステリーに関わる情報をいちはやく収集できたり、著名な書評家さんたち7名による「書評七福神の今月の1冊」が毎月アップされて是非ウォッチいただきたサイトです。そして『魔女の組曲』、「書評七福神の1月度ベスト」で千街晶之さん、川出正樹さん、吉野仁さん、酒井貞道さんがベストに選んでくださいました!

フランスミステリーで、本国ではシリーズ累計300万部突破した大ベストセラー。次から次へと襲ってくる罠の連続…出口の見えない戦慄の死のゲームが繰り広げられます。ジワジワ、ジリジリ大好きな人へは強く薦めたい1冊です。『氷結』『死者の雨』につづくシリーズ3作目。是非ご堪能ください!!

◎2月刊

ハーパーBOOKS(文庫)
『開かれた瞳孔』
カリン・スローター[著]  北野 寿美枝 [翻訳]

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カリン・スローター、最近キテるんです。発売間もないですが、こちらのタイトルも『贖いのリミット』に続き、即重版がかかりました!多くの方に手に取って頂いてるのを実感します。本作、ハヤカワさんから2002年に発売され、絶版になっていたのですが、このたび読者の皆様から多くのご要望をいただき、ハーパーコリンズ・ジャパンより復刊する運びとなりました!!待ちわびてくださった読者の方が多くいらっしゃっただけあって、あっという間の増刷です。この幻のデビュー作「カリン、すべてを出しきっちゃった、もしかして⁉」とびっくりするくらいの衝撃作。編集担当もうなりまくっていました。
これまでハーパーで刊行してきた<ウィル・トレント>シリーズではなく、<グラント郡>シリーズの1作目になります。是非ご一読ください。

ハーパーコリンズ・ジャパン(単行本)
『アートシンキング 未知の領域が生まれるビジネス思考術』
エイミー・ウィテカー [著] 不二 淑子 [翻訳]
電通 京都ビジネスアクセラレーションセンター [編] 

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「Art Thinking (アートシンキング)」=「成果や評価、環境、才能、失敗、リスクというビジネスの実質的な限界を飛び越える”アーティスト的思考法”」が重要であると説く著者エイミー・ウィテカー氏。「アートシンキング」の問いから実践までを紹介してくれていて、よりとるべきアクションを具体化したい方へは強くオススメしたいです。(版元であるうちの会社、これ読むべきだよなぁ…と思いました。笑)

「日本版特別コンテンツ」として山口周氏のまえがきをはじめ、ビジネスシーンをリードする日本人識者7名による興味深いアートシンキングの事例も掲載。かなりのリッチコンテンツです!業界業種を問わず、何かを達成・創造したい方はぜひお手にとってご覧ください。

「アート思考≠アート嗜好。MBAとMFAホルダーという数字×芸術を自で行く著者エイミー・ウィテカーによると、人は誰しもアーティストを内包していて、それを解き放つスペース(日々の余白時間)があればイノベーションが生まれるそう。子供に返るのに近いのかも。話題のアート思考がまる分かりの一冊」(by 編集担当O)

◎3月刊(こちらは告知。間に合った!)

ハーパーBOOKS(文庫)
『深層地下4階』
デヴィッド・コープ[著]  伊賀 由宇介 [翻訳]

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『ジュラシック・パーク』『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの大国』『ミッション:インポッシブル』『スパイダーマン』などメガヒット映画を数多く手がけたハリウッド屈指の脚本家デヴィッド・コープ。彼の小説デビュー作が満を持して放たれます!※とにかく増えます。

担当編集者のツイート(ぶら下がっているリプライの方に落ちがあります)がおもしろかったのでご覧ください。

ハーパーBOOKS(文庫)
『嗤う猿』
J・D・バーカー[著]  富永 和子 [翻訳]

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こちら読者の方から大反響だった『悪の猿』続編。ついに第2弾です。(長らくお待たせしました。) 三猿をモチーフにしているが独特ですよね。なかなかのサイコパス感、手に取ったらやみつきになります。個人的にも楽しみな一冊です。ジェフリー・ディーヴァーやジャック・ケッチャムなど大御所が大絶賛しているシリーズ、未読の方は今のうちに第1弾『悪の猿』からぜひ!(四番目の猿は死をもたらします…。震)

ハーパーコリンズ・ジャパン(単行本)
ナマケモノ哲学 がんばりすぎない、が人生にはちょうどいい
ジェニファー・マッカートニー [著] 

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普段私は自己啓発本をあまり読まないんですけど、この本、めちゃめちゃ癒されました…。本書のナマケモノのイラスト、なんとLINEスタンプやInstagramで大変有名なわかるさんに描きおろしていただいたのです。素晴らしいイラスト×コメントの秀逸さで「たまにはサボりながら仕事しよ。」と思わされます。(笑)
イラスト、一部ご紹介。(amazonでもご紹介しているので是非書影クリックでご覧ください。)

[ナマケモノ]_①300px x300px_5_あっ いいこと思いついた

[ナマケモノ]_①300px x300px_6_さむいの?

かわいい~!!!ナマケモノや動物好きの方はもちろん、忙しすぎてこのnoteを目にしていない、そこのあなたにぜひオススメです。

ハーパーコリンズ・ジャパン(単行本)
『スパイダー・ネットワーク 金融史に残る詐欺事件  LIBORスキャンダルの全内幕』
デイヴィッド・エンリッチ [著]  高崎 拓哉[訳]

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ラストのご紹介です!(やっと…!)ナマケモノからガラッと変わってこちらは金融ノンフィクション。LIBOR(ライボー・ロンドン銀行間取引金利)の不正操作スキャンダルがテーマです。時は遡って2008年、リーマンショックを皮切りに世界で巻き起こった金融崩壊。みなが資金繰りに苦しむ中、破綻前の水準を維持するLIBORに疑念の目が向けられ――という始まり。
当時、唯一の逮捕者となったトム・ヘイズに焦点を当てながら事件の全貌が明らかにされます。そして舞台はなんと東京。登場人物なかなか多いですが、金融業界に携わる方は必見です!
著者のデヴィッド・エンリッチはニューヨーク・タイムズ紙の金融担当記者。本書、2017年マッキンゼー&フィナンシャル・タイムズ紙が選ぶビジネス書ベスト6入りを果たしましたが、新刊DARK TOWERS(未邦訳)もニューヨーク・タイムズのベストセラーリスト(週間)初登場2位でした!本国でも大注目の著者です。

【告知 フェア予定のお知らせ】

虎の子POP

3月中旬よりハーパーBOOKS「虎の子ミステリ・フェア」を全国各書店で実施します!わが社の虎(の子)が独断で、そして本気で(←ココ大事)選んだオススメ4冊が並ぶ予定。虎がキュートで随分ギャップのある仕上がりになった帯が目印です♪皆様是非チェックしてください。

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この状況では遠出もできずで、私は引きこもり状態です。
Twitterでは「#外に出られないなら本を読めばいいじゃない」のハッシュタグでいろんな版元さんが発信されていますね。いい本に出会えるかもしれません♪

ハーパーコリンズ・ジャパン、4月刊も、もりだくさんです。
お楽しみに!

2020.02.29 RK

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