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「背中から踏む気が全く感じられなかった」/関西シクロクロス 桂川

マックス、コーナーキレキレやったやん!

と、シゲヲ選手に言われてめちゃくちゃ嬉しかった。

のは、去年の10月の富田林のレースだった。

その時は結果はともかく、持っているものをキレイに出せた実感があった。コーナーも、遅いなりの踏みどころも。ここから上げていこう、と思い、その次の野辺山とマイアミくらいまではなんとかボチボチ小さい波に乗りながら進んでいた。順調かに見えた。

が、年明け以降、全然あかんのである。

ハイ。

全く走れなかったんですよ、桂川。

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スタートからの長い直線で位置を上げないと前でのレースはない、と思って当社比全力で踏んだ。が、直線終わった頃には、2列ほど後ろからスタートしたはずの662白澤選手、bikin!樋口選手が前に見える。うーん。

這う這うの体で前半の直線多め区間を終え、後半の斜めの土手キャンバーとコーナーが続く区間に入った。ここはなんとか戦える。土と草との境目のラインの取り方、キャンバーの安定性など、この順位なら余裕を持って、なんならちょっと抜いたりしながら走る。

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周回帰ってきて、前半、また長い直線。踏めない苦行区間。

年末までの“踏めない”は、限界が訪れた、という感覚だった。ところが、堺や今回の“踏めない”は、力の入れ方がわからない、フニャフニャした感覚である。

レースは中盤、順位もだいたい安定してきた。そこに、シーズン後半になってようやく出場してきはった、園田選手がブレないフォームとキレイなピンクのバイクで抜いていく。一度は喰らい付くがすぐに事切れる。レース後に「背中から踏む気が全く感じられなかった」と言われる。周囲に容易に伝わるほどのあかんさ加減ということである。

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続いて、前回の堺も敗れたシャカリキ柏田選手が登場。今回は後半の得意区間があるので、マシな勝負ができるかもしれない。

終盤にさしかかり、みんな疲れてきていた。直線区間は相変わらずあかんのであるが、ぶち抜かれるということもなく、遅い風除けとなり、区間終わることには7〜8人パックの先頭で蓋してる感じ。後半なんとか離して、また直線で蓋になる、というリズム。

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ということで、柏田選手を離せるところで頑張る。と力むやいなや、キャンバーの泥で失敗。無残に転がる。白いワンピースに映える泥汚れ。晴天と時折吹く風が心地よい。

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最終周回も直線で長い列の蓋を務めたけれど、今度は落ち着け落ち着けと後半をこなして、その列の頭でゴール。

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しかし、相変わらず、下向きトーナメントの天下一武道会で最後だけ勝った、みたいなレポートだなあ。

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レース後、はるか先でゴールしていたダーヤスコーヒーのホットレモネードを飲みながら(美味しかった!ごちそうさまです!)白澤さんの横で腑抜けたレースを振り返った。次週日吉戦までに、少しでもできることはないだろうか、といくつかの仮説を。

仮説1:ちょっと休息する
年末年始にだいぶ長い休息を入れて、その後ぐっと上げたので調子が上がりきってないのに疲れている、のではないか。短いが週の真ん中の実走の強度を落としてコーナー練にあてておくと回復するのではないか。(と言いつつ、日吉前日に10kmくらいのトレランは予定ありなんだけど)
仮説2:バナナ食う
いつものルーティーンだと、行きの車と試走前までおにぎり、試走後とアップ前にバナナを一本ずつ食べていた。ところが堺と桂川では、準備の都合や若いチームメイトの動きに合わせてこのバナナが抜けていた。
仮説3:マッドタイヤ使う
いつもはチューブレスのマッドタイヤを使っていた。ただ堺と桂川では、転がりを考えてセンターノブ低めのタイヤを使った。このホイールがチューブドだったのでいつもほど空気圧を下げていなかった。その辺り路面と空気圧の感覚も違っていたのではないか。別にタイヤ自体が問題なわけではないが、安心していつもの感覚の圧で使えるホイール・タイヤを使おう。
仮説4:ビールはほどほどに
今までの経験上、効果のほどは定かではないけれど、暴飲はやめておこうと。(レースなくてもそうなんだけどね)

というわけで、次戦・日吉どうなるか。乞うご期待!

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'19-20 関西シクロクロス 桂川 カテゴリ:C3
55位/70人出走 78%
写真は おかえりツジケイ、イケッチ、そして色々な方々から ありがとうございます〜

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