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《絵本レビュー》はじまるはじまり

こんばんわ!

今日は、よく泣きました(笑)
良い涙ですよ?
よく泣いた後、ベランダにでると愛着のあった鉢がバリンと割れて、横たわっていて...ゴーン。

時がとまりましたよね。もう一回言いますよ、時がとまりましたよね。

はぁ、まぁそういう運命だったんでしょう。
さっ、今宵もやっていきましょう!

レビューする絵本は、【はじまるはじまり】
です。

作者は、松村真依子さん。
初版は2020年8月です。


《ストーリーについて》

はじまるはじまり。

例えばそれは、たんぽぽの綿毛が飛ぶこと。
たまごの殻に、ヒビがはいること。
一歩を踏み出すこと....。

それは、まるで〝静と動〟。
やわらかい、優しい色彩と幻想的でありリアルな世界観へ誘ってくれる物語です。


《10コの好きなところ》

①カバーの絵と表紙の絵が違うところにサプライズ的な嬉しい気持ちになる。(しかも、一部分だけ銀刷りもうわっってなる!)

②題字のフォントも、文字から花が咲いたり、蝶が飛んだりと、すごくこだわって作られている。

③中の、文の印刷も絶妙で絵のテイストに合って、わざと色むらがあり、より世界観が引き立つ。

④とにかく、丁寧に大事に描かれた絵の数々に脱帽するし、思いが想いが伝わる。(線が細かい♡きゅん)

⑤色彩もすごく優しいし、グラデーションが本当に幻想的で美しい。

⑥文が短く、絵が細かい。細かいのに、伝わる画力や気持ちに魅力される。

⑦文がない、絵だけのページは一呼吸おけるから心地いい。文があるページはリズムがあってそれはそれで、結局心地いい。

⑧鳥が羽ばたく音や、帽子が飛ぶ風の音、海の音も聞こえてきそうな一瞬が描かれているところが素敵だなぁって思う。そこに永遠を感じる。

⑨本当に聞きたい時、考えたい時、感じたい時、願いたい時は、瞳をとじることを教えてくれる。

⑩最後は、はじまりはじめてのハッピーエンド。


《読み聞かせをしてみて》

娘たち(7.4)は、
『いろがとってもきれいねぇー』
『なんのたまごなの?ひよこがうまれるのっ????』
『めをさ、とじたらさうみのおともさ、きこえるよねっ。』
って言ってました。

わたしはですね、絵にうっとりしながら読み聞かせしてたんです。
文も、すごく短い理由が、その絵に詰まっている感じがして。

コトは違うのに、心理は一緒なんですよね。


《おしまいの言葉》

はじまるが、〝静〟なら
はじまりが、〝動〟であるんですが、

これは、逆でもあるなって思ってて、
例えば、生まれて死に向かうのと
死から生まれることみたいな感覚なんです。

あれ?アウェイ感だしてます?わたし(笑)

肉体があるから、五感で感じるしかないって感じなんですかね。

じゃあ、肉体がなかったら....。
なにが、はじまるのか.....。

☆彡


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