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ボーダーレスな会社を作ろう!と組織編成を少し考える

前出の記事、なんか大変多くの方に読まれたみたいで大変嬉しく、また、僕の経歴が面白いって声を挙げてくれた方までいて、なんかもうホント感謝!

今日は珍しく、朝のワイドショーを観てまして、フジだったかな古市さんが出演されてる番組で確かみずほFGが週休4日制を導入するってニュースに言及していた一言に違和感を覚えてこんなツイートをしました。

日本人は働きすぎ~とか仰ってましたけど、働きすぎというよりも拘束時間が長いと言ったほうが正しいんじゃないのかなと。また、ツイート内にも言及しましたけど、中国人は週6日勤務が当たり前だし、アメリカ人だって結構遅くまで働いてる、労働時間だけ見れば、日本とそんなに変わらない国はあるんだよね。

じゃあ、なんで経済学者が「日本人は働きすぎなんだよね」と発言するのか?この背景って実は構造的な欠陥が潜んでるんじゃないのかね?と思うわけです。

では日本の特に製造業の組織編成ってどんな構造になっていて、なんで働きすぎと思われてしまうかを私なりに考察してみました。

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日本人は働くのが好き?

製造業って結構残業があったりします。それも17時に終業して22時まで残業って会社があるんですよね。とにかく一日の仕事が終わらない、ダラダラと残業してるわけじゃないのに、終わらない。「キリの良いところで~」とか「明日に回せるなら~」とかは一切ない。

働くのが好きなのか?ってきっと違う。誰だって早く帰りたいし、趣味の時間をアフタータイムに置きたいし、呑みにだって行きたい。もしかしたらその日は誰かの配信があったり、みたいTVがあるかもしれない。人それぞれだと思うけど、余程仕事が好きじゃないと仕事なんてやってらんないのではなかろうか?

働くことが趣味みたいな人は中にはいるけど、仕事以外の趣味を持っている人がほとんど。また、製造業で言っちゃうと、その日にやりきらなくても明日があるんだよね。
ライン作業の経験も個別の作業経験も設計や人事だって経験してきたから言っちゃうけど、90%くらいの人は仕事中に他の予定のことを考えてたりする。もちろんここ一番!ってところは集中してるだろうけど。

残りの10%くらいの人は研究職だったり試作部門だったり、何かしら新しいことを作り上げる人たち。僕は研究職が長かったから時間のくくりに関係なく働いていたけど、それはもう奇特だよね。誰だって早く帰りたいもん。

だから日本人は全員仕事が大好きってのはちょっと違うかな。

では何が違うのか?

日本、中国、米国の働き方の何が違うって?
働き方じゃなくて「休み方」が違う。

日本は会社の休業日って決まっている。製造業だと大抵の場合、土日だよね?他に休暇といえば有給休暇とか年次休暇とか、会社から与えられた休暇の場合が多い。

では中国では?毎年、国が強制的に2週間位休みを指定する。「国慶節」という仕組みだ。国慶節を中国で経験したことがあるが、本当に全てが止まる。流通も店舗も止まる。ひどい所だとレストランさえ休業する。
この休みの前に企業はボーナスを出すことが多いので(この辺りは面白いのでなにかの機会で書きます)そのお金で民族大移動よろしく、沿岸部から内陸部まで人が移動する。
また、この仕組のおかげか、ワーカーは国慶節に向けて仕事をしているフシがある。

米国はどうか?
結構フリーダムに休んでくれる。流石に日曜日は誰も来なかったが、月曜日から土曜日までの間にフルメンバーで作業したなんてことなかったように思える。しかもシフトを組んでるわけでもない、突然休む。
で、長期休暇はその人個人のタイミングで取る。クリスマスは会社に集まってワイワイやったけど、25日はほぼ休む。米国人の長期休暇は2週間~1ヶ月なのでプロジェクトを進めていても平気で休んでくれる。(個の権利が強いので許される)
ただし、正社員になると企業カレンダーに従う。

休みの話ばかりで申し訳ないが、日本人は「みんなが休みのときに休んで、人がいっぱいとぼやく」。中国人は「国慶節がイベントなので人がいっぱいでもあまり気にしない」。米国人は「あまり混まない時期に長期休暇を取る」。と国によって色々だが、休み方が日本とは違う。だから働き方もぜんぜん違うし、意識も全く違う。

で、これまで経験してきて言えることなのだが、今、例えば日本に必要な働き方の改革って休み方の改善が先じゃなかろうか?そんな事を考えてしまった。

これ関連、好評だったら次も書いていこうと思う。よかったら「いいね~」とか押してくれたらうれしいなぁ~。

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