人事部長Aのおはなし:株式会社geneのルールブックはどうやってできたのか?①

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株式会社geneには、ルールブックというものが存在する。

就業規則と賃金規定と年間スケジュールと各種申請用紙とぼくの拗らせた言葉を載せたものだ。

ちなみに拗らせているからと言って、呪文の詠唱とかが載っているわけではない。株式会社geneで使ってほしくない言葉とかそういったものが載っているのだ。

年に1回の改定を4月におこない、ルールを定めて現場の判断基準を定めるためのものである。

入職するスタッフに必ず伝える、株式会社geneは全力でこれを遵守するからきみたちもこれを遵守してほしいと(´・ω・`)

さて、今回はこのルールブックが人事部長Aを中心としてどのように作成されたのかのお話である。さて、何回シリーズになるのか(´・ω・`)



株式会社geneのルールブックはどうやってできたのか?①

先日、当社の忘年会が開催された。当社の忘年会は雇用形態を問わず全従業員が無料で参加でき、従業員の配偶者やお子さんも無料で参加OKなので、毎年全従業員数の半数以上のスタッフが参加してくれている。


1年に一度きりの全従業員が集まる機会※なので主催の法人管理室としてはぜひ参加してもらいたいと思っているが、参加を強要してはならず強要すればハラスメントだと言われるこのご時世、飲み代タダだしよかったら参加してね、えへえへ、と揉み手をしながら呼びかける程度にしている。

※拠点が愛知県内に8か所あるのでなかなか集まるのも大変なのです(´・ω・`)

しかし、冷静に考えたらパートさんを含めて半数以上のスタッフが参加※するという状態は会社にとっては大変喜ばしいことなのではないか、と笑顔でグラスをかたむけるスタッフたちを眺めて考えをあらためた。

会社の飲み会は、上がなんと言おうと参加したくなければ参加しなくてもいい。※

※好きにすればいい、我社は、そういうスタイルです(´・ω・`)


業務ではないし評価にも影響しないし、それなら気の合う友人たちと好きなものを好きなように食べながら好きなように話したい。

私もそう思うし実際そう考えるひとが大半だろう状況の中、お子さん連れのスタッフやもっと早い時間に仕事が終わっているはずのパートスタッフさんたちが集まってくれるというのはすごいことだなあ、としみじみ思ったのだった。

 ちなみにカウンター席にいた私のとなりはほぼずっと社長だった※し、入社して7年目、忘年会の参加も7回目にして今年もビンゴはなにも当たらなかったし(以前書いたようにギャンブル運が生まれてこのかたずっと絶不調のため参加人数の半分近くに当たるようになっているにも関わらず過去一度も当たったことがない)ノンアルコール人間ゆえに酔っぱらってご機嫌のスタッフに話しかけられてもシラフならではのつまらないことしか言えなかったし、最後の最後、ひさしぶりに会ったセラピストのスタッフに「社長のとこに書いてる記事読みましたよ。めっちゃおもしろかったです」とこの『わたしは働きたくない』の感想をもらったことと訪問看護事業部門のディレクターのYさんがうまい棒をくれたことぐらいしかうれしいことはなかったが、終わってみると「楽しかったねえ」と言ってしまうので、忘年会という行事もなかなか捨てたもんじゃないなと思う。

※だって、こういった席でどこにいればいいのかわかんないんだもん

そういえば今年は司会を勤めていたせいでろくに飲み食いできなかっただろうかとうといういきものの手に唐揚げを握らせるという善行もはたらいた。

かとうといういきものと私は暗雲たちこめるクソクソブラック企業時代※に苦楽を共にした仲なのだが、後半若干疲れた顔でマイクを握っていた彼を見て「たいへん! かとうといういきものに唐揚げを食べさせなきゃ!」と思わせられたあたり彼もなかなか罪深い男である。

※もう慣れた(´・ω・`)好きに言ってくれ(´・ω・`)

 さて、前回でクソクソブラック企業を脱し「弊社ホワイト企業!!」になった経緯を書くと宣言してしまったが、正直私は自分の『働きたくないがお金はほしいし楽しく生きたいし可能な限り家から出たくない』という信念のもとで動いていただけで、なにかたいそうなことをしたわけではない。

が、社長に<リハビリテーションをかたちにする>という自慢できることがあるのと同じで、私にもひとつだけ自慢できることがある。


社長がよくみずからの手柄のように自慢している弊社の『ルールブック』は私がいなければ存在しなかった。発案はたしかに社長だが、これは私が作ったも同然の、私がgeneに刻んだ最大の功績である。※

※フハハハハハ!!!!部下の手柄を横取りする正しい経営者の姿です(´・ω・`)



 そもそも私は入社して数年、株式会社geneの就業規則なるものを見たことがなかった。

共有サーバーのどこかにあるらしいと噂には聞いていた※が、だれも場所を知らなかったし、雇用契約のときにも提示されず話題にものぼらなかった。

※なんかツチノコレベルの噂だよね(´・ω・`)

とはいえ私はそれまで非正規雇用のフリーターだったので、たいして疑問に思っていなかったのだが、入社3年目ぐらいのころだっただろうか、ある日突然「就業規則を印刷させてください」と法人管理室(当時は法人管理部門)スタッフがセミナーチームの印刷機を借りにやってきた。

そのときはじめて「あ、就業規則あるんだ」と私はその存在を知った。

労働基準法では従業員数が10名を越える企業は就業規則の作成が義務づけられていて、必ず各事業所の見やすい場所に置いておかなければいけない、と決められている。

作成したデータを全従業員が見ることができるサーバーに置くこと自体は周知の方法として問題ないのだが、入社3年めの社員がサーバーのどこに置いてあるかもわからない状態は周知とはいえないし、なにかが起きても「それは就業規則のここに書いてある」などという言葉が出てくることはなく、私は本当に当社の就業規則というものの存在※をそのときはじめて知ったのである。

