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シェアとかエコとかから若者の大企業離れを少し考えてみる

TABICAという体験型シェアリングエコノミーのプラットフォームをご存知だろうか?今流行のシェアエコの観光版である。地域の魅力を小さな観光体験アイテムに変えて、販売してみようってそれだ。

さて、今日はすこしシェアリングエコノミーが日本に定着するのかを考えてみたい。昨日のnoteの内容が現代の若者は大企業離れが進んできたという話をまとめてみた。概ねその通りで、間違いではないが、大きなプロジェクトは大企業の信用力がモノを言うとまとめた。

この記事では若い子がなぜ大企業から離れていくのか?という疑問には応えていないと感じている。自分の経験値から「今の若い子のスピード感では耐えられないだろう」の”だろう論”である。だろう論よりもより明確に理由をつけるとすると、このシェアリングエコノミーが若者を中心に徐々に定着しつつあることが挙げられる。

さらに言えば、シェアリングエコノミーのプラットフォームを上手に使うことで個人の収入として十分な程得られる事例が増えてきたのだ。そしてこのシェアリングの波は、これまでお客さんを待つことが主だった動物園の職員によるアイディアで体験アイテムを作るまでになっている。

日本いや世界最大のお猿さん動物園「犬山モンキーセンター」はTABICAのプラットフォームを使って体験観光の販売を始めた。試験的に12月26日開催のチケットだが、内容を見てみると大変満足の体験ばかり。入場券込で飼育員体験ができ、お土産ももらえてなんと大人一人3000円(子どもは小学生2000円、未就学児1500円)である。

これはすごいことだ。モンキーセンターといえば世界中から猿研究をされる研究者も集まる動物園。何度もTVに取り上げられている。が、待ってる集客よりも売り出す集客を選び、中の人達は体験をアイテムとして提供しだしたのだ。

さて、話を戻すと、この様に権威のある施設もシェアエコの波が来ている。アンテナの高い人は既に乗っていて、自分の時間を売る人、創作したオリジナルアイテムを売る人、スキルを売る人と、大企業ができないところでカスタマー同士がつながって経済が回りだしている。故にそこには景気の浮き沈みはあまり関係ないところにあるのだ。

地域経済と一つくくると、これまでは観光客を集客して観光地を回らせて、食べさせて、泊めてといった事が定番だった。そこには街の中の人が介在することなく、史跡や街をただ歩く行為が観光とされていた。

しかしシェアリングエコノミーとなると、この観光形態とは違い「体験」が加わる。観光とは本来「非日常の体験」が目的で、史跡をだらだら歩いて、ただ行ってきたことが目的ではない。街を感じて、街の中の人と交流して、非日常を楽しむことが観光だ。

シェアエコの一連の流れは若者に大きな可能性を醸している。今の世代は自分をブランディングすることに長けているため、直ぐに特定のファンが付き、マネタイズしやすいプラットフォームもある。
つまりはスキルだけでなく「オモシロイと思ったアイディア」がお金に変わるのだから、大企業でへーへー頭を下げる必要もない。
上司ではなく仲間なので縦より横のつながりが強い。情報も早く伝達するため、危機回避の能力も高いし、なにより経験を積むことがものすごいスピードで積み上がるのでやればやっただけ自分の利益や資産になるのだ。

この辺りが理解できてないと、大企業に若者が来なくなってしまったと嘆かなければならなくなる。が、悲観することはないと断言する。来ないのだったら来て欲しい人のスキルを購入すればいい。プロジェクトごとにこの様な若者に声を掛けるのもありだ。利益追求こそが企業のすべてではないが、スキルを個人で販売している若者ほど、驚くようなアイディアとスキルを所有している。企業は囲い込むのではなく、企業と個人でつながりを持ちプロジェクトの一端を担ってもらえばいい。そのほうが健全だし、利益になる。要はこの先の大企業はプロジェクトの受注と施行の責任を取るプラットフォーム化すればいいのだ。

大企業に若者が来ないとお嘆きの人事諸氏、そろそろ人事のあり方を根底から変えてみてはいかがだろうか?

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