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《絵本レビュー》ねずみさんのパンツ

お風呂上がりの次女(7)に、母がこう言いました。

『ねぇ、ちょっとパンツぴちぴちじゃない?小さくない?くいこんでるよ?』(でた、母さんの大技トリプルパンチだ!)

私は次女が傷つくんじゃないかと、すぐ彼女の方を見て、そんなことないよね〜と言いながらも、心の中で早くパンツ買わなきゃと思いました。

その後だいぶ大きめの140cmサイズを買ったのに、ぴちぴちだったというオチがあります。なんじゃそりゃ。

本日は、そんなパンツの話【 ねずみさんのパンツ 】の絵本レビューしたいと思います。

〔作〕ツペラツペラ
〔発行所〕ブロンズ新社
〔初版〕2022年8月

《ストーリーについて》

『どこにいったんだろう』
ねずみさんがパンツをなくして困っています。

相棒のしろくまが一緒にパンツを探してくれることになりました。

いろんなパンツを見つけては、どれこもれも違います。ねずみさんのパンツは一体どこにあるのでしょう?

〝しろくまのパンツ(10周年)〟のシリーズ第2弾!こんどは、ねずみさんのパンツを探す、しかけが楽しい物語です。

《10コの視点》

【キャラクター】
・ねずみ(主役)
・しろくま
・リス
・ふくろう
・カエル
・くも
・ぞう
・ハリネズミ

【舞台】
・不明

【構成】
ねずみさんがパンツをなくして、しろくまと一緒に探しに行く

キラキラパンツや濡れたパンツ、はたまたレースのパンツ…どれもこれも違う

しろくまがよく見たら、ねずみさん体と同じ色の灰色パンツはいてて気づかなかった

【絵】
活動20周年を迎えられたtupera tuperaさんならではの、コラージュされた動物たちが芸術的な可愛さを放っている。パンツの部分が型抜きされて、しかけ絵本になっているのも楽しい。

【文】
これは誰のパンツ→これは〇〇のパンツの流れで、同じリズムがある文調なので、子供達も楽しくクイズに答えるような感覚になるでしょ♫

【イチオシ】
前作に引き続き、今回もパンツ型のケース付きだが、もしこのパンツケースを無くした場合も、発行所にて対応してもらえるところっ。(替えパンツだそうな)

パンツケース


【ハッピーエンド】
ねずみさんが遊んで汚したパンツを洗ってチーズ色のパンツになり、ハッピーエンド!いいきもち!

【表表紙・裏表紙】
表表紙/裏表紙、前作同様、デデーンとねずみさんのアップが描かれている。

【見返し】
薄めのピンク用紙。

【題字の文字】
物語に合うようなゴシック体でパンツに視点がいくようにレイアウトされている。

《読み聞かせをしてみて》

『さいごのうたが おもしろかったね♫(7)』

『わたしも さいごのうたが たのしかったから しんきょく かんがえるわっ(9)』

『なりきったし、やりきった(母)』

時にパンツを探す、ねずみさんの気持ちになりきったり、時にクイズをだす司会者になりきって、読み聞かせをしました。こういう時は、女優になるしかなかとです。わたしゃ、九州のオンナです。

《おしまいの言葉》

しろくまのように、パンツを一緒に探してくれるような相棒がいると、心強いですよね。

どんな関係性でもいいんですが、例えばウチの娘は姉妹なんです。
もちろんケンカも、腹いっぱいするのですが、助け合いもたくさんあり。

中でも、お人形遊びなんてエンドレスで、よくもまぁ飽きないなぁと感心するばかりで。(あの1オクターブ高い口調はなんでなん?)

そういう風にして相棒がいると、人生が豊かになるんだなと、しみじみ感じます。

きっと、この物語のねずみさんはしろくまに、たくさんの感謝をし老後はこう言うことでしょう。

『しろくまさんや、ワシらはパンツを探し合った旧知の仲じゃ』ってね♫



☆彡コボシ老子より 

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