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死ぬまでにしたい10のこと(MY LIFE WITHOUT ME.)2003

日本で爆発的ヒットになって、耳にしていたけれど、タイトルから内容が想像つくので手を出してなかった。今回「あなたになら言える秘密のこと」と同じ監督・イザベル・コイシェIsabel Coixetということで、「あなたになら言える秘密のこと」と同様タイトルのポップさとは打って変わってちゃんと内容が詰まってそうだなーということで鑑賞。

案の定冒頭に死の宣告。二人の娘が居る時点で私と人生が重なる。主人公が死の宣告を受けても誰にも言わず、心の整理をつけていく様はさすが。自分が死の宣告、しかも数ヶ月という余命を告げられたらどうなるだろう?私はいつも死の恐怖を抱きながら生きていて、突然死んでしまうんじゃないかという感覚を持ち続けている。だから案外主人公と同じように表面は淡々としているのかもしれない。でも、0歳と2歳の娘を残しては逝けないので、まだまだ随分先かな。夫も寂しがり屋だし。でもそうなったら、あと三日で死ぬといってから、三日でやりたいことをお互いに話し合って、あと数ヶ月もあるという気持ちに持っていくかな。やはり死んでしまうという悲しさを事前に知るよりも突然死んだ方が良いと言う考え方もあるけれど、私がもしそうだったら後悔しないように事前に知って出来る限りのことをしたいから。

さて映画では、死ぬまでにしたい10個のリストを作る。一番最初は、娘達への愛。これがもうグッとくる。私も、もっと愛を表現しようと改めて誓う。

2.娘たちの気に入る新しいママを探す

3.娘たちが18歳になるまで、誕生日のメッセージを贈る
4.家族でビーチへ行く
5.好きなだけお酒とタバコを楽しむ Smoke and drink as much as I want.

7.夫以外の人とつきあってみる
8.男性を夢中にさせる
9.刑務所のパパに会う

さぞ死ぬ前だから、壮大な事をしたいだろうと期待していたら、娘への項目が幾つかある他は、意外と今までの人生への後悔が大きくそれを変えたいという事項。17歳で子供が出来て実家の庭のトレーラーに暮らして、夜間に清掃のバイトをするという夢の無い生活に嫌気があったのだろう、娘たちはカワイイし夫ともラブラブなのだけれど。

私ならどうかな?

1.家族一人一人に手紙を書く(娘には誕生日のメッセージ、夫には私に質問する100のQ&A、夫にはタイムカプセルを埋める)

2.毎日素敵な格好をして写真を撮る

3.残された家族が暮らしておけるように、お金を随時必要なように分配してその時に渡すよう親に依頼する

4.美味しい物を毎食家族全員で楽しむ

5.私の荷物を全て片づける(残された人はそれを見ると思いだして辛い思いをするから)

6.素敵な海のリゾートか温泉旅館へ旅行

7.死ぬまでのことを毎日日記をつける(友達へ発信する)

8.葬式は不要と伝える

9.素敵なベッドルームで寝て、素敵な光の中で起きる

10.出来るだけ沢山、家族とハグする

なかなか難しい。映画の影響受け過ぎ!

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