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地域メディアを運営して気づいたことをまとめるよ!

「犬山さんぽ」という地域メディアを個人で運営しています。もう3年目ですって、つづけば続くもんですね。noteと一緒です。個人でやってるんですが、このメディア、始めた当初からラッキーが続き、立ち上げてわずか1日で「犬山 さんぽ」と検索するとなんと1ページ目に表示されるというミラクルが起こり、その後も各記事が頑張ってくれいるおかげで、今年の5月に月間15万PVを達成、9月には20万PVを達成と、順調にPVを伸ばしております。

ちょっと停滞気味になったところで一旦記事を更新せずに、ブログのドメイン変更、Twitterのフォロワー数アップという読者獲得のための施策を展開。しかしドメイン変更時に先のドメインを引き継がないで更新してしまったため、すべての記事がGoogleの海に沈んでしまう珍事に見舞われました(笑)

ここ数日で徐々に検索記事が上位表示され順位も戻ってきまして、一安心なのですが、ドメインの変更は気をつけましょうね~と教訓になりました。

地域メディアは流行りのニーズに乗るべきか?

さて、前置きが長くなりましたが、これまで運営してきて地域メディアはどうあるべきか?のべき論を語りたいと思います。

地域には面白いコンテンツがあって、そのコンテンツを発信することがメディア運営の根幹ではないでしょうか?例えば個性的な喫茶店、例えば江戸時代からある史跡、例えば新しくできたお店など、その街の変わりゆく様子を伝えることが命題です。

じゃあ、流行りものを追いかけてそれを記事にするのか?というこの部分。僕は間違っていると確信しています。流行り廃りという流れを追いかけるならSNSで十分。その時を切り取るメディアでは移り変わりの際の手間がかかりすぎます。
ここで気づいた人はすごいんですが、地域メディアは財産記事を増やすことを目的に運営するべきです。つまりは後々まで読まれ続ける記事をどう作るか?ここに目的を持たないと、後々苦労します。

「熱田神宮」と検索すると出てくるこの記事。

記事出稿が2016年8月で、3年経っていますが未だに多くの方に読まれています。月間PVをは伏せますが、間違いなく僕の財産になっている記事です。また、この記事が書けたからフリーライターを生業にしているわけですが。

メディアの目指す姿勢は流行りを追いかけるのではなく、財産になり得る記事をどれだけ増やすか?これに尽きます。

地域メディアは政治的な意味をもたせるべきか?

今年の犬山市市議会議員選挙を最初から最後まで追いかけた特集。犬山さんぽは市議選の候補者一人ひとりにインタビューをとり、その様子を追いかけました。当落線上にあるリアルをお伝えできたと思います。

また、これらの記事が一般家庭への問いかけになったようで、犬山市にお住まいの方から多くのコメントを頂きました。中でも

「市議会議員選挙をこの特集記事を読んで初めて家族で話し合った。候補が発信する公約ではなく、リアルな人柄が掴めたのですごく参考になった」

と、すごくありがたいコメントを多数頂いています。時間的成約のないフリーランスの立場だからここまでの記事が書けたのですが、地域メディアをもし運営するならこれくらいのインパクトを持ったメディアでないと、町中を自由に歩き回れません(笑)

おかげさまで市議さんには顔を覚えてもらえたので、何かしら街のいべんとがあったら挨拶を交わしたり、有益な情報やコメントを取らせてもらうことも増えました。

もし時間に余裕のある仕事に着いていたり、同じ様にフリーランスとして活躍されているなら、市議会議員選挙やなんかは結構アイデンティティを持たせることができます。記事数も多くなりますし。ただし、応援している誰かだけを記事にしてはいけません。候補者全員を投票日の前々日までにインタビューを取って、書ききることが大切です。

では普段は何を追いかけるべきか?

イベントや何かしらの市政の動きを伝えるのはマストかもしれません。特に広報に載っている情報は話題になります。子育て関係とかも読まれる内容です。行政広報は文字数が限られています。そのため伝えきれない熱量が行政の広報にはくすぶっています。また、広報課と仲良くしていると、写真を貸してもらえたりします。

次に観光協会(あるなら)と仲良くなっておくといいです。これは観光協会から発信される情報を短くても記事にすることで、大手ニュースサイトも記事化されることから検索流入が見込めます。この手法は馬鹿にできません。

ドメイン変更前までYahooニュースよりも読まれてた(T_T)記事。検索流入が果てしなく上がったのは4月30日。一日15万PVを叩き出した記事です。今でも読まれてますけどね。

もし、飲食店等の紹介記事を出し尽くしていしまったら、この手法はありです。トレンドを追いかける必要も無ければ、情報やニュースなので誰でも読みやすくなっています。

地域ブログは地方紙すら掘り下げない地域のニュースを取り上げるのも十分可能性があるとこの記事が証明してくれました。つまり、地域ブログを立ち上げてから観光協会さんへ挨拶に行って、何通かメールのやりとりをさせてもらって、一次情報を拝借する。この手法は今後も使えます。

飲食店を紹介するなら?

一記事だけよく読まれる飲食店記事があります。

本町筋から一歩離れた場所にある「珈琲 ぼたん」さんの紹介記事。実は写真も古いので更新しようかと思っているのですが…。

ここの珈琲が犬山でもっとも美味しい。「松屋式」で淹れているこだわりの珈琲。とまでは書いてませんが、書かなくても伝わあるほんわか温かい記事になっていると思います。

飲食店をもし紹介するのなら、中の人を紹介したい。経営している人の人となりを紹介すると、そのお店に行ってみたくなりません?お店紹介は実は全てその方法を取っています。なので記事を挙げてからしばらくしても読まれます。

結果、読まれる記事を書くには?

読まれる記事を書くにはどうすればいいですか?と聞かれることがあります。僕は自分の発信する記事に愛を持って書いているので、全て読まれない記事なんてないと思っています。伝わらない部分もあるかもですが「あるく、みる、きく」を実践した上で記事を作成しています。

時間を掛ければいいとか、毎日更新すればいいとかではなく、どれだけその店や事柄に愛情を注げるか?ここだと思います。疑問に思ったらきいたり、みにいったり、街をあるいてみたりって、絶対に大事です。

また、常に疑問に持つこと。この事柄、本当か?と疑問に持って見ていると自然と違う側面が見えてきます。その側面から切り込んでいけば、誰も書けない記事になります。

わーっとかいたら2700文字超えてますね(笑)それでは今日はこのへんで。

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