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椅子につまれた本

こんにちは。久しぶりの文章です。

私は本屋さんで本を立ち読みするのがとても好きで立ち寄ることがよくあります。勘違いしないでいただきたいのは、私は別に本をたくさん読む読書家ではないということです。言うなればそうですね、本好きの方には怒られてしまいそうですが店頭読書家。と言ったところでしょうか。これは単に私の考えですが、本屋さんのなんとも言えない居心地の良い空間(ここが重要。)では本の世界に入りやすいと思うのです。

そうして家に来ることになった本たちはもちろん私に日常とは異なる素晴らしい景色を見せてくれるのですが、稀に色々な要因によってあろうことか私に忘れられてしまった本たちがいます。それは別に面白くなかったとかではなく本当にただただ色々あって忘れられてしまっただけなのです。

最近、本棚の前でちょっとした作業をしていた時、本棚の角に何年も前に買ってそのままにしていた小説を発見たのです。不思議なもので再発見したものというのは何をしていてもそれを中断してでも読みたくなるほどの力を持っています。その時ふと読まれていない本が本棚のどこかに隠れているはずだと思い立ち本棚をひっくり返し始めました。

すると不思議なことに割とそういう本が出てきてしまいました……。出てきた本を椅子の上に積むと、結構な高さに。

今私の椅子の上には一週間分の予定を中断できるほどの力を持った本たちがつまれています。


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