【映画】0円キッチン
1月21日公開の親子で食問題を一緒に考えることができる、素敵な食育映画をご紹介!
MOTTAINAIが世界でブームを起こしてから久しい。がしかし、余ったからといって無料で配布していたのなら、誰も有料で買わなくなってしまうのでは?などの思惑があるのか、ちっとも解決されずに今日に至る。むしろ糖質ダイエットと称して、残すことすら格好いいとなっているかもしれない。
世界が食料危機に直面していく一方で、先進諸国の3分の1の食料が廃棄されているという事実に耐えられない監督が、捨てられる現場から食材をレスキューして素敵な食事にしちゃう、というドキュメンタリー映画『0円キッチン』。
“世界の食料の3分の1が捨てられている”
この現状を変えるため、ダーヴィドは欧州5カ国を5週間、廃棄食材しか食べずに旅します。食材費は全部0円!
・食堂から車の燃料となる廃油を調達(オーストリア)
・一般家庭の冷蔵庫を抜き打ちチェック
・捨てる予定の食材や賞味期限切れの食材を救出クッキング(ドイツ)
・アプリを使って町に自生する果物を調達(ベルリン郊外)
・海に捨てられる混獲魚でスープを調理(フランス)
・欧州議会食堂で残飯ゲリラクッキング(ベルギー)
・未来のオトナたちと昆虫食を食べ比べ(オランダ)
残飯といっても衛生的には大丈夫で、実は全然まだまだ食べれる食材や食堂で手を付けられてない料理がドンドン廃棄されるという事実を見せてくれるので、そのMOTTAINAI事実に驚かされます。またそれを問題視して、一部のエリアでは廃棄するのではなく、適正な慈悲団体へ寄贈して然るべき人に届く制度が導入されているとのこと。確かに、しっかりとした制度が出来れば、レストランの顧客層を失うことはないし、日本でも少しずつ取り入れてみても良いかと思います。ただ、もっと問題なのは、少しでも傷がつけば売れなくなるという文化こそだとも思ってきます。
また、蛋白源として肉食する代わりに、昆虫を食べる試みが始まっています。映画ではかなり抵抗ある反応から、食べてみると子どもたちは意外と昆虫が入っている方が美味しいと言い出すほどなのです。私も海老好きになっているので、海老と昆虫の違いに然程抵抗がありません!もし、抵抗があるとすれば、衛生面ですが、それをクリアしているのですから、是非とも日本でもイナゴ以外にも浸透して欲しいです!
最近、ドキュメンタリー映画を立て続けに観ていますが、どれも問題点を明らかにし解決の糸口を一緒に探れる映画ばかりで、力が湧いて来ます!是非、劇場に足を運んでみてはいかがでしょう?
1月21日(土)よりアップリンク渋谷ほか全国順次公開![](https://www.facebook.com/zeroenkitchen/)
【1/20(金)】 REBIRTH PROJECT Co.,Ltd. -official- フードロス映画『0円キッチン』チャリティ試写会&食事会 「美味しい金曜日 」
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