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「好きを仕事に」の「好き」について考えてみました

「好きを仕事に」という言葉に憧れを抱く方は多いのではないかと思います。かく言う私も、その1人。

「好きを仕事に」と言うと、初めは趣味だったけれど、好きが高じて仕事になりました!というようなイメージがあります。例えば、(仕事ではないけど)大学時代の同級生で、心理学専攻なのに、第2外国語のスペイン語にはまってしまい、スペインに留学した人がいたのですが、「好きを仕事に」の「好き」とは、それぐらい熱い想いがあるものだと思っていたのです。

はたして、私にそこまで熱くなれるような好きなものってあるのだろうか?そう考えてみたとき、「ない」というのが正直なところでした。これといった趣味もありませんし。

そうなると、「好きを仕事に」したいと思ったとき、「好き」探しから始まってしまうんですよね。(今はもうないですが)ケイコとマナブを何回買ったことか!とは言っても、そんな風に無理やり探したところで、「好き」は見つからないわけです。

でも、最近思うのは、「好きを仕事に」の「好き」は「ずっと興味を持ち続けていること」や「得意なこと」に置き換えても良いのではないか?ということなんです。

「好きを仕事に」にこだわり過ぎてしまうと、ともすれば「好きを仕事に」すること自体が目標になってしまうかもしれません。

けれど、本当に目標にすべきことは、「好きを仕事に」した結果、やりがいを持って仕事に取り組めるようになる、ということなのではと思うのです。さらに、それをいかに継続していくかということも大事ですよね。

なので、仕事にしたいくらい「好き」なことがあれば、その道を行けば良いのだと思うけれど、「好き」なこと探しから始めなければいけないのであれば、それはちょっと違うよなと思うようになりました。

仕事のやりがいであったり長く続けることを考えるのであれば「好き」よりも「興味」や「得意」を意識して仕事を選んだって良いわけですよね。

こうして、私は長年の「好き」探しに終止符を打つことにしました。そして興味が持続していること、得意だと思えることを考えた結果、最後に残ったのは「キャリアや働き方」というテーマと「英語」だったのです(それぞれについては、いずれ掘り下げて書くつもりです)。

今の会社を辞めた後は、この2つを軸に仕事をするべく、準備を進めています。

もし以前の私のように「好き」探しの旅に出てしまっている方がいたら、一旦休憩して、「そういえばこれってずっと興味があるかも」ということに意識を向けてみるのも良いかもしれないですよ。



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