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#映画「ブレードランナー」 羊の値段

5200万円だそうである。「仔羊のなんちゃら」で食われるだけなのに。

https://www.cnn.co.jp/fringe/35158925.html

羊を見ると、「ブレードランナー」が見たくなる。(ハヤカワ文庫の旧カバー荒野の羊イメージが強すぎる 笑)

原作とシンクロして、映画「ブレードランナー」では生物が、いろいろチラ出する。フクロウ、ヘビ、ポニー、アライグマ、ユニコーン、そしてヒトなどなど。ほとんどはアンドロイド。リアル生物は、セバスチャンとネズミだけだろう。蕎麦屋のおっさんはむずかしいところだが。

人であるように装う、不確実でアンビバレントな感覚を近未来な雰囲気のベースにしていることが、30年経った現在にも通用する世界観を醸し出しす。悩み忘れ装う。人であるかアンドロイドであるかを除けば、現在の思考パターンと変わらない。2020年ならもっと即物的だ。

さて、羊。映画の設定年をこえて、2020年を迎えてしまった今、リアル羊の価格はいくらが妥当なのか?

小説のアンドロダチョウが800ドル。リアルダチョウは、公務員の給料じゃ買えないと言ってるし、10000ドルぐらい?

まてまて、1970年当時ということは、物価ベースで10倍として、10万ドル=1000万円?小説の荒野のイメージをベースにすると、ダチョウより羊のほうが希少価値が高いだろうか?

それにしても、食われるだけの仔羊に5200万円は、ディックやリドリースコットが想像した近未来を超えているに違いない。



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