※なんか知ってはいけない秘密を知ってしまったかのようだよね(´・ω・`)

 私より2~3年は早く入社したはずの法人管理部門のスタッフは「こんなのあったの知ってましたか。僕ははじめて知りました」と印刷を終えた就業規則の冊子を見せてくれた。

それは明朝体で<就業規則>と表記されたA4サイズのごくごくありふれた冊子で「各事業所に1冊ずつ配付らしいのでどうぞ」とそれを受けとった私は、ページを開きもせずに「どこに置きますか~?」と当時の上司へ聞いた。

べつに興味もなかったし、なんせ入社して3年目にして一度も就業規則という言葉を聞いたことがなかったのだから今さらどうでもよかった。

 それからも就業規則に興味を持つことはなかったし見たこともなかったが、忘れもしない2016年の冬、唐突に社長が「ルールブックっていうの作りたいんだけど」と言いだした。※

※こういうことを突然いいはじめるのが僕です(´・ω・`)


私の頭の中は疑問符でいっぱいになった。

「なんですかそれ」「就業規則とか賃金規程とかさ、それを1冊にまとめて冊子にしたいんだよね」「どっかに置いてありませんでしたっけ」「そうじゃなくてルールブックっていううちの会社のルールを集めた本みたいなさあ」あまりに興味がなく首をかしげるばかりだった私に社長は一方的に自分のつくりたいものを説明して「ってな感じで頼むわ」と私に言った。私の頭の中はますます疑問符でいっぱいになった。


 2016年というと、私はセミナー出版事業部門の管理職をしていた。20代の若いスタッフがたくさん入社して、先の記事のとおり育成と環境整備のために奮闘していた時期であり、それなりに業務を抱えて今ほど怠惰な働き方をしていなかったころである。管理監督者ではなかったことから働きたくない働きたくないと口にしながらも一日8時間きっちり働いていたし、自分が早く帰りたいがために皆の背中を押し、PC操作が苦手な部下にはキーボードのショートカットを教え、社会人経験の浅い部下には1日の業務スケジュールの立て方まで教えていた、もしかしたらgeneに入社してから最も意欲的に働いていたかもしれない時期だった。


なぜそれを私に言うのか? そういうのは法人管理室の仕事では? 

というのが私の素直な疑問だったが、あれよあれよと私のもとへ就業規則をはじめとする各規則のWordファイルが送られてきて「直したいところもいっぱいあるんだよ。がんばろうな」と社長は言った。

こうして私はセミナー出版の業務以外に、Wordと戦う冊子制作を抱えることになったのである──次回《波乱のルールブック編~達筆との戦い~》に続く!

※ 人事部長A先生の作品が読めるのはgeneだけ!!
※ 人事部長A先生に励ましの 信 ( てがみ ) (中国ではこう書く)を送ろう!


で、ここから求人広報です。

株式会社geneは、来年度の採用において、すべての訪問の事業所で看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士を募集いたします。

自慢してもいい?現在の離職率は年間3.4%となっており、べつに職員がやめて補充が必要なのではないのです。

拡大のための採用です。

ただし、弊社は看護師とリハスタッフの協業に価値があると考えておりますので、そのバランスのもとに採用を進めております。

リハ職だけで豊かな在宅療養を達成するのは難しいのです、チームの力が必要なのです。

僕たちのサービスを待っている人がいるのです

売るのではないです、届けるのです

僕たちの仕事は売上だけが指標になったら、とても寂しい仕事です

いっしょに待っている人に届けましょう(´・ω・`)

ちなみに弊社の管理職以外の平均給与は以下のようになっております。

非管理職のリハスタッフ平均総支給額31.6万円(時間外4.2時間)

非管理職の看護スタッフの平均総支給額36.2万円(時間外6.2時間)

もちろん、これに賞与が3.1ヵ月(昨年度実績)あります。

採用情報はこちら↓↓↓
www.gene-llc.jp

株式会社geneでは、「リハビリテーションをかたちにする」ため
一緒に働いてくださるコメディカルスタッフを募集しております!

当社のセミナー事業部門では
年間360本ものコメディカルスタッフ向けのセミナーを開催しています。
そして、当ステーションの従業員は、正社員・パート社員問わず
なんとその【 360本のセミナーすべてを無料で受講 】することができます!

当社は、利用者様のQOL向上だけでなく、
当社に勤める社員自身のQOL向上も大切にしている会社です。例を挙げると……

◆残業代はしっかり全額を支給!
 (サービス残業は許しません!)
◆住宅手当
(勤務地より徒歩2km以内の賃貸住宅に住み、世帯主である正社員は月2万円を支給)
◆バースデー休暇
(誕生日のある月は、年次有給休暇とはべつに有休を<1日>プレゼント)
◆当社発行の雑誌や書籍は社員の購入費<半額>!
(さらに各事業所に1冊ずつ置いてあるのでいつでも参照できます)
■アウトドアイベント補助費(年2回まで)
(スタッフ発案でバーベキュー会・釣り会などが実施されています)
■研修補助費
 (研修会への参加はもちろん、書籍購入にも適用されます)
■懇親会補助費(年4回まで)

などなど、福利厚生も充実しています。
ぜひ一緒にリハビリテーションを「かたち」にしましょう!

サポートいただきましたら、社会貢献のために寄付をしたいと思います。 年に2回おこない、寄付に関しては報告をいたします(´・ω・`